メインの部屋に戻ると、誰かがアナウンスを終えたところだった。これから何か見世物が始まるとのアナウンスメントだった。そして黒人男がひとりと女の子がふたり出てきて、リンボーダンスの動きを始めた。
僕は妻を僕たちのテーブルの席に着かせ、僕自身はもう少し飲み物をもらいにバー・カウンターへと向かった。僕はフロアショーをやっている間に飲み物をもらうことにしようと思っていたのだが、どうやら、他の客たちも同じことを考えていたようで、結局、僕は飲み物を出してもらうまでずいぶん待たされることになってしまった。
待っている間、フロアの方から、誰かリンボーダンスをしてみないかと客から有志を募る声が聞こえた。そちらの方を振り返って、僕はびっくりしてしまった。ジョーンが立ち上がり、何人かの他の人と一緒にフロアに上がるのを見たからだ。
ようやく飲み物のお代わりをもらい、テーブルに戻り始めたが、その時、突然、僕はジョーンがさっきのクローク・ルームにパンティを置いてきていたことを思い出した。今はノーパンじゃないか。しかも、かなり裾の短いスカートを履いている。僕は急いでダンスフロアーへと向かったが、すでに間に合わなかった。ちょうどジョーンがリンボーダンスをする順番になったところだったのである。
妻はできる限り後ろに身体を反らし、小刻みに足を摺りながら竹の棒の下へと身体をくぐらせていった。突然、フラッシュが光った。男たちの一人が写真を撮ったのだ。僕の妻がノーパンのまま、大切なところをすべて、誰もに晒し、見せている明白な写真を。
その時のフラッシュのせいなのか、あるいは単に酔いすぎていたせいなのか分からないが、次の瞬間、妻は足を滑らせ、尻もちをついてしまった。すると男が三人、素早く妻のもとに駆け寄り、大丈夫かと大げさに妻の身を案ずるフリをして見せた。
「彼女、応急室に連れて行った方がよさそうだな」 と男たちのひとりが言った。
早速、男たちは３人がかりで妻を抱き上げ、部屋から運び去った。
僕は連中の後をつけたが、連中が乗ったエレベーターのところに着いたちょうどその時、ドアが閉まってしまった。僕は急いでメイン・ルームに戻り応急室はどこにあるのか、店員に聞かなければならなかった。その部屋は上の階にあるという。再び、急いで廊下に出ると、また別の男たちの集団がエレベーターに乗り込むのが見えた。
僕は階段を使うことにし、急いで上の階へと向かった。ようやくたどり着くと、例の後から行った男たちが、ある部屋に入っていくのが見えた。そこが応急室だった。
その部屋へと近づくにつれて、中から、うめき声が聞こえてきた。だんだんと大きくなってくる。
応急室のドアはガラスドアになっていた。下半分は曇りガラスだったが上半分は透明で、そこから中の様子がはっきりと見えた。だが男たちが僕の妻を取り囲んでいて、様子が見えない。
幸い、時々ではあったが、男たちの間に隙間ができ、妻の様子が見えた。すっかり裸にされていた。しかも、男たちのひとりが妻の脚の間に身体を割り込ませようとしている。
また隙間がなくなり、見えなくなった。しかし、今度は妻のハイヒールを履いた足先が、男たちの肩上に現れるのが見えた。あの男が妻の脚を肩に担ぎ、妻を犯そうとしているのは明らかだった。
僕はまったく自覚がなかったのだが、気がつくとペニスを出して手に握っていた。ハイヒールを履いた妻の足先。その宙に浮かんだ足が揺れている。妻は男に出し入れされているのだろう。その動きを見ながら、リズムを合わせて僕は自分をしごいていた。
男が唸り声を上げるのが聞こえた。妻の中に噴射したのだろう。するとすぐに別の男が入れ替わった。
僕はもう耐えられなかった。愛する妻のジョーンが、今、この男たちによって淫乱女に変えられているところなのだ。その姿をもっと近い場所ではっきりと見ていたい。
僕は部屋の中に入り、男たちを押しのけて前に進んだ。男のひとりが怒鳴った。「おい！ お前、順番を待てよ！」
別の男が言った。「そいつはいいんだ。この女の旦那だよ。自分のヤリマン女だ。見せてやろうぜ」
それを聞いて男たちが歓声を上げた。最初に怒鳴った男が言った。「オーケー！ 入れよ！」
男たちは全員、少しだけ横にずれ、僕は中に入ることができた。
ああ、何と！
妻の様子を一気に見せられ、その衝撃に僕は圧倒された。
男のひとりは妻の女陰に激しく打ち込み、別の男は口を犯し、さらに男がふたり左右について、妻の乳房を吸っている。僕はその時もペニスを握ったままだったが、衝撃のあまり無意識的に射精してしまった。僕の放った白濁が妻のおへそのあたりに降りかかる。
