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淫乱ママ 第13章 (10) 


「ありがとう。みんな、ありがとう!」 レイブンはそう叫んで、お客さんたちを静かにさせた。


ようやく、みんな落ち着いて、レイブンが何をするか見守った。


確かに、目を引き付けるところがいっぱいあった。レイブンがお客さんの方を向くと、あたしには彼女の後姿が見える。後ろから見ると、ほとんど素っ裸に見える。お尻を見ると、ビキニのパンティは割れ目に食い込んでいて全然見えない。かなめのところから上へ見ていくと、腰のところまできてやっと姿を見せる。紐みたいなのが、腰回りをめぐっている別の細紐とつながってる。それにしても、なんて素敵なお尻なの! なんて素敵な恰好なの!


知らない人の前でこんな姿になるなんて、あたしには絶対できないと思ったけど、よく考えてみれば、彼女はストリッパーだし、あたしはそうじゃない。レイブンはこういう格好で人前に出るのに慣れているのよ。それが彼女の仕事なわけだし。


「ほんとうにありがとう。もし、あたしのカラダをもっと見たかったら、今夜、シティリミッツに来て! 来てくれたら、マジで、あたしの何もかも、見ることができるはずよ」 


そう言ってレイブンは笑った。そしてお客さんたちも一斉に歓声を上げた。女のお客さんたちも。


ということは、レイブンはもうマックスのお店を辞めたんだ。彼女は前はマックスで働いていて、あの個室であたしがフランクにレイプされそうになった時、彼女はそれをアダムに伝えてくれたのだった。


そのこと、誰も知らないはず。アダムがあたしをあたしの車まで送ってくれる時に教えてくれたんだけど、まさか、それが原因でレイブンはマックスの店をクビになったの? あの事件のせいで彼女はお店を変えたわけ?


アダムは、あたしを救うときに、フランクの腕を引っ張って彼を壁に投げ飛ばした。そのせいでアダムはクビになってしまったんだけど、でも、あの夜、レイブンがあたしを救ってくれたということは誰も知らないはず。もしチャンスがあったら、レイブンにあの夜のことについて訊いてみようと思った。




[2023/03/22] 淫乱ママ 第13章 | トラックバック(-) | CM(0)

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