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ジャッキー 第9章 (7) 

そして、とうとうアンジーの太ももが僕の尻頬に触れるまでになったが、その時までは、まるで1メートル近くのペニスを挿入されたような感じがしていた。ずんずんと埋め込まれていく間、本当に、終わりがないのではないかと感じていたのだった。

だけど、その割に案外気持ちがよかったのは奇妙と言えば奇妙だった。ともかく、それまで一度も経験したことがない感覚だった。

アンジーは、いったん根元まで僕の中に埋め込むと、ゆっくりと出し入れの動きを始めた。一度に数センチだけだったが、出し入れを繰り返し、僕を犯し始めた。気持ち良くないと言ったら嘘になるだろう。舌で犯されることほどは良くないが、それでも、それに近い快感があった。

アンジーは、僕が大丈夫だと分かった後は、徐々に深い抜き差しをするようになった。そしてやがて、突き入れる時は根元まで全部入れ、抜くときは頭部だけを残し、またゆっくりと滑り込ませるといった動きになった。僕としては、その、ゆっくりと滑るように入れられるときが、一番快感を感じると思った。

その動きになってほどなく、アンジーはだんだんとスピードを増してきて、僕の方も彼女に合わせてお尻を突き返す動きをしていた。

正直、言いたくないのだけど、このアンジーの行為が大好きになっていたのである。アンジーの方も、僕が喜んでいることが分かっていたと思う。僕は犯されながら、かなり大きな声を上げていたのだった。しかも、本当に女の子のような声で。突き立てられるときは、あ、あ、あーんと甲高いよがり声をあげ、抜かれる時は、もっとやってくださいとおねだりしていた。

それにアンジーの方も感じているように思った。しばらく僕にピストン運動をつづけた後、彼女がぶるっと震え、その後、身体をがくかく震わし、じっとして動かなくなってしまうのを感じた。身体を震わしながら長く低いうなり声を上げているのも聞こえた。その後、少し休んだ後、再び出し入れの動きを始めるのである。そういうことが数回はあったと思う。それが起きるたびに、そういう時間が長くなっていったように思った。

どのくらいの時間、こういうふうにセックスをしていたか、本当に分からない。実のところ、時間のことは気にならなかった。一瞬一瞬が気持ちよく、それにずっと浸っていたい気持だったから。それに、僕自身が勃起していたかどうかも分からない。勃起していようがしていまいが、関係がなかったから。快感はペニスからのものではなかった。もしアンジーにそれが可能だったら、本当に一日中でも続けられただろうと思う。

だけど、間もなく、そうはならないことを知った。アンジーは僕のお尻をぴしゃりと叩き、こう言った。

「仰向けになりなさい。そろそろ、私の夢だったやり方であなたを犯してあげるから」

アンジーが何を考えているのか分からなかったけれど、訊き返そうとは思わなかった。彼女が僕からペニスを引き抜くのを受けて、素早く仰向けになった。

すぐに顔から目隠しを外された。見上げると、アンジーが僕の上に覆いかぶさっていた。顔は化粧がずれていて、口紅は乱れ、マスカラも流れ、髪は何週間もブラシしていないかのように乱れ切っていた。それでも僕にはとても美しく見えていたが。

アンジーは僕の両足をぐいっと掴み、持ち上げた。両膝が胸につくまで、大きく屈曲させる。彼女の方も、僕のお尻が彼女の真ん前に来る位置に態勢を変えた。その姿勢のまま、アンジーは前のめりになって僕に覆いかぶさった。それに合わせて彼女のペニスの頭部が僕のアヌスの入り口に触れるのを感じた。アンジーが腰を軽く前に突いたか、と思った瞬間、彼女のペニスは僕のアヌスの口を押し開き、再び僕の中に入ってきた。

「あっ、ああ……!」

アヌスに亀頭を埋め込まれ、そこを強引に広げられるのを感じ、身体の奥から絞りだすようなよがり声を上げていた。軽い痛みはあったが、いったん頭部を埋め込まれた後は、その痛みも急速に消えてしまった。

アンジーは再び腰を動かし僕を犯し始めた。そして、この時も、僕はこれまでにないほどの快感を味わわされたのだった。

アンジーは僕を見下ろしながら、股間に手を入れ、僕のペニスを握った。僕は、実際、そこが完全に勃起していたのを知って驚いた。彼女は僕のペニスをしごきながら、かすれた声で言った。

「ジャッキー? あなたとても可愛いわ。綺麗よ。おまんこにおちんちんを入れられてる姿、すごく綺麗。…ジャッキー? 私のためにイッて。私があなたのおまんこを犯してる間に、思いっきりイッて見せて。私のために…」

変なことを言ってると思われるのは知ってるけれど、これは本当のこと。それは、アンジーにイッてと言われたとたんに、身体じゅうを引き裂くようにオーガズムが襲ってきたということ。まるで、最初からずっとオーガズムの淵にいたのであって、彼女にイッていいと言われるのをずっと待っていたような、そんな感じだった。

彼女にイッてと言われた瞬間、全身がジンジンと痺れ出し、その次の瞬間、今度はぶるぶると震えだした。そして、それからほんの少し後、睾丸がキューっと収縮し、第一発目が噴射するのを感じた。驚いたのは、噴射の数だった。自分でも何発噴射したか分からない。信じられないほど長く、噴射を続けていたように思う。おかげで、上半身の前面がすべて濃い白濁で覆われたような姿になってしまった。

僕が激しいオーガズムに襲われている間、アンジーの方も同時に最後のオーガズムに打たれていたようだった。左右の太ももを僕の尻肉に強く押し付け、ペニスを最奥に埋め込んできた。彼女が低いうなり声を上げているのが聞こえた。もっとも、僕も同じような声を出していたと思うけれど。

やがて、アンジーは耐えられなくなって、僕の上にほとんど倒れ込むようにして崩れてきたが、寸前のところで両ひじで身体を支え、僕を押しつぶすことはなかった。ともかく、両ひじで身体を支えつつも、僕に覆いかぶさったまま、まるでマラソンを走った後のように、ハアハアと荒い息遣いをしていた。

どのくらい時間が経っただろう。やがて彼女は何とか普通の呼吸ができるようになると、僕からペニスを引き抜き、ベッドの上、ごろりと転がり仰向けになった。同時に僕の身体を抱き寄せ、乳房を枕がわりにした形で僕の頭を胸に乗せた。僕は彼女にすがりつくようにして、片腕をまわして抱きつき、身体を休めた。

それから10分くらいした後、ようやくアンジーが口を聞いた。

「私と同じくらい感じたかしら? どう?」

僕はアンジーの胸にチュッ、チュッとキスをして答えた。「多分、それ以上に。最高だったわ。もう一度したくて、待ちきれなさそう」

「これ、かなり疲れるから、もう一度するにはもうちょっと待たなくちゃいけないわね。でも、保証するわ。近いうちにまた必ずするって。誰かを犯すのって、こんな満ち足りた気持ちになるなんて、知らなかったわ」 と彼女は僕を強く抱きしめた。

「今回が初めてだったということ?」

「ええ、ストラップオン(参考)を使ったのは初めて。ちょっと前から持ってはいたけど…。驚かせたかしら?」

僕はくすくすと笑った。


[2012/01/25] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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