その黒人がオーガズムへと高まり、私のあそこの中に精液を放つまで丸5分かかりました。その5分間、私はずっとジョンの瞳を見つめていました。あの時間、私は夫が私のことを何よりも愛してくれていることを感じました。私にそんなことをするのを許している。それゆえに愛を確認できたのです。
ジョンが黒人の子を身ごもった私を捨てるかもしれないなど、ぜんぜん心配していませんでした。それに見ず知らずの黒人に中出しされることも私は心配していませんでした。というのも、ジョンには教えていなかったのですが、その時の私は予備の避妊をしていたからです。つい最近、私はペッサリーを買っていて、その時もそれを装着しいたのです。この夜が来た時、正直、どうすべきか自信がありませんでした。焦らし遊びは遊びとして良いのですが、妊娠というのは別の問題だからです。
でも、ジョンの満足そうな顔を見ていたら、本当にペッサリーをつけるべきだったのか、分からなくなってしまいました。夫は私が今や黒人の子を身ごもったはずと期待しているのです。なのに、私は避妊していたとどうして今さら言えるでしょう?
今は何も言わないでおいて、次の月経が始まった時に、あのときはタイミングが悪かったのよと言い訳すべきなのかもしれません。でも、そんなのは正直じゃない。そして、そんな不誠実感に心が痛み始めていたのです。ある意味、ペッサリーをつけてることは不誠実なことでした。やっぱり直ちに夫に告白しなければ…。
ジョンは私が悩んでいるのを察知したみたいです。
「してしまったことを後悔しているのかい?」
「黒人の子を妊娠したことは問題じゃないの。あなたの目を見て、私たちふたりとも望んだことだと分かっていたから」
「僕もようやく分かったんだ。君が他の男の子を妊娠すると考えると、どうして興奮してしまうか。それが分かったんだ。……どうか誤解しないでほしい。でも、僕は、自分が淫乱女を妻に持っているという考えが大好きなんだって、そう分かったんだ。……他の男の子を身ごもること、それは究極の淫乱性だと」
私は微笑み、うんと頷きました。「ジョン、私もあなたのために淫乱女になるのが大好きなの」
それからうつむいて、さらに続けました。「あなたに言わなくちゃいけないことがあるの」
ジョンは心配そうな顔をしました。「大丈夫だよ。何にも悪いことなどないから」
「ジョン、私、ペッサリーを作ってもらったの。それを今、つけているの。だから黒人の子を妊娠していないのよ、私」
ジョンががっかりしているのが、顔を見て分かりました。その表情はやがて消えましたが、彼の瞳の表情から、やはりそう思っているのが分かりました。夫は私を優しく抱きしめました。
「いいんだよ。どんなことがあっても君を愛してるんだから。分かるだろう?」
「私も愛しているわ」
しばらく抱き合った後、身体を離しました。その時、隣のブースから何かざわめきのようなものが聞こえました。それからあの穴の中から、これまでで最も大きな、そして、最も醜い形相のペニスがじわり、じわりと顔を出してきたのでした。
黒棒だというのも、何かお告げのようなものを感じさせました。
ジョンの目を覗きこんだら、またあの、嬉しそうな、いたずらっぽい表情が戻っていました。
私は何も言わず、脚を広げました。片方は床に、もう片方はジョンの膝の上に乗せたのです。そうして、頭を縦に振って、私の股間に夫の注意を向け、避妊具を外すよう誘ったのです。夫は外し方を知りませんから、夫自身で何とかしなければならないと分かっていました。もし夫が、本当に私が黒人の子を身ごもるのを望んでいるなら、自分で何とかするはずです。
ジョンは人差し指を私のあそこに入れ、中を探り始めました。その間、私はあの大きな黒いおちんちんを握って、しごき始めました。ジョンが間違ったところを探っているときは、首を横に振り、正しいところを探っているときは、首を縦に振りました。
夫はペッサリーを探しながら、ずっと私と視線を合わせたままでした。一分もかからなかったと思います。夫は避妊具を見つけ、中から引き出しました。私はそれをハンドバッグに入れた後、壁の前にひざまずき、これから私を妊娠させようとしているおちんちんをじっくり観察しました。ゆっくりしごいていましたが、それはこれまでの甘い香りのするおちんちんなどとはとてもかけ離れた代物だと気づきました。肉茎のあちこちにごつごつ節くれがあって、ずいぶん使いこまれたモノのように見えました。
おそらく、このおちんちんがくっついている男の人は年配の人なのだろうと思いました。多分、私の父と同じくらいの人。
それをお口に近づけ、徐々に少しずつ喉の奥へと詰め込んでいきました。味は美味しいとは言えませんでしたが、もう、気にしませんでした。これは、これから生まれてくる私の赤ちゃんのお父さんのおちんちん。
ふと、このおちんちんの持ち主はどんな人なのだろうと気になりだしました。私は、前に、父親が誰かは知りたい気持にはならないだろうと言いました。ですが、今は同じ気持ちかどうか分からなくなっていました。
この巨大な黒いおちんちんは今やすっかり固くなっています。ほぼ30センチはあるんじゃないかと思いました。このおちんちんを最大限に楽しむことにしよう、思いっきり淫らに狂おう、とそう心に決めました。