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テレサとべバリーの分かち合い (5) 

またスローな曲がかかった。テレサは跳ねるようにして席から立ち、ジャケットを脱ぎ、僕の手を取って席から立たせた。ダンスフロアに上がると、彼女は胸を僕に押し付けるように密着させ、僕の口に情熱的でねっとりとしたキスをした。僕も両手で彼女のお尻をつかみ、彼女のうねるように動く下腹部を僕の勃起に引きつけた。2人の舌が口の中で出会い、フロアの上で踊る僕たちとは別に、口の中でダンスを始めていた。僕は唇をうまく丸め、彼女が突き出す舌を吸い込んだ。テレサは、悩ましい声を上げながら、両手で僕の頭をつかみ、髪の毛を梳いた。今ここでやめなければ、もう二度と止まることはできなくなると思った。僕は、しぶしぶながら、ゆっくりと彼女から離れた。テレサは、不満そうな表情を顔に浮かべた。

だが、良いタイミングで彼女とキスをやめたと言える。ちょうどその時、クレイグとベブがバーに戻ってきたからだ。そのことをテレサに教えると、彼女はすぐに、欲求不満そうな淫らな顔から、2人を出迎える笑顔に変わった。僕たちはフロアから降り、それぞれの配偶者が待つテーブルに戻った。見ると、ベブはちょっと変な表情を浮かべている。

「おふたりさん、バイクは楽しかったかな?」

クレイグは、身振りで、返事はベブがするよと僕に伝えた。

「とても楽しかったわ。・・・ポール? 私たちもああいうバイクが欲しいわ」

僕は、僕たちにはバイクを買うお金などないだろうなと思いながらも、一応、丁寧に頷いて見せた。

クレイグが、僕たちに飲み物をおごってくれると申し出た。彼がドリンクを持ってくるのを待つ間、ベブは僕に体を傾け、小さな声で囁いた。

「あなた、私、いけないことしてしまったと思うの」

僕は妻の済まなそうな表情を浮かべている瞳を覗き込んで、小声で返事した。

「何かあったのか?」

「バイクに乗せられるのって初めてだったので、とても興奮しちゃったの。それでクレイグに、どこか人の目につかない場所に止まってもらったの・・・」

そこまで言って、彼女はうつむいた。うつむいたまま話しを続ける。

「私、バイクの振動で、ものすごく感じてしまって、このままじゃ私がクレイグに襲い掛かってしまうんじゃないかって思って・・・」

「続けて」

ベブは声を一段小さくして言った。「しばらく彼とキスをしたの。それからちょっと彼のにおしゃぶりも・・・」

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