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裏切り 第2章 (4) 

ダイアナは身体を押し付け、片手で僕の猛った男根を包んだ。彼女は何も言わなかったが、すべてを知っているような笑顔は、多くのことを語っていた。僕は、体内のホルモンが理性を上回ってしまわないうちに、出発した方が良いと思った。そうでないと、また最初からやり直さなくてはいけなくなる。

ダイアナは化粧道具と身分証明書をハンドバックに入れ、さらにそのバッグとキーを大きなバッグに入れた。そして、眩しそうな笑顔で僕を見た。

「準備完了! さあ、行きましょう。もう待ちきれない」

ダイアナにとって、ショッピングをして楽しい一日を過ごすとなれば、多分、クラーク・ストリート沿い(参考)の小さな店を見て回るとか、あるいはセンチュリー・ホール(参考)に行くことなのだろうと僕は思った。そこで僕はウォータ・タワー・プレイス(参考)に行き、そこの地下駐車場に車を入れた。

とたんに彼女は目を輝かせた。

「私ね、ここのウォータ・タワー・プレイスには来たことがあるわ。あの吹き抜けの建物とか、豪華な大理石の雰囲気や透明ガラスのエレベータ、それに7階まであるセンスの良いお店や専門店街が大好き。…だけど、ただ見て歩くだけで、とても買い物などできなかった」

「それなら、約束するよ。今日の午後が終わるころには、これまでできなかったことを一杯やったことになると思うよ」

僕のイブ・サン・ローランの黒いトレンチコートは車のトランクにしまっておくことにした。帰るまで、コートは必要ないだろうから。

僕はダイアナと腕を組んで、エレベータの方へエスコートした。

最初はランジェリーのショッピングだった。多分ダイアナが独りで来ても、ここの店員たちの興味を惹きつけたと思うけど、でも今は、有名ブランドのスーツを着てネクタイを締めた男と同伴しているわけで、店員たちは、蜂蜜に群がるハエのように僕たちのところに近寄ってきた。

彼女は別に店員たちを追い払おうとはせず、店員たちに適切な商品が置いてあるところに案内させたり、彼女の好みのスタイルやサイズ、それに色などを教えていた。

ただ、ダイアナは、店員たちが試着室で着替えの手伝いをしようと申し出た時は、それを断った。

「お手伝いをしてもらうのは、私の彼氏だけでいいの」 

そうはっきり言ったのだった。そして、僕が唖然として口をきけずにいるうちに、彼女は片腕にランジェリー類を抱え、もう一方の手で僕の手首を握り、試着室へと向かった。

彼女は、手伝いは僕だけでいいと言ったけれど、それはただの冗談ではなくて、本当に手伝わされた。僕はずっとホックを留めたり、ストラップを調節したりの仕事をさせられた。新しいセットを試着するたび、ダイアナは鏡に映して見栄えをチェックし、僕にどう思うか尋ねた。

でも、僕にどんな意見が言えただろう。どの組み合わせを着ても、彼女は素晴らしかったのだ。僕は、最初は、今夜のためだけの衣類を買うのだろうと想像していたのだが、彼女はマッチした3点セットを選んでチェックしていた。雪白のセット、青のセット、エメラルド色、衝撃的なピンク色、紅藤色、紫色、それに黒のセット…。どのセットも彼女は非常に気に入っていたし、確かに、どのセットも良く似合っていた。どうやったら、彼女にたったひとつに絞り込ませることができるだろうか?

もちろん、僕の判断力は、ダイアナが僕に意見を求めるたびに意味ありげに僕の股間を撫でていたので、それによって大きく影響を受けていた。彼女の絶妙な手つきでサテンとレースの下着に包まれた勃起を撫でられており、その刺激は言葉にできないほどだった。僕のペニスはひどく勃起していたし、勃起状態のまま収まらなかった。

「ねえ、あなた、私がこのコルセットを着ているところ、大好きなんじゃない? そうだとすると、こういうのを何度も着なくちゃいけないと思うの…。とすると、ガーターベルトも必要になるし、それに…」

「ストッキングも、もっと必要になると?」 と僕は尋ね、にんまりと笑った。「…分かっているよ、それも大丈夫」

僕は試着室から出て、僕たちを担当していた店員を見つけた。その店員はすぐに必要なストッキング類を持って戻ってきた。各種の超薄地のストッキング類を2ダースほど。それを受け取って僕はまた試着室に戻った。

そして、ダイアナと二人でレジに立った時には、彼女は、服の中に、紅藤色のプッシュ・アップ・ブラとそれにマッチしたパンティ、そしてフレンチ・ヒール(参考)のデザインのシーム付きの黒いストッキングを身につけていた。一方の僕は、サテンのパンティの中、猛り狂った勃起を見せていた。


[2011/03/10] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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