「ジャッキー」 第1章 Jackie Pt. 01 by Scribler
http://www.literotica.com/stories/showstory.php?id=290463&page=1
僕は妻があの家に入っていくのを見ていた。そこは、僕たちが住んでる地区より、貧しい人が住む地区だった。家の前を見ると、そこに駐車してるピックアップ・トラックは、前にも何度か見たことがあるのに気づいた。あの車、僕たちが結婚する前、妻が住んでいた通りに止まっているのを何度か見かけたことがある。
あの車、買ったばかりの頃は白かったはず。だが今は泥だらけで、横にはいくつもへこみができていた。建設関係のトラックなのだろう。屋根の上には梯子が置かれてる。車体に「ロングズ建設」と書かれてるから、僕の推測は正しいようだ。
妻がその家に入っていくすきに、僕はこっそりと隣の家との間の通路を進んだ。窓を探していた。家の中で何が起きるのかを見たかったからだ。僕は、妻が浮気をしてるのではないかと疑ってた。それは間違いであって欲しいと思っていたし、そう願っていた。
覗き込んだ二つ目の窓は、寝室の窓だった。キングサイズのマットレスが床にじかに敷かれている。寝室にはそれだけで、家具と言えるのはほとんどなかった。妻が逢おうとしてる男は、そんな部屋の状態にも、衣類にもまったく関心がないようだ。
数秒後、僕の疑いが確証されてしまった。180センチは軽く超える身長で、アメフトのラインバッカーを思わせる体格の男が、妻を寝室に引っ張りこむのを見た。
男は妻を床に座らせた。妻が仁王立ちしてる男のジーンズに手を伸ばし、チャックを降ろすのを僕は恐怖におびえながら見続けた。何秒か後、妻が男のペニスを引っ張りだし、口に咥えた。長く太いペニスだった。
結婚してまだ半年の僕の妻。それが僕の3倍近くはあるペニスを舐めしゃぶっている。
僕は妻と出会ったころのことを思い出していた。
第1章
大学卒業後、ロースクールに進んだ僕は、学費が足りなかったので、市の大きな法律事務所でバイトをすることした。仕事は調査関係で、賃金もまあまあと言えた。決して多額とは言えなかったが、学費ローンの返済と、多少の生活費には充分だった。
僕の仕事は、法律士たちが扱っている訴訟に関して、その判例を示してるか、それに関係ありそうな訴訟を探す仕事だった。僕が働いていた部局には12名の調査助手がいる。その12名で事務所に雇われている22名の助手法律士の手助けをするのである。他に、8名の准法律士がいて、その人たちのために働く8名の副調査士がいる。さらには、5名の正規法律士がいて、その人たちの手助けをする5名の上級調査士がいる。残念なことに僕は12名の調査助手の一人だ。ということは、階層の最下層にいるということだ。
前にも言ったように、収入はまあまあと言える。ただ、副調査士になればもっと収入は良くなるし、上級調査士になれば、さらにもっと増える。だから、できるだけ目立とうと、僕は与えられた仕事のひとつひとつを精いっぱい頑張った。それに、他の人を出し抜くには、事務所内の人間関係もうまく操る必要があった。そして、その点こそ、僕が問題を抱えたところだったのである。
僕の直接の上司は、50代後半の女性だった。その人は、誰が誰の助手となるかを割り振る仕事をしていた。長髪を禁止するとの指示はどこにもないのだが、彼女は、僕が髪の毛を長く伸ばしているのを好まなかったのである。他の人のように髪を短くするなんて、小さなことじゃないかと思われるのは知っている。でも、僕はそれが嫌だった。