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ジャッキー 第8章 (5) 


しばらく車を走らせた後、アンジーは、とある連なった建物の裏手の駐車場へ車を入れた。彼女だけ車から降り、建物に入って行った。その入り口の上に名前があったが、僕が座っている位置からは見えなかった。彼女は店に入ってからほんの数分で、小さな茶色の紙袋を持って出てきた。その後、彼女は中華料理店に立ち寄り、テイクアウトをした。

アンジーの家に戻り、一緒にテイクアウトの料理を食べ、その後、一緒に寝室に入った。寝室に入るとすぐに、二人とも買ったばかりの衣服を放り投げた。

そしてアンジーは僕を抱き寄せ、ディープなキスをした。

「今日のあなた、とても素敵だったわ。あなたのこと、とても誇りに思ってるの。だって、誰にもあなたの本当の姿が分からなかったんですもの。あなたを見ながら、いつか、私と一緒にクラブに遊びに行くのはどうかしらと思っていたのよ」

「どんなクラブ?」 そうは訊いたけど、自分でも答えは知っていたと思う。

「ダンスをするようなところ。女の子というのは、そういうところに遊びに行って、一緒にダンスをするものなのよ」

と言いながら彼女は服を脱ぎ始めた。僕も、何と言ったって彼女にリードされていくのだろうと分かっていたので、その件について話す理由はなかった。

二人とも裸になった後、一緒にバスルームに入った。アンジーは新しい使い捨てのビデを取った。

「あのね、女の子ならば、定期的にあそこをきれいにしておかなくちゃいけないの。細菌に感染したら困るから。あなたも女の子なんだから、私と同じことをしなくちゃいけないわ」

僕はくすくす笑って、返事した。「アンジー? どれだけ女の子っぽく見えるからって、私にはないものはないわ。そのビデをどこに使うっていうの?」

だが、アンジーが僕の尻頬を触れた瞬間、彼女が次に言う言葉が分かった。

「そう? ある意味、あなたにはもう女の子のあそこがあるはずよ。そこをきれいにしておかなくちゃダメと言ってるの。私がお口であなたのそこをしてあげる時、きれいになっていてほしいと。昨日、あなたにそれをしてあげたときに、ちゃんと分かってるのよ。あなたがそれがとても喜んでいたって」

彼女の言うとおりで、僕は確かに喜んでいたし、またしてほしいと思っていた。

「それじゃあ、お尻にビデを使ってほしいということ?」

アンジーは僕を納得させたのが分かったようだ。クスクス笑って言った。「うふふ。確かに、その場合はビデじゃなくって浣腸と言うわね。でも、そうよ。そこに使ってほしいの」

僕が返事をする間もなく、アンジーはプ長いチューブがついたラスチック製の袋を取り出した。それを見た瞬間、それが何であるか分かった。彼女はその袋にぬるま湯を入れ、その後、液体石鹸を数滴たらした。そして僕にカウンターに手をついて前のめりになるよう指示した。

僕は多分、必要以上に怖がっていたと思う。彼女がチューブのノズルを僕に押し込んだ時、かなり痛いだろうと思っていた。だが、驚いたことに、まったくと言っていいほど痛みはなかった。実際、お湯が直腸の中に入ってくると、妙な幸福感が体内から湧いてくるのを感じ、圧倒された。こんなに気持ちがいいものなら、大丈夫そうだと思った。

でも、その幸福感はあまり長続きせず、2分もしないうちにお腹のあたりがキリキリと痛み始めた。その痛みについて訴えると、アンジーは、「生理痛だったらもっとひどいし、もっと長く続くんだから、それよりましなのを喜ぶべきよ」 と言った。

仕方なく僕は黙って耐えた。やがてすべて注入され、プラスチック袋が空になった。すると、アンジーは僕を助けて便器のところへと導き、ノズルを外し、浣腸液を出すのを許された。ようやく終わったと安心したのもつかの間、「もう一度おなじことを繰り返して」と言われがっかりした。浣腸を3回した後、やっと、きれいになったと言われた。

その後、彼女と二人でシャワーを浴び、互いに身体を洗い合った。そしてアンジーは、以前と同じく、清潔になった僕のアヌスを舐めてくれた。この快感こそ浣腸をする十分に良い理由だと言わなかったら、他にどんな理由があると言うのだろう。

二人とも爆発的なオーガズムを味わった後、一緒にバスルームから出て、互いの体を拭きあった。それからベビーパウダーを使って、肌をさらさらにしあった後、アンジーはバスルームから出て行った。僕は留まり、傷をつけないようできるだけ注意しながら顔や体の毛を剃った。

それが終わりバスルームから出たら、ちょうどアンジーはお化粧を終えたところで、髪の毛に取り掛かろうとしていた。彼女は振り向いて、「あなたのためにあるものを用意してあるの。それを使うとあなたのクリトリスをうまく隠せて、今日買った黒いニット・ドレスも着れるようになると思うのよ」と言った。

そう言ってアンジーは僕に紙袋を手渡した。僕が車の中で待っていた間に彼女が入って行った店で買ったものだった。中を見ると、ラテックスでできたソング・パンティのようなものが入っていた。ほとんど透明に近い生地だが、完全に透明と言うわけではない。

「これは?」

「それ、ギャフ(参考)というものなの。陰部を身体に密着させるためのもので、男性だという事実がばれないようにするもの。お店の女の子が言っていたけど、ラスベガスの女装コーラスラインのダンサーたちは、みんなそれをつけるらしいわ。あの人たちすごくちっちゃなパンティを履いてるのに、アレが見えないのは知ってるでしょう?」

「こういうのを買うとき、よく、お店の人に言い出す勇気があったわね。信じられない」 と僕はギャフを見ながら言った。

「正直、私、探してるものの名前を知らなかったのよ。でも、店員の女の子に、私の友だちが盛り上がりがあって、どうしてもそれを隠したいと思っているの、と言ったら、すぐに察してくれたわ。あの店、女性化に関係した商品を扱っているのよ」

そのギャフを履いてみるとすぐに、かなりキツイことに気がついた。自分の男性部分を足の間に挟んで履くと盛り上がりがうまく隠せるのだったが、それに気づくまで一、二分、時間がかかってしまった。だが、いったん装着し、位置を調整すると、股間が驚くほど滑らかで、平らになり、自分の姿に驚いた。何も知らずに自分の股間を見たら、ペニスも睾丸もあるようには決して見えない。


[2011/08/11] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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