アンジーが僕のお尻の割れ目を舐めはじめた。思わず、よがり声が唇から洩れてしまう。彼女の唇がお尻の穴にだんだん近づくのを受け、小さく身震いまでしていた。すぐに舐められるのかと思ったが、それは焦らしにすぎなかった。実際、彼女の舌はあそこに触れることはなかった。
しばらくこんなふうな焦らしをされていたが、やがて、快感が高まってきた僕は、思わずぐっと背中を反らせ、お尻を突き出した。そして、その瞬間、アンジーの舌が僕のアヌスに触れたのだった。その時に僕の喉から出た声は、安堵の溜息と悲鳴の混じり合ったような声になっていた。
アンジーは1分か2分くらい、そこを舐めていたと思う。いったん口を離して僕に訊いた。
「私のガールフレンドは、あそこを舐められるのが大好きなの?」
「ああ、そうです。とても気持ちいいの」 と彼女の舌を求めてお尻を上下に振りながら答えた。
「じゃあ、してほしいことをちゃんと言いなさい。可愛いおまんこを舐めてって私に言うの。舌をおまんこに突き刺して、舌で犯してっておねだりするのよ」 アンジーは僕の尻頬にチュッ、チュッとキスをしたり、甘噛みをしながら言った。
「ああ~ん……」 早く満たされたい欲望に思わずうめき声をあげていた。「お願い、アンジー……。舌でわたしのあそこを犯して!」
その言葉を最後まで言い切らないうちに、アンジーの舌先が僕のアヌスに突き刺さった。電光石火のような衝撃が走った。
「あ、ああーッ!」
正直に言って、アンジーの舌が可能な限り奥深くに突き刺さってきた瞬間、僕は、プレゼントをもらった少女のような悲鳴を上げていた。
「アンジー! その舌でもっとわたしを犯してください…」
促されたわけでもないのに、自分からもう一度、おねだりを叫んでいた。アンジーは僕のおねだりに応じて舌を入れたり、出したりを続けてくれた。
どのくらいの時間、彼女が舌で僕を犯してくれていたか、分からない。たった数秒のことだったのかもしれない。実際はもっと長かったように思うけれど、やがて彼女が舌を引き抜き、疲れたような溜息を洩らすのが聞こえた。
舌が離れてしまうのを感じ、僕は泣き虫の女の子のような声でおねだりした。
「お願い、アンジー…。もっと犯して。お願いだから…」
「もうできないわ。舌が疲れちゃったもの。その代わり指を使うけど、どう?」 少し楽しんでるような声で、そう言うのが聞こえた。
「ええ、お願い。指で犯して…」
「じゃあ、両膝をついて、頭を枕に埋めなさい!」 と彼女は僕の尻頬をぴしゃりと平手打ちした。「そうやって、その可愛いお尻を私に突き出すの。淫乱な女がするように。あなた、どんどん淫乱女に近づいてるみたいね。その格好になったら指で犯してあげるわよ」
僕は両膝をついて、お尻を高々と掲げた。
「そう。淫乱女はそういう格好をして、犯してくださいって頼むものなのよ」
「ああ、お願いです。やって! 犯してください! わたしのあそこを!」 甲高い声で叫んだ。
あの時のことを今から振り返っても、自分がどうしてあんなに淫らになっていたのか、信じられない。でも、アンジーは、望むとおりのことを僕にさせるために、どんなことをすればよいか、どんなことを言えばよいかを心得ていたのだと思う。どうすれば僕を興奮させられるか、どうすれば自分が行っていることは完全に普通のことだと思わせられるかを心得ていたのだと思う。ともかく、あの時は、僕はアンジーの指をアヌスに入れてもらうことしか考えていなかった。