リンダはゆっくりとスカートをめくりあげた。今夜のために新たに買ったお揃いのパンティとガーターベルトが露出する。ブルースは、催眠術に掛けられたように立ちつくし、想像できるうちで最大級にセクシーな彼女の姿に目を釘付けにした。
「もっと近くから見たい?」 リンダは焦らして言った。
「うっ…は、はい、奥様… でも、その…本当にそうしてもよろしいのならですが…」
「ひざまずきなさい!」
ブルースはためらいもせず、自分の妻の前にひざまずいた。彼女のパンティを見つめたまま、決して視線を外さない。
「もっと顔を近づけて、よく見なさいよ」
ブルースは前のめりになり、顔がリンダの股間から何センチも離れていないところまで近づけた。その部分を唇で触れたいという衝動が湧いてくる。ほとんど抑えきれないほど。だがブルースは自分の分をわきまえていた。それに、そんなことをしたら、リンダはリロイに告げることになるだろう。そうなったら… いや、そんなことは考えたくもない。
「パンティを降ろして私にキスしたい?」
「ほ、本当にですか、奥様?」 ブルースは信じられなさそうに言った。
「どうなの? あなた次第よ?」
ブルースはこの種の決定をすることに慣れていなかった。慎重に判断した方が良さそうだと思った。
「どうする?」
「わ、私は… 是非そうしたい… ですが、それは良い行いではないでしょう。今夜は、奥様のその部分を見て触れることができる最初の人はリロイ様であるべきですから」
「その通りね。大変よろしい! でも私の新しい靴にキスをすることなら、リロイも気にしないと思うわ。私たちだけの小さな秘密にしてあげるから」
「靴にですか、奥様?」
「私がそう言ってるのだから、そうしなさいと言ってるのよ。靴を磨くことになるんだから、かまわないわ」
ブルースは顔を床面に近づけた。リンダの靴は、黒い光沢のハイヒールで、つま先部分が尖っている。彼はその片方の靴のつま先にうやうやしく唇を押し付けた。
「ええ? こんな感じだったの?」 リンダはがっかりした様子で訊いた。「リロイの靴にキスをした時も、今みたいだったの?」
「あッ…いいえ、奥様。リロイ様は私に…その…」
「ぶつぶつ口ごもるのはやめなさい。リロイの靴にどういうふうにキスしたか行動で示せばいいのよ!」
ブルースは再び顔を靴に近づけ、唇全面と舌を使い、心をこめて熱心に靴を舐めはじめた。
「アハハ! 私も、その場にいて、見ていたかったわ!」
ブルースは恥辱に顔を赤らめたが、自ら進んで、もう一方の靴にも同じようにキスをした。
「布を持ってきてちゃんと磨いた方が良さそうです」 ブルースはリンダに目を合わさずに、そう言い、立ち上がった。
そしてすぐに毛羽立った布を持って戻ってきて、リンダの靴を磨き始めた。リンダのハイヒールは、またたく間に新品同様にピカピカに磨き上がった。