Rivals No More 「もはやライバルは消えた」
「うわー、すごくうれしい! アレ、すごく小さいな! 見てみて!」
「評価してくれますか?」
「もちろん! 完璧だ!」
「ここにいるあなたのお友達についていえば、男性の代名詞はちょっと古臭くなったかも」
「そう、そう! でも、彼女……文句言ってないか?」
「100パーセント文句なし。彼女は、ご主人様か女王様か、どちらか分かりませんが、そのお方が言うことを何でもするでしょう。質問もしなければ、ためらいも見せません。命じられた通りのことをするでしょう」
「完璧! ほんと完璧だ。 あなたのことを薦められたとき、ちょっと疑ったんだ。だが、今は? 今は、あなたがどうしてこんなに高評価を得ているのか分かるよ。それに、何よりも、あなたの仕事料金、本当の価値よりも低いと思う」
「ありがとうございます。あたしは誇りをもって仕事をしていますから。でも、もし気になさらないのでしたら、どうして彼女に女性化と調教をさせることにしたのか、お聞きしてもよいですか?」
「ええ、もちろん。まず、それには何も危害がないと踏んでる。基本的に、ここにいるラファエルは……そうだなあ、僕とラファエルは一種のライバルだったんだ。いや、それってちょっと自分に甘いかな。今なら、白状できる。あらゆる点で、彼の方が僕より優れていた。加えて、彼には親族のコネがあった。そんなの僕には夢に見ることしかできないものだった。その結果、昇進の機会があるといつも、彼がそれを獲得した。ああ、次の昇進の機会が来たら、すぐに応募するのに。でも……まあ、彼はゴールデンボーイだし。そう言えば、彼はちゃんと仕事をしてるのかな?」
「やってますよ」
「リモートワークで助かってるってわけか。ともあれ、彼が職場に戻ってきたとき、どうなるかを見るのが楽しみだな。頼んだ通り、彼の能力について低評価を伝えていてくれたかな?」
「もちろん。あなたから一言あれば、彼女は四苦八苦して、算数をいちから勉強しなおすでしょう」
「君は、このことを全然気にかけていないように見えるけど? 僕の場合は気になる。僕には理由があるからね。でも、君の場合は? 君は彼を知らなかった。なのに、何のためらいもなく、彼の人生を破壊してしまった」
「もう慣れてしまったんです。それに、私個人の思いですが、男性は全員、こういうふうになった方が幸せだろうと思ってるんです」
「僕も含めて?」
「特にあなたは。志願なさろうとしているのですか? 志願者プログラムに載せることができますよ? 精神的な変化は加えません。純粋に身体的な変化だけ……」
「いや、いや……僕は……これは……」
「そうおっしゃるなら。それでは、他に何もないようでしたら、お伝えしてある口座に電信で振り込んでください。支払いがなかった場合にどのような結果になるかについては、改めてご説明する必要はないですよね?」
「あ、ええ。大丈夫です。すぐに送金します」
「ありがとうございます。それでは、あなたの彼……ああ、昔のライバルさんを連れて帰って構いませんよ。お客様も、もし、女性化の希望をお持ちになられた場合には、私どものことを思い出していただければ幸いです」
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