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寝取られの輪 2 (17:終) 

リンダは身体を起こし、マイクの胴体にまたがった。片手で黒棒を握り、マッシュルーム状の頭部が濡れた陰部に触れるまで、身体を降ろしていった。それから恐る恐る身体を押し下げ、頭部を中に入れた。

「ああ、すごい! うぅっ! 私、もう、いきそうになってる!」

亀頭を入れただけで、リンダはすでに軽いオーガズムに達していた。

そのオーガズムから落ち着くと、彼女はゆっくりと身体を上げては沈める動きを始めた。動くたびに、マイクの勃起を少しずつ奥へと取りこんでいった。

間もなく、リンダは陰唇が限界まで広げられ、張りつめているのを感じた。だが股間を覗くと、まだ半分しか入っていない。信じられない思いだった。苦痛を感じていたが、これではまだ十分ではない。辛いけど、今度はぜんぶ私の中に入れるの。小さく上下の動きを繰り返して奥へ奥へと取り込みながら、リンダは、どういうわけか、ひとりでに涙があふれてくるのを感じた。苦痛からなのか、それとも喜びからなのか… リンダは啜り泣きながら、全体重をかけてマイクの身体に股間を思い切り沈めた。

「ああ…! やって! 深くやって! 愛してるわ! 愛してる! もっと強くして。うっ! うっ…! うっ…ああっ!」

ブルースが隣の部屋に作業に戻ってきたのは、まさにこの時だった。彼は、妻が男に愛していると叫ぶ声を聞き、屈辱と羞恥に顔を赤らめた。リンダは俺とのときには、一度もこんなふうになったことはない。ブルースは、愛し合うリンダと男の姿を見てるわけでもないのだが、この男が完全に別のクラスに属する男だと分かった。悔しさと畏敬の念が混じった感情に襲われた。そして、リンダのことを羨ましいとすら感じた。妻は、自分には想像しかできない何かを、いま体験しているのだ。

やがてブルースは仕事を終え、廊下にあるシーツ係の椅子に戻ったが、それから間もなくして、妻の声が聞こえ、妻たちがいた部屋のドアが開くのを見た。ブルースは素早く目を落とした。リンダの足すら見えないように、ましてや顔など見ないように、床を見つめた。

カップルを見ることでプライバシーを侵害することは避けなければならない。ブルースはこのクラブには新入りかもしれないが、すでにクラブの規則を破らないようにと神経質になっていたのである。

できれば、リンダとその連れに、陰に潜む自分のことを気づかれないようにとブルースは願った。それが彼の最大の望みだった。呼吸すら止めて、まったく見えない存在になってると願った。だが、そうはならなかったのである。

「ブルース? あなたなの?」 とリンダの声。

「あ… はい、奥様」 とブルースは呟いた。

妻の足音が近づいてくるのが聞こえた。頭をいっそう低くし、視線を横に向け、自分は決して二人を見ていないと示そうとした。

「これがお前の?」 と太い男の声がした。

「ええ。信じられるかどうか分からないけど、そう、私の夫。そうよね? ブルース?」

「はい、奥様」

「すべては順調?」

「はい、奥様。すべて順調です」

「良かった、良かった」 とリンダは微笑んだ。

ブルースにとって、リンダが笑みを浮かべたのを見なかったことは、幸いだったと言える。それに、ブルースが自分の役割をこれほど完璧に受け入れているのを見て、リンダが非常に感心しているのを見なかったことも幸いだった。

リンダは、夫が、自ら進んでかどうかは別として、これほど急速に変化を見せたことを知って、全身に何か暖かいものが満ちるのを感じた。そして、隣に立つ逞しいマイクにしなだれかかり、手で彼の盛り上がった臀部をさすった。

リンダは、どうしてなのか彼女自身はっきりとは分からなかったが、こういう状況で、夫をもっとあおってやりたいという気持ちになっていた。

「私たちがいた部屋を片付けるの? 今すぐ?」

「あっ、はい、奥様。お片づけいたします」 ブルースは、自分の意に反して、元気な声で答えた。彼はそんな自分を変に思った。

「じゃあ、しっかり仕事をしてね。分かった?」

「はい、奥様。お約束します」

「それがいいわね。あら、マナーはどこに行ってしまったのかしら? マイクにこんにちはと言いなさい」

「こんにちは、ご主人様」

「それだけ?」 とリンダはからかった。

「いいえ、奥様。ご主人様、私は、ご主人様がお使いになったお部屋の担当ができて嬉しく思っていると伝えたかっただけです」

「ほう、いい子だ。お前はこのクラブでうまくやっていけると思うぜ」

「ありがとうございます、ご主人様」

その後、リンダとマイクは何も言わず、侮辱された夫を残して、歩き去った。ブルースにとっては、失態を演じたりせず、与えられた役割を適切に演じることができてよかったと、大きな安心感を感じていた。もし、適切にふるまわなかったら一体どうなっていたことやら。ブルースは、そんなことを考えるのもおぞましいと思った。

つづく



[2010/04/13] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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