Reality Show 「リアリティーショー」
「これならパスできるかも。たぶんね」
「たぶん? ビッキー、僕はもう何か月もこれにかかりっきりだったんだよ。君がくれた薬も飲んだし……」
「たぶん、これがうまくいくとしたら、例の薬を摂取したおかげでしょうね。でも、問題は、あなたの脚の間にあるモノ。それ、本当にちゃんとしまっておける? 起こりうる最悪の事態と言ったら、それが番組の途中でいきなり飛び出てくることなんだからね?」
「大丈夫。このまえ買ったギャフ(参考:http://ashediamonds.blog.2nt.com/blog-entry-317.html)がうまくいってるよ。時々、あそこがすごく滑らかになっているのを感じて、気持ち悪いなあって思うほど」
「それでも、ちゃんと注意してなくちゃダメよ。ひとつでも間違ったことをやったら、番組スタッフは疑い始めちゃうんだから。いったん、あなたが、あなたの妹じゃないと疑われたら、その後は……」
「分かってる。それに忘れないでほしいけど、これは僕のせいじゃないんだからね。どこかのバカな金持ちと姿をくらましたのは、僕じゃない。僕は何とか手助けしようとしてるんだ。そのことは忘れないでほしいよ」
「実際、あなたは本当に助けになってるわ。本当に。こんなことをしなくちゃいけないこと、あたしも本当にイヤなの。でも、このコンペはこんなものなわけだし、しかも、あれほどの賞金なわけでしょ? だから、あたしたち、絶対ミスをするわけにはいかないのよ」
「それも分かってるよ。だからこそ、僕も手助けすることにしたんだから」
「200万ドルだもの。その額、人生が変わるほどのおカネだわ」
「確かにおカネの額もあるよ。いい? 僕は真剣に取り組んでる。そこは、いい? 完全に真剣に。勝つためなら何でもするつもり。だから、妹のふりをして君と一緒にリアリティショーに出るなんてことに乗ったんだから」
「よろしい。まさに聞きたかった言葉だわ。さあ、残された時間は2週間。あなたには、もっとちゃんと女性っぽく動けるか確認しておきたいわねえ」
「いいよ。でも、ちょっと、これだけは確認しておきたいんだけど、今回のが終わったら、すぐに、僕は元の僕に戻るからね?」
「本当にそれを望んでいるんならね。もちろん、あたしはあなたを止めたりしないわ」
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