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ポルノ・クイーンの誕生1(14) 

僕はマリアが用意したフルーツ盛り合わせを見つけ、それを持ってプールサイドに戻った。トレーシーは、ビーチパラソルのついたテーブルに座っていた。おおよそ20分ほど、僕たちはおしゃべりをしながら食べた。食事の後、トレーシーは僕の体に日焼けオイルを塗り、僕を日光浴させた。彼女は、だいたい20分毎に僕に体の向きを変えさせ、その度に、さらにオイルを塗ってくれた。

僕たちは、4時過ぎになるまでずっと日光浴をしていた。その後、ようやく屋内に戻り、シャワーを浴びた。ビキニを脱ぐと、ビキニに隠れていた部分を境にはっきりと日焼けのラインができているのが見えた。自分の肌がこんなに良く焼けていることに驚いた。多分、オイルが関係しているのだろうと思った。

シャワーを浴び終わると、トレーシーが言った。

「これって、ちょっと変に思うかもしれないけど、私が出すものを着てくれないかしら? もし気に入らなかったら、二度と着なくても構わないわ。約束する。でも、それを着たら、あなたとてもセクシーに見えると思うのよ」

僕は思慮深くあるべきだったと思う。簡単にイエスと言ってしまってはいけなかったのだと。だが、僕はそう答えてしまったのだった。

トレーシーは僕を僕の寝室へ連れて行き、ドレッサーの中を漁り始めた。そして、中から、薄地の黒いストッキングと、黒いサテンのパンティ、そしてそれにマッチしたブラジャーとガーターベルトを出したのだった。

彼女に手伝われて、ストッキングを履いた。非常に官能的な肌触りだった。次に彼女は僕の腰の回りにガーターベルトを着けストッキングを留めた。次がパンティとブラジャーだった。トレーシーは、さらに何着かパンティを取り出し、それをブラの中に詰めて、カップを満たした。彼女が再びクローゼットの中に入って行くのを見て、僕は次に何が来るか予想できていた。案の定、彼女はサテンのメイド服とハイヒールを持って出てきた。ヒールの高さは8センチ弱だった。トレーシーは僕にドレスを着せ、ハイヒールを履かせた。

「すごくセクシーよ。自分の目が信じられないほど。後は、ちょっとお化粧をして髪の毛にブラシをかけたら、もう完璧な女の子って言えるわね。さあ、来て。あなたのお化粧をしましょう

僕は鏡を見ようとしたが、トレーシーは、それを止めた。だから自分の姿を見ていないのであるが、それでも、服や靴が、僕のサイズにぴったりだったことに驚いた。ヒールを履いて歩くのは、高さにもバランスをとることにも慣れていなかったので、難しかった。

トレーシーは僕を彼女の部屋に連れて行った。化粧台の前に僕を座らせる。まずは眉毛の毛抜きから始められた。僕は、これは少しやりすぎだと思ったが、トレーシーは、黙っていなさいと言って、僕に有無を言わせなかった。約20分ほど毛抜きをした後、彼女は化粧に取り掛かった。

最初はマスカラだった。これはトレーシーにとっても一番難しかったに違いない。というのも、彼女がブラシを持って僕に近づくたびに、僕はどうしても瞬きをし続けてしまったからである。次にまぶたにアイシャドウを塗り、まぶた用の線引きを使って仕上げをした。その後は、眉墨鉛筆を使って眉を濃くし、ファウンデーション・クリームを頬からあごにかけて施した。僕は頬骨があまり出ていないのであるが、頬紅を使ってそれを強調する。そして、その後はルビー色のリップ・グロス(参考)を唇に塗り、その上にグロスを保つためのシーラーを塗った。

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