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ジャッキー 第4章 (8:終) 


アンジーと僕はベッドに入った。僕は仰向けに横たわり、彼女は僕の胸に頭を乗せた。アンジーが、サテンのキャミソールの上から僕の胸やお腹を撫でるのを感じた。しばらくすると彼女が言った。

「もう、あの噂は間違いだって分かってると思うけど、どう?」

「噂って?」 僕は何の話か分からず、訊き直した。

アンジーは僕の左の乳首を軽くつねった。

「私が男嫌いだっていう噂…」

「それなら、君と資料室で出会った日から分かっていたよ。本当なんかじゃないって。でも、もうひとつの噂も間違いだというのは今日まで知らなかったけどね」 と僕はアンジーの肩を抱き寄せながら言った。

「うふふ… 私がレスビアンだという噂のことね? まあ、でも、それは半分ほんとうかもしれないわ」

僕はそれを聞いてびっくりし、跳ね起きそうになった。

「半分ほんとうかもって、どういうこと?」

アンジーは秘密を打ち明けるような声で話し始めた。

「うーん… あのね… 私、本当は、男性も女性も好きなの。これまでも女性と付き合ったことがあるし、とても楽しんだことは事実。もちろん男性とも付き合ったわ。あなたのような、まさに私の好みの男性と。それもやっぱりとても楽しんできたわ。男性と女性、どちらかを選ばなければいけないとしたら、男性を選ぶわね。優しくて思いやりがあって、自分の繊細な内面を怖がらずに打ち明けられるような男性を…」

アンジーが他の女性と性的な関係にあったと聞いて、僕は耳をそばだてた。二人の女が愛し合うイメージで興奮しない男は少ないはずだ。それに、彼女が、僕を好きなタイプの男性に含めていると言ったところでも、僕は耳をそばだてた。

「つまり、僕のことをそういう男性と見てくれているということ?」

「もちろんよ。あなたは、とても思いやりがあって気が利く男性。とても優しく愛してくれたわ。でも、欠点も少しあるわね。例えば、着る物についてのこだわりとか。ほら、さっき、私の下着を着るとき、とても動揺したでしょう? 単に隠すべきところを隠すための布切れにすぎないのに。単に、布地の材質が違うだけなのに、変だわ」

「確かにそうかもしれないけど、でも、これは女性のための下着なんだから仕方ないよ。君にナヨナヨした男に見られたくないからだったんだ」

アンジーは僕の頬にキスをした。

「あなたのこと、ナヨナヨした男だなんて絶対思わないわ。だから、私の前でマッチョ男のように振舞わなければいけないなんて思わないで。私は、あなたの繊細な側面に惹かれたの。それに、正直言うと、あなたが私のパンティを履いているのを思うと、すごく興奮しているのよ」

「本当? でも、どうして僕が君のパンティを履いていると興奮するの?」

アンジーはいきなり僕にキスしてきた。情熱的なディープキスだった。

「分からないわ… 私が女性にも気があることと関係があるのかもしれないし、あなたが履いているのが私のパンティだからかもしれない。でも、確かなことは、今この時も、私のあそこがすごく濡れていること。あなたが私に下着を履かせさせてくれた時から、ずっと濡れっぱなしになってるの」

アンジーは嘘をついてるわけではないことを証明するように、僕の手を取って彼女の下着の中に導き入れた。彼女の柔らかな部分に触れたとたん、彼女が信じられないほど濡れていることを知った。クリトリスに触れると、そこもすっかり固くなっていた。触れたとたん、アンジーは、悩ましい溜息を漏らした。

僕がクリトリスや陰唇を指でいじり始めると、アンジーは僕の手を離し、僕の股間に手を伸ばしてきた。僕の履いているサテンのパンティの上から優しく撫ではじめる。僕は、自分がすでに勃起しているのを知り、我ながら驚いた。

アンジーは僕のペニスを擦り、僕は彼女のクリトリスを撫で続けた。僕と彼女のどちらが大きな声をあげていたか、あまりはっきりしない。だが、最初に身体を震わせ始めたのはアンジーの方だった。

彼女は、僕の指に急速に頂点に達してしまった。だが、僕は一回だけでやめるつもりはなかった。彼女がいちど達した後も、僕は続け、やがて二人とも、悩ましい声を上げていた。その声が途切れるのは、甘くキスし合う時だけだった。

アンジーは3回か4回は、頂点に達したと思う。そしてようやく僕も限界に達する時が来た。アンジーに擦られながら、僕はオーガズムに達し、全身を震わせながら、パンティの中に噴射した。

彼女は最後の一滴まで搾るようにしてしごいた後、ゆっくりと手の動きを緩め、やがて終わった。それから僕の顔を引き寄せ、キスをした。僕の顔にあてがった彼女の手は濡れていた。彼女の指に僕の放った精液がついていた。

長い心のこもったキスの後、アンジーが言った。

「ほらね、パンティを履くと素敵なことが起きるでしょう? でも、今は、ちょっと身体をきれいにしなきゃいけないわね。それに代わりに履くパンティを持ってこなくちゃ」

僕は浴室に行きシャワーを浴び、身体をさっぱりさせた。寝室に戻ると、アンジーはベッドに座っていた。手には、黄色のレース模様がついたパンティを持っていた。それもサテンの布地だった。

さっきまで僕が履いていた白いパンティは無地のものだった。サテンの布地であったものの、この新しい下着ほど女性っぽいモノではなかった。この新しい下着は、それこそ、見るからにおんなオンナしたものだった。股のところが切れあがっていて、縁に小さなレース模様が施してある。アンジーが履いているのと同じように、恥丘を覆う部分もレース模様になっていた。

僕は無意識のうちにそれを履く姿勢になっていたのだと思う。気がついたら、アンジーに履かされていた。

僕がパンティを履くと、アンジーは、キャミソールの方も交換し、そのパンティにマッチした黄色のキャミソールを出してきた。その二つはセットになっているので、そろえて着ないとダメなの、とアンジーは僕に言った。

言われたとおり、それを着て、僕は彼女と部屋のろうそくを吹き消した。そして再びベッドにもぐりこみ、二人、身体を寄せ合った。それから何分も経たないうちに僕は安らかな気持ちで眠りに落ちていた。

つづく


[2010/11/16] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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