まずは足から始めた。ドニーの足は小さくて繊細な印象だった。僕は決して足フェチではないのだが、彼女のような足を愛さずにはいられない男はいないと断言できる。
土踏まずを舐め、それから足の指を吸った。一本ずつ丁寧に吸った。それから、かかとからふくらはぎを登りつつ、舌を走らせる。途中、キスをしたり舐めたりを続けた。膝まで来たら、膝の後ろをペロペロ舐めた。
ここから先は、インディアンの領地だ。注意して進まねば。太ももの内側をゆっくりと舐め上げていく。そうやって、徐々に彼女のセクシーな聖地へと近づいた。彼女の匂いがしてくる。彼女のあそこは、すでに濡れていて僕を待っている。
いや、まだダメだ。僕はまだ正面から攻撃する準備が出来ていない。もう一方の脚に移り、あの柔らかく滑らかな美脚に同じ愛撫をしてあげた。我ながら、なかなか巧みだ。僕はこれで生計を立てられるかもしれない。
そして僕はようやくドニーのあそこに取りかかった。最初はソフトに始めた。ドニーの顔を見ると、切なげに待ち望んでいるのが分かる。僕は顔を降ろし、あそこの唇にキスをした。すると、顔についてる別の唇から、ああーんと小さな喘ぎ声が漏れた。
「ドニー? これまで何人の男にこれをしてもらったんだい?」
ドニーは頭を振った。
「ひっ、ひとりも!」
しゃべるのがちょっと難しそうにしている。うむ、これは、面白くなりそうだ。
舌を蛇のようにして、陰唇をなぞり始めた。左右の唇が合わさってる下のところから、上の合わさるところへとなぞり続ける。指では女陰とアヌスの間の肌をいじり続けた。僕は、ここをこうすると、確実に、どの女性も狂い悶えることになることを前から知っていた。指でこれをしながら、同時に陰唇を舐め続ければ、悶え狂わせる効果が二倍になる。そうなれば、後は順調に軌道に乗れるだろう。
ドニーの両脚を持ち上げ、両膝が胸につくくらいにさせた。多分、僕の顔は彼女の顔から45センチくらいしか離れていない。これなら、ドニーは、リングサイドの席から僕の試合を見ることができる。
陰唇を舐め吸いしながら、指を一本、そしてもう一本、彼女の濡れた肉穴に差し込んだ。中が熱い。ドニーはよがり声をあげ始めた。僕の顔に股間を押し上げてくる。
ドニーはおしゃべりタイプだった。これには驚いた。というのも、ディ・ディは僕がクンニリングスをしてる間、ほとんどしゃべらなかったから。
「やって、アンドリュー! 私を食べて! ああ、すごいわ… お願い、いかせて… やめないで、お願い… ああ、いかせて! お願い、いきたいの。あなたが欲しいの。いかせて! ああ、お願い! お願いぃぃ!!」
こういうふうに言われて僕はご機嫌だった。ご機嫌すぎて、今夜はドニーに拷問をかけるなんてできない気分だった。拷問にしては、ドニーは喜びすぎている。僕は、拷問をもっと特別な感じにしたかった。まあ、ドニーに拷問をかけるのは別の日にしよう。今夜は彼女を喜ばすことに専念だ。
「ドニー? 僕の舌を入れられて感じてる? クリトリスを吸われるの好き? 気持ちいい? ああ、絶対、気持ちいいはずだよ。僕のために、いって。君がいくところを見たいんだ」
僕は指に力を入れて出し入れした。指先で彼女のGスポットを見つけ出し、そこをこすり始めた。唇でクリトリスを挟んで、吸いつけ、舌先で愛撫した。優しい愛撫だけど、しっかりと丹念に舌を使った。そうしながら、僕は彼女の顔を見た。彼女も僕を見ていて、二人は目があった。
その時だった。ドニーが、突然、叫び始めた。
「ああ、いくっ! いくっ! いい、すごくいい! ああっ、やめないで! ああぁぁぁ!!」
ドニーの腰がぐいぐいうねり、僕の顔を叩かんばかりになった。僕は、荒馬を乗りこなすカウボーイのように馬にしがみつき、彼女がオーガズムに達している間、必死で唇を離すまいと頑張った。
その間、僕はずっとドニーのクリトリスを吸い続けた。ドニーは、第一波が砕けた後も、急速に次の波へと向かっていった。あたりじゅう、ドニーが振りまいた愛液でびしょびしょだった。それに彼女の顔… まさに激しい欲情そのものの顔。本当に美しい… やがて、二回目のオーガズムがドニーを襲った。全身がキュウーッと硬直し、その後、ぶるぶると震えだす。
やがて、ドニーの身体から力が抜け、がっくりとベッドに崩れた。はあはあと荒い息だった。肺に酸素を取り込もうとしてるのだろう。泣いてるようでもあり、何か分からないことをつぶやいてる。
僕は彼女のところに這い上がり、両腕で抱き、優しくなだめた。
「大丈夫だよ、ドニー。大丈夫… 休むんだ… ゆったりして…」
ドニーも両腕を僕の首に巻きつけ、僕にキスを始めた。頬、唇、そして口の中に。
「ありがとう、アンドリュー。ほんとうに、ありがとう! こんなの想像もしてなかったわ。ああ、すごかった。 よく死ななかったと思う。信じられない。あれ、一体、どこで覚えたの? ありがとう」
「で、僕は君に何も質問しなかったんだよ。それは知っててね?」
「でも、あまり関係ないわ。どっちにせよ、まともに答えられなかったと思うから。今でも、まだ呼吸が普通じゃないんだから」
「じゃあ、今から、君たちの秘密を話してくれる?」
ドニーは頭を振った。その仕草も美しい。呼吸は元通りに戻り始めていたけど、まだ、少し苦しそうだった。首や胸元の肌には、激しい興奮のせいで赤い点々ができていた。