Breast Man 「おっぱい男」
「どうしたの? なんでそんな浮かない顔してるの?」
「あ……いや……別に何でもないよ」
「何でもなくはないわ、サム。なんかあるなら、言って? ふたりで取り決めてから3か月になったばかり。だから、あたしたちがダメになってしまう前に、どんなことでも打ち明けなくちゃ。だから、言って。話すだけなら何もまずいことはないでしょ?」
「ああ、分かったよ。ちょっと……これって……僕が思ってたのとは違うなあって」
「どんな点で?」
「これのせいで、何もかも前より難しくなってるんだ。背中が痛くて。ひどい痛みなんだ。僕は23歳だけど……この年末までにはどんなふうになってると思う?」
「それについては、ふたりで始めたときに話したでしょ? そんなわけで、あたしは、そもそも、それ、もっと小さくしたらいいと思ったの。忘れた? でも、あなた、あの時どんなことを言った? 胸のサイズを小さくするなんて、神様に平手打ちをするようなものだって言ったわよね? あたしの記憶が正しければ、あなた、そのことについてはずいぶんムキになっていたと思うけど?」
「分かってるよ。それに、僕は……この胸でいいかもと思ってるよ。もし背中の痛みをなんとかできたらね。でも、もう一つの問題があって、それさえなければと思ってるんだよ。どこに行っても、他人にじろじろ見られるんだよ。女の人にも見つめられる。……自分が、歩くおっぱいになってしまったような感じなんだよ」
「あたしたちの世界へようこそ」
「そればかりじゃなくて、これ、いつも、邪魔ばっかりするんだ。ランニングすると、胸があっちこっちに揺れまくってしまうので、今はもう、ランニングに出ることもできないよ。それに、ものすごく痛いんだよ! 僕は……もうどうしたらよいか分からない……」
「まあ、あなたはいつでもあきらめていいし、普通の状態にいつでも戻れるわ。あたしは胸を小さくする手術を受けるつもりだし、あなたはあなたで男に戻ればいいわ。別にそれでもいいと思ってるの。ただ、あたしが自分の体に何をしようと、『おっぱい男』のあなたは問いただすべきじゃないということだけ認めてくれればいいだけ」
「僕は……別に……なんとかできるよ。ただ……ちょっと気持ちを吐き出していただけ。今は大丈夫。大したことじゃないよ」
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