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無垢の人質 第8章 (10) 


イサベラは、あッと声をあげた。レオンが彼女の肩紐を下げ、両腕を体側にくくりつけられる形にされたからだ。

レオンは、イサベラの赤毛の髪を指に絡め、彼女の顔を上向きに傾けながら、自分の唇に近づけた。イサベラは、唇を塞がれ、情熱的であると同時にわがままなキスをされ、身をくねらせた。レオンの舌は彼女の舌を捉え、絡みついてくる。

イサベラは、その小さな手を上げ、レオンの両肩にしがみついた。押しの強いキスをされ、頭の後ろを壁に押し付けられるのを感じる。やがて、イサベラはキスに没頭し、知らぬ間に両脚をレオンの太ももに絡ませ、包み込むようにしていた。

「それでもお前は俺を拒んでいる。お前の秘密をすべて俺に明かすのを拒み続けている…」 レオンは名残惜しそうにイサベラの唇から離れ、彼女を見つめながら呟いた。「…何かしらの方法で、俺がお前からその秘密を引きだしてしまうのを知ってるにもかかわらず…」

「ひ、秘密って……どんな?」 

イサベラは、レオンの両手がクリームのように滑らかな太ももを這い上がってくるのを感じ、気もそぞろになりながら、呟いた。いつの間にか、脚の間にズキンズキンと疼きが始まっている。これからレオンは私に何をするつもりなの? それを思っただけで、身体が小さく震えた。

「何だと思う?」 

レオンはそう呟きながら、少しイサベラから離れ、下方へ視線を向けた。その部分では、湿り気を帯びた赤い縮れ毛が、ミルクのように白い肌と見事なコントラストを見せている。白い太ももを覆っているストッキングと、その上に顔をのぞかせている柔らかそうな生肌。その魅惑的な姿に、レオンは思わずうなり声を上げ、彼女の前にひざまずいた。

イサベラは、ひざまずくレオンを前に、わなわなと震えていた。両手で太ももを左右に広げられ、強い視線でそこを見つめられるのを感じた。彼の指が濡れた谷間をたどり、軽く、焦らすような動きで、ぷっくり膨らんだピンク色の唇を前後に擦られるのを感じた。官能による震えが背筋を走り上がってくるのを感じる。

「レオン…… お願い……」

イサベラは、無意識的に愛撫を求めて自分から腰をレオンの手に押し付け始めていた。彼の指が膨らんだ両唇を左右に開き、熟れたピンク色の肉襞をあらわにするのを感じ、彼女は背を反らして、のけぞった。熱い息を吹きかけられ、さらに肉がとろけ始める。びりびりと震えが背筋をかけのぼってくる。

「俺の知りたいことを言うんだ…」

レオンは指で濡れた花弁を探りながら、顔を上げ、燃えるような視線でイサベラの瞳を見つめた。その部分を焦らし、擦り、優しくつねりながら。

「分からないわ。何を聞きたいの?」 イサベラは本当に分からず、声をあげた。長い指が中に忍び込んでくるのを感じ、また、熱い溜息をつく。「ああっ…… 何を聞きたいのか、教えて…」

レオンは、笑いながら、狭い肉鞘の中を指でかき回し、親指で小さな突起をいじった。イサベラは、彼の指に操られるように身体をくねらせた。息づかいが乱れ、不規則な短い喘ぎに変わっていく。

「俺が言えることではないんだよ。お前だけが俺に言えることなんだ」

イサベラは、どうしてよいか分からず、答えを求めて、ただレオンを見おろすだけだった。



[2010/08/23] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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