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寝取られの輪 4 (15) 

「あなたがちょっとセクシーなことを楽しめて、私を喜ばすこともできて、さらに同時に、リロイに対する敬意も証明できるようなこと、してみたいと思わない?」

「…はい、奥様」 ブルースはよく飲みこめないまま答えた。

「オーケー、それじゃあ……」 リンダは脚を広げながら言った。「…こっちに来て」 と、ベッドの上、脚の間を指さした。

ブルースは開いた脚の間にひざまずきながら移動した。そして上体を傾け、彼女の乳房にキスをしようとした。するとリンダは彼の額を突っぱねて押しとどめた。

「そうじゃないわよ、バカね! 顔よ、顔! ここに降ろして。くっつけるの!」

「いま?」 ブルースはリンダが何を求めてるか知り、問い返した。

「まさか、来週なんて言うんじゃないでしょうね。もちろん、今すぐよ。しなさいよ! バカねぇ!」

ブルースは正座したまま姿勢をたてなおし、自分の妻の、ぱっくり口を開き、濡れそぼった陰部に顔を降ろし始めた。だが、途中で、ためらった。

「さもないと、もちろん、あなた、…しっぺ返しにあうことになるわよ」

「しっぺ返し?」

ブルースはその言葉の意味が分からず当惑したが、それを聞いたとき脅迫まがいの意味が込められているのは察知した。思わず顔を上げ、リンダの顔を見た。リンダは得意げに眉を上げた表情をしていた。早く応答しなさいよ、と言ってるようだった。

「あなた、もちろん、クラブの男性を侮辱したらタダで済むわけがないと知ってるんじゃない? 違う?」

「どういう意味だ? タダで済むわけがないって…」

「ブルース? あなたが私に敬意を示す時があるとしたら、今こそ、その時なのよ」

ブルースは、内心、リンダがまだリロイによる強力なセックスの影響下にある時に、さっきのような馴れ馴れしい口調で話してしまい、自分に腹を立てていたところだった。

「はい、奥様。申し訳ございません、奥様」

「本心から言ってるの、ブルース?」

「はい、奥様。申し訳ございません。わ…私は…自分がリロイ様を侮辱していたとは思ってもいなかったのです。タダで済むわけがないとおっしゃいましたが、それは…?」

「もう、ぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ、たわごとはやめなさいよ! 私が言ってるのは、行動する前に、あるいは、何もしないと決める前に、ちゃんと考えなさいということ! タダで済まないというのは、懲罰のことよ。それで十分わかるんじゃない?」

ブルースは伏せ目がちになった。わけが分からないことと、言い知れぬ恐怖感で身体がひとりでにかすかに震えだすのを感じた。

「はい、奥様…。でも、その…懲罰というのは初めて聞いたもので…。奥様、教えてください」

「あなた、親友のジムとちゃんと話をしておくべきだったのよ」

「ジムが何か?」 

ブルースは、自分がどんどんパニック状態になって行くのを感じていた。この日、すでに、あまりに多くのことが、あまりに急速に展開していて、彼には全部を把握できなくなっていたのである。そして、それに加えて、今度はこれだ。

「あなた、いいから、私のおまんこをじっと見つめなさい。そうすれば、おのずと考えがはっきりしてくるはず。そんなに慌てなくていいの。一度、深呼吸して!」

ブルースは言われたとおりにした。リンダとリロイのセックスによる強烈な匂いが鼻に入り、うっと息がつまる気がした。

「そう、それでいいわ…。それで、ジムの話しね。知ってる通り、ジムはあのクラブにとても献身的になっていて、今ではマリイとマリイの幸福のために完全に協力的になっているわ」

「はい知ってます。私も協力的なつもりです」

「それはまだ分からないわね。そうあって欲しいけど。ともかく、ジムは始まりの段階では完全には協力的じゃなかったのよ。そしてある時、完全に協力的とは言えないようなことをマリイにしゃべったの。彼女の相手の男性に対してもはっきり敬意を表さなかった、という点もあったわ」

「それはひどい」 とブルースは甲高い声を上げて媚びた。

「その通り。それで、マリイはそのことをジェームズに話したの」

「ああ、やめてくれ!」

「でも、それが事実。ジムは矯正されなければいけなかった。あんな悪い態度は、つぼみのうちに刈り取られなければいけないの。最初、マリイは自分のせいで夫が懲罰を受けることになってしまい、すまなそうにしていたわ。でも、そんな気持ちはすぐ消えた。そして結果はというと、これがもう最高だったの」

「ジムに何が起きたのですか、奥様?」 ブルースはかすれ声で訊いた。

「あなた自身でジムに訊けば? ともかく、これだけ言えば十分でしょう。ジムは、もう二度と懲罰に課されたくないと思っていること。彼、赤ん坊のように泣きじゃくっていたらしいわ」


[2011/02/16] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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