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寝取られの輪 2 (16) 

ブルースは、小さな椅子に座ることにようやく慣れたかと思ったとたん、ドアが開く音を聞いた。素早く視線を落とし、出てくる人が誰であれ、その人を見ないようにした。できれば無視してくれるとありがたい。

だが、そうは運は良くなかった。

「ブルース? あなたなの?」

ブルースはすぐに声の持ち主が分かった。親友の妻、サラである。最近、サラと会っても居心地が悪い気がしていたブルースであったが、この時ほど気まずく感じたことはなかった。

「はい、奥様」 床に視線を落としているブルースの視野に二人の足が入ってきた。

「で、楽しんでる? 大丈夫?」

「はい、奥様」

「リンダに会えないかもしれないので、彼女によろしく言っといてね。それに、あの部屋の後片付けもした方がいいわね。ちょっと、散らかしちゃったとおもうから」

「はい、奥様。そうします」

「いい子ね」 とサラは言い、相手の男と一緒に立ち去った。

ブルースは、二人が視界から消えたと確認するとすぐにクローゼットに行き、新しいシーツ類とタオルを取り出した。二人が出てきた部屋に入ったが、明らかにセックスをした匂いが立ち込めていた。そこでドアを開けっ放しにし、天井にある扇風機を回して空気を入れ替えることにした。

ベッドは完全にめちゃくちゃになっていた。掛け布は床に落ちていた。下のシーツはぴっちりとマットレスを覆い、位置は変わっていなかったが、前面に無数の濡れた染みがついていた。上下のシーツを取り換え、さらにタオルを取り換えた。

その時だった。ブルースは聞き覚えのある声を耳にしたのだった。隣の寝室と隔てている壁を通して、妻の声が聞こえてきたのである。

「あっ、あっ、あっ… な、なんて! ああ、素敵… やめないで! ああん! あっ、あっ、あっ… い、いくう… いく、いくぅ…」

ブルースはショックを受けると同時に、恥ずかしさも感じた。自分が、妻の秘密を盗み聞きしているように感じたのである。彼は汚れたグラスと空になったシャンパンのビンを手に部屋を出た。

その隣の寝室では、リンダは仰向けになっていた。彼女の横にはマイクが横向きになって彼女を向いていた。マイクは片手をリンダの股間にあて、しきりと動かしいていた。同時に乳房にキスをし、勃起した乳首を吸っていた。

一方のリンダは、知ってる中でも最も巨大なペニスを握り、しごいていた。だが、男の指にオーガズムに導かれていく。やがてリンダは身体をガクガク震わせ、頭の中が真っ白になりそうなオーガズムに達した。

リンダの身体がぐっとせり上がり、そのまま硬直した。二人とも動きが止まり、ハアハアという彼女の荒い息づかい以外、何も聞こえなくなる。

その後、少し落ち着いたところでマイクが訊いた。

「お前がいま握ってるヤツ、しゃぶってみるか?」

リンダは一度言われただけで充分だった。いそいそと、大開きになってるマイクの脚の間に移動し、そこに正座し、頭を下げた。…たった数分前に私を貫いたばかりだというのに、もうこんなに固くなっている。すごく太くて、長い… リンダは感謝の気持ちを表すかのように、心をこめて舐めはじめた。

最初は、血管が浮き出た肉棒を根元から先端まで舐め上げ、それを何度か繰り返した。

「そうだ、うまいぞ! さすがスケベなだけある。今度はタマだ!」

リンダは、ふんふんと鼻を鳴らしながらマイクの持ち物の根元へと顔を沈め、巨大な球体のひとつを舐めはじめた。マイクはリンダの頭を片手でがっちり押さえていた。リンダは球体を口に含み、舌で丹念に愛情をこめて撫でまわした。それをもう一つの球体にも繰り返す。

「また、こいつを入れて欲しいか?」

「ええ! お願い! また、やって! 深く、つよく!」

「よし、いいだろう… 俺は仰向けに寝てるから、お前が上に乗れ」



[2010/04/07] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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