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Foreign よその国の人 (3) 

翌朝、またハンナが家に来た。

「あなたに別の写真を持ってきたわ」 ニヤニヤしながら彼女は言った。

ジェシカの写真だった。しかも、ヌード写真! 私は手に受け取らずに、じっと写真を見つめていた。

写真の中のジェシカは、立ち姿で、身体の大半をカメラから隠すようにしていて、肩越しにカメラの方を見ていた。顔には薄っすら笑みを浮かべている。私は写真から目が離せなかった。彼女のお尻…

「いりません!」

「いいえ、欲しいはずよ! 安全なところにしまっておけばいいの」

ハンナはそう言って、部屋の中を見まわし、私のハンドバックを見つけ、勝手に開けて、写真をその中に入れた。私は茫然と立っているだけだった。

ハンナは、バッグの中に入れていたビキニ姿のジェシカの写真を見つけ、それを出して見せ、私に変な笑みを見せて、またしまった。私は、もう死んでしまいそうな気持になった。

「あのね… ジェシカと私、ちょっとした… ちょっとしたゲームをしているのよ」

ハンナは、あの狡猾そうな笑みを浮かべながらそう言い、私が何か言うのを待っていた。でも、私は押し黙ったまま、突っ立っていた。

しばらく沈黙が続いた後、ハンナはようやく口を開いた。

「…スパンキング遊び」

自分の耳が信じられなかった。身体が興奮してくるのを感じた。

「ジェシカがスパンキングされてる姿、思い浮かべてみて?……あなた、私たちと一緒に遊ぶことになりそうね」

「いいえ!」 ようやく私は慌てて言った。

「あら、そうなるわよ。さもないと家のママがあなたの…あなたの隠れた気持ちを知ってしまうかも! ママは今日の午後は家を離れるわ……午後2時に家に来て。家の中に勝手に入ってきていいから。そこに私たちがいるわ……でも、音をたてないようにして来るのよ!」

「そんなことできないわ…」 呼吸が苦しくなっていた。私の言葉も、ほとんど呟き声のようになっていた。

「あら、だって、あなた、そうしたいはずよ」 ハンナは今度は実に嬉しそうな笑みを浮かべていた。「じゃあ、2時にね」 彼女はそう言って玄関から出ていってしまった。

その後、午前中は、私は廃人のようになっていた。お昼ごはんも食べられなかった。心の中、半分は死ぬほど恐れていた。だが、もう半分の私は待ちきれない気持ちでいた。ぼんやり椅子に座り、窓の外を見つめていた。家の中を行ったり来たりした。こんなこと普段はまったくしないのに。時計を見た。何かを読んでも、何をしても意識が集中しなかった。

玄関はカギが掛かっていなかった。中に入ったが、リビングには誰もいなかった。家の中は、染み一つなくきれいで、靴が玄関にきちんと並べられていた。私は靴を脱いだ。そして廊下を進み、寝室を覗きこんだ。そしてもう一つの寝室も…。

彼女たちはそこにいた! ハンナは椅子に座っていた。ジェシカは、深くお辞儀するようにして顔を下げて、床に座っていた。目隠しされている。

ハンナは指を一本、口に当て、私に音をたてないように合図した。それからジェシカのスカートをめくり上げ、パンティを引き降ろした。

私はじっと見つめていた。自分の目が信じられない。

するとハンナが手でジェシカのお尻を叩いた。ジェシカは口の中で声を上げたけど、他には何もしなかった。ハンナは何度も何度もスパンキングを続けた。そしてとうとう、ジェシカは堪え切れなくなって、両手を後ろに回し、お尻を覆った。

「その手をどきなさい! さもないと、もっと叩くわよ!」

ハンナがこんなに厳しい声を出せるなんて信じられなかった。ハンナはしばらく待っていた。そして、ジェシカもとうとう躊躇いがちに両手をどけた。

「あと十回!」

ハンナはまたもジェシカを叩き始めた…私はどうしても心の中で10の数字を数えざるを得なかった…

「立ちなさい!」

ジェシカは立ち上がった。まだ目隠しされたまま。

「裸になりなさい!」

その命令にジェシカは従った。ドレスを引き上げて、頭から脱ぎ、パンティとブラジャーだけの姿になるのを私はじっと見つめていた。それから彼女は素早くブラジャーのホックをはずし、床に落とし、その後、パンティから脚を踏み出した。

また私はジェシカを見ている! 信じられなかった。とても興奮していた。

ジェシカは目隠しされ、素裸のまま立って、次の命令を待っていた。

ハンナは静かに私に手招きをした。私は銅像のように突っ立ったままだった。するとハンナは静かに私のところに来て、手を取り、椅子のところに引き連れて行き、そこに私を座らせた。それからジェシカのところに戻り、彼女の手を取った。

「一緒に来なさい」

ハンナはジェシカにそう言い、彼女を私のところに引き連れてきた。椅子に座る私の膝のすぐそばに彼女を立たせ、その後、私の後ろを回って反対側に移り、それからジェシカを引っ張り、私の太ももの上に覆いかぶさるようにさせた。ハンナ自身は私の後ろに座って、私の肩から顔を出す姿勢になった。ハンナは、この部屋に私がいるのをジェシカに分からせないようにしてるのだと思った。

ハンナは私の耳元にとても小さい声で囁きかけた。

「彼女を叩くのよ!」


[2011/02/03] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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