気絶していたと思います。
気がつくと、目の前にチレルの顔がありました。ロバートはカメラを持っていました。私は仰向けになっていて、チレルは私に打ち込みを続けているところでした。
ふと、自分はこれまで夫以外の人とセックスしたことがないことが頭に浮かびました。その私は、今、たった1日のうちに、他の男に2回目のセックスをされている。しかも相手にした男は別々の男。2人とも逞しい体をした黒人。
私は再び全身を打ち砕くようなオルガスムに達し、声を出すまいと下唇を噛みました。先にロバートが放出したものに、新たに、チレルも放出して加え、私の中を満たしたのです。
もうひとつ問題がありました。私は避妊していなかったのです。なのにこの2人は私の中に出してしまった。
私はどうなってしまうの? 職場の人は、事実を知ったら私のことをどう思うだろう? 私が通っている教会は私のことを考えてくれるだろうか? ああ、神様・・・夫や子供たちは私のことをどう思うだろう?
そんな私の思案をチレルは乱暴に中断しました。ペニスを私の口に突き入れてきたのです。
「舐めてきれいにしろよ、奥さん。淫乱女なら誰でもそうするぜ。奥さん、淫乱なんだろ?」
チレルは、ペニスばかりでなく、睾丸や肛門までも私に舐めさせました。
「シャワーを浴びて、体をきれいにするんだな。その後で、俺の部屋に来い。お楽しみの続きをしようや。ハハハ」
2人が出て行った後、私はバスタブに入り、声をあげて泣きました。こんなに情けなく、不安な気持になったことはありませんでした。でも、それと同時に、彼らにレイプされて感じてしまったこと、そして、これまでの人生で最高のセックスをしたことも認めている自分がいました。頭が混乱して、どうしたらよいか分からなくなっていました。
私は着替えをした後、妹のところに電話をしました。妹は、私が信頼できる唯一の人です。むやみに判断したりせずに私の話しを聞いてくれそうなのは、妹しかいませんでした。
つづく