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デス・バイ・ファッキング 第13章 (2) 

というわけで、今回、車でサバンナの病院に向かう時、ディ・ディもドニーもお馴染みの結果を予想していた。4人の可愛い女の子の赤ちゃんだ。だが、実際には生まれてくるのは2人の可愛い男の子だ。僕は、これはサプライズにしておきたかったので、ふたりには言わないでいた。

確かに、大変なサプライズだった! ふたりともいつまでも泣き続けるのではないかと思った。その「ふたり」とは赤ちゃんの方ではない。赤ちゃんは全然泣かなかった。取り乱して泣きじゃくったのは、ドニーとディアドラの方だった。ふたりとも赤ちゃんを抱きたがり、いったん抱くと、決して離そうとしなかった。

それに男の子の名前も選んでなかった。僕は、次の女の子たちにはエディスとエーテルを加えようと言い張ったのだが、実際は、僕はその名前はまるで大嫌いで、あの時、事実をばらしてしまおうかと思ったほどだった。

それより前に、僕はディアドラから点を稼いでいた。彼女は「イブ」という名前が良いと言ったのだが、僕は「イブ」はダメだよと答えたのである。だって、君がすでに、アダムの僕にとっては「イブ」になっているんだからと。僕は、適切な刺激さえあれば、時々、とてもロマンティックになることがあるのである。

そんなこんなで新しい男の子たちの名前はエリックとイーサンになった。僕はエルビスがよかったんだけど、ディアドラは頑強に抵抗した。性別が違うだけで、同じ話しだ(僕がすでに彼女にっとってのエルビスだと)。EボーイたちはEガールたちと同じ能力を持っている。6人の子供たちが声に出さず互いにコミュニケーションできるというのは、今後、僕たちを待ち構えているトラブルになるだろう。

娘たちは男の子たちを愛している。エマはただ顔を見るだけで男の子たちを笑わせることができる。僕の考えでは、エマは、1歳に満たない子でも猥雑に面白い思うようなことを話してるのだろうということだ。多分、トイレ関係のユーモアだろうな。エマはその手のジョークが得意だ。「おなら」を意味する表現を100個、思いつくことができるのだから。もちろん、男の子たちは1歳にもなっていない。ディアドラが、僕は子供の教育に対して悪い影響を持っていると思うなら、彼女はまだ何も見ていないと言うことだ。エマが最悪なのに。

子供たちが、何か厳粛な行事で他の人がいる時に、真面目な顔をしてようと頑張ってくれるのは、一体いつのことになるのだろう。今は期待すらできない。特にエマときたら困ったものだ…。

だが、ともあれ、息子たちはまだ11カ月だ。やっと歩き始めたばかり。いつも笑っている。僕にとっては、一番子供たちが可愛い時期だ。

ドニーの話し

幼い時期が言語習得に最適であるのはよく知られた事実だ。5歳くらいまでは、脳はあらゆる言語について非常に柔軟に習得できる。ディ・ディと私はその事実を活用することに決めた。

まあ、私たちは多少おカネがあった(アンドリューのビジネスはかなり順調に発展していた)し、時間もあったし、子供たちもとても知能が高かったから。子供たちの能力をどこまで高められるか、試してみようと決めたのだった。

毎日、ある言語の教師が家に来て、娘たちにある言語を教えている。言い換えると、毎週、毎日、異なった教師が来て、娘たちに異なった言語を教えている。月曜日はフランス語、火曜日は日本語、水曜日はドイツ語、木曜日は中国語、金曜日はスワヒリ語だ。私たちは、本当に言葉が簡単に習得できるものなのか、特にうちの早熟な娘たちにそれができるのか、確かめたいと思っている。アンドリューはフランス語を混ぜることを特に望んだ。外食しに出かける時、メニューで助けてくれる人が欲しいらしい。

私は、言語に関してはそれは正しいと確信している。特に、エマはこの世に生れてたった3年なのに6つの異なった言語で「ファック・ユー」を言えるのだ。彼女があのとても保守的な教師たちからどうやってその情報を得たのか、私の理解を超えている。アンドリューは全然驚いていないけど。

言語が幼い時期は簡単に習得できるという点については、アンドリューも同感している。彼がちゃんとポイントを捉えているとは思わないが。簡単に習得できるのは人間言語だけのはず。彼は娘たちにコンピュータ言語を教えている。毎日、今日はパスカルだ、今度はビジュアル・ベーシックだ、次はCだ、HTMLだ、そしてジャバだと。他にもあったけれど、そんなの誰が知ってるというの。アンドリューは、彼が知ってるたいていのプログラマーたちより娘たちの方が優れていると言っている。



[2012/02/08] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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