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寝取られの輪 4 (9) 

「ブルース」とリンダが呼びかけた。

「はい、奥様」 ブルースは顔を上げずに答えた。

「今夜は、床を見つめていなくてもいいわよ。もっと言えば、そうして欲しくないの。何と言っても、私たち、この日のことを待ち望んできたわけだし」

「はい、奥様」 とブルースは顔を上げた。もっとも、見えないというほどではないが、目立たないようにしてではあったが。

リンダはすでに服は脱いでいて、下着だけになって部屋の真ん中に立っていた。グラスからシャンパンを啜りながら、ブラジャーとパンティ、ガーターベルトとストッキング、そしてハイヒールの姿で立っていた。その姿に、ブルースはハッと息を呑まざるを得なかった。

40センチ程に脚を開き、片手を腰に当て、ブルースに向いて堂々と立っている。まさに、女性という性の純粋なエッセンスを具現したような姿だった。ブルースはほとんど耐えがたいほどの欲望を感じているのに気がついた。こんなにも近くにいるのに、決して触れることができない存在。

その時、リロイが寝室に入ってきた。すでにスラックスとソックスだけの格好になっており、シャツも靴も脱いでいた。筋肉質の体つきで、幅広い肩と細い腰。この年代の若者だけが誇れる肉体だった。

リンダはすぐに彼の腕の中に入りこみ、顔を上げて、リロイにキスを求めた。それを見て、ブルースは羨望と興奮を同時に感じた。この時のキスも、前と同じく、情熱的なディープキスだった。リンダは鼻を鳴らして喘ぎ、胴体をリロイに押し付けていた。

リロイはリンダの背中に手を回し、慣れた手つきでブラジャーのホックを外した。リンダは胸を反らせ、リロイにブラジャーを外してもらうのを助けた。リロイはブラを外すと、それをブルースのいる方に放った。ブルースが床に落ちたブラジャーを拾いつつ、二人を見上げると、すでにリロイの唇はリンダの固くなった乳首を捉えていた。

ブルースはペニスがヒクヒク動き、固さを増すのに気づき、恥ずかしく感じた。もっとも、この反応に気づいたのは彼以外にはいないのではあるが。ブルースはどうして自分は勃起してるのだろうと考え、それは、自分がリロイの立場だったらと想像してるからではないかと思った。美しい人妻に、その夫の前でセックスしようとしているのが、自分だったらと考えているのではないか。

そんなことを考えていたブルースだったが、長年連れ添った妻がリロイの前にひざまずくのを見て我に返った。顔を突き出し、リロイの筋肉が波打つ腹部にしっとりとキスをし、それと同時にベルトのバックルをいじっていた。間もなくバックルが外され、チャックが降ろされ、そしてズボンが床に落ちた。リロイは足をズボンから踏み出し、リンダはズボンを拾ってブルースの方に投げた。

「それ、吊るしておいて」

「はい、奥様」 そう返事したブルースだったが、思いのほか甲高い声になっていたばかりでなく、途中でかすれ声になってしまい、狼狽してしまった。

床からズボンを拾い上げ、クローゼットに行き、丁寧に吊るした後、また元の椅子に戻った。ブルースは、薄暗いろうそくの光であっても、リロイのトランクスの前に巨大なテントが立っているのが見える。圧倒的だった。ほとんど卑猥とすら言える形で前に突き出ていて、それだけでも20センチはありそうだった。ブルースは失礼とは知りつつも、どうしてもそこから目が離せなかった。

そして、リンダがトランクスを床まで引き下ろした時、ブルースは思わず声を上げてしまった。それに気づいてリンダは彼の方を振り返り、笑っていた。ブルースは、ッポルノ映画ですら、この黒棒ほど太く、長く、そして逞しいペニスを見たことがなかったのである。それが今、リンダの目の前にそびえ立っている。


[2011/01/13] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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