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ジャッキー 第9章 (3) 

キスを終えると、アンジーはすぐに僕の服を脱がしにかかり、あっという間に服は足元に落ちていた。そして、彼女は両手で僕の身体じゅうをまさぐり始めた。身体じゅうではあったが、大半は、僕のお尻を中心に触っていた。尻頬を揉んだり、つねったり。時に、指が尻頬の谷間に入ってきて、アヌスをいじっていた。

僕の方も手を休ませていたわけではない。すでにアンジーのドレスのチャックを降ろしきり、彼女のドレスも床に落ちていた。それから両手をお椀の形にして彼女の胸を覆い、ブラジャーも外した。キスをしながら敏感な乳首をいじり続け、やがてアンジーは僕と唇を重ねたまま、悩ましい声を上げ始めた。

これだけは、はっきりしていた。つまり、いつも基本的にそうなのではあるが、特にこの夜は、アンジーはふたりの愛の営みの主導権を握りたがっていたということである。

僕は乳首をいじり続けていたのだが、アンジーは、それによって興奮しすぎてしまう前に、キスを解き、僕の手を取ってベッドに導いた。そして僕に、頭を枕に乗せて横たわるようにさせ、その僕の横に沿うよう彼女自身も横になったのだった。それから、再び僕にキスを始めた。

この時、僕が彼女の乳首に触れようとするたび、アンジーはそれをやめさせた。何度繰り返しても、僕の手を掴んで乳首から離し、しばらくベッドに僕の手を押しつけたままにするのだった。アンジーが僕が乳首に触るのを拒んでることは明らかだった。

僕の印象では、アンジーは、1時間近く僕にキスをしていたと思う。ようやくキスを終え、僕から離れると、彼女はナイト・スタンドの引き出しを開けた。そこから何かを取りだし、僕の方を振り返ったとき、彼女は目隠しを持っていた。

その目隠しを僕につけながら、彼女は言った。

「今日は、私、男の人が彼女を愛するように、あなたのことを愛したいと思っているの。これを、視界を塞がれた状態で経験してほしいと思ってるのよ。本当に女の子になったつもりで、私に愛されてくれると嬉しいわ。目隠ししても心配しないで。傷つけるようなことは絶対にしないから」

その目隠しは、明るい場所で眠りたい人が使うたぐいの目隠しだった。ゴム・バンドを頭に回して固定するタイプで、布などを頭に結び付けるタイプではなかった。

僕に目隠しを装着すると、アンジーはまたキスを始めた。ちょっと唇にキスをした後、僕の鼻、あご、両頬へと唇を移動していった。じわじわと右の耳へと唇を這わせた後、首筋を下り、反対側の左耳へと這わせていく。そこにキスをした後は、また首筋をじわじわと降り、肩へと移動。それから、今度は右腕へと進み、指先まで丹念にキスを続けて行った。

変な言い方に聞こえるかもしれないけれど、アンジーがしてることは、本当に気持ち良く、とても官能的だった。すでに完全に勃起しているはずだったけど、ギャフのせいで、それは不可能だった。後ろ側に曲げられているせいで、血液がペニスに流れず、勃起できないのだった。実際、かなり苦しい状態だった。

アンジーは僕の右腕に唇を当てながらじわじわと這い上がってきて、胸を横切り、左腕にも同じようにキスを始めた。それと同時に僕の偽乳房にマッサージを始め、キスもし始めたように思う。もっとも、僕には、胸に圧力をかけられているなあとしか感じられなかったけれど。

胸には、さらにもう2分くらいキスをしていたように思う。その後、彼女はコルセットをつけたままの僕の胴体にキスをしながら下方へ降りて行った。できれば、コルセットを外してほしいと思った。生の肌に唇を這わせてもらえたら、とても気持ちいいと知っていたから。ではあるけど、コルセットの上からでも気持ちいいことは変わりがない。


[2011/09/26] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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