車を飛ばして迎えに行った。わたしも今夜少しワインを飲んでいたので、注意しながら運転した。
ジェイソンの家に着いて、車から出て、できるだけスカートの裾を下げながら玄関へ向かった。家の中から音楽の轟音が聞こえてくる。
ドアベルを鳴らすとすぐにジェイソンが出てきた。嬉しそうに満面に笑みを浮かべてわたしを家の中に招き入れた。でも、しょっちゅうわたしのことを頭からつま先までじろじろ見てる。
ジェイソンはショートパンツだけの格好で、濡れた身体からポタポタと滴を垂らしていた。
「やあ、ケイト、入って! ビール、飲む?」
「こんばんは、ジェイソン。いいえ、ビールはパスするわ。トミーを迎えに来たの。ここにいるでしょう?」
「ああ、僕たちみんなでホット・タブに浸かっていたところなんだ。ねえ、気にしないで」
彼はそう言って、断ったのにわたしにビールを手渡した。ちょっとためらったけど、わたしはビールを受け取った。まあ、いいや。パーティをしてるわけなんだし…。
気がつくと、ジェイソンはさっきからわたしのことを本当にじろじろ見ている。目がわたしの胸の谷間あたりを泳いでいた。確かに、わたしのこんなに露出した胸は彼には初めてだったかも……。
「ところでさあ、この前の撮影会はすごかったなあ…。あの時の写真はもう見た?」
「いいえ。わたし、あれでOKだったかしら?」 正直、あの時、自分がどこまで見せてしまっていたか、何より気になっていた。
「え? っと言うことは、トミーはまだあの写真を見せていなかったの? 何てドジなんだ。二階の僕の部屋に来る? そしたら見せてあげるよ」
こんなにわたしの身体をじろじろ見ているんだもの、その誘いに乗ってはダメ。でも、ジェイソンはお気に入りの子だし、彼と彼の部屋でふたりっきりになったらと思ったら、興奮して小さく震えてしまった。どんなことが起きるかしら…。
「ダメ…。今夜は遅いわ。またいつかね。今日はトミーを連れて帰らなくちゃいけないの」
ジェイソンがすっかり酔っているのは明らかだった。相変わらず、わたしの胸をじろじろ見てるし、腰の方にも目をやっている。わたしは優しく微笑んで、まわりを見回した…。ああ、わたし、ジェイソンの母親と言ってもいい年の差なのに、それでも彼によだれを流させることができるのね。
ジェイソンの後をついて庭のパティオに出た。そこを通って、ホット・バスがあるプールへ出た。
トミーが入るのが分かったし、他には女の子ふたりと男の子がひとり、バスに入ってる。女の子のひとりは知っている。ジェイソンのお姉さんのジーナ。もう一人は分からないわ。男の子はスティーブ。息子の学校の友だち。
「あ、ママ。迎えに来てくれてありがとう」 と息子が笑顔になって言った。
みんなが、何だか飢えた目でわたしのことを見ていた。女の子たちまでも飢えた目をしてる。成熟した、誘惑的なわたしの熟れた身体を見つめてるの?
わたしはホット・バスに近づいた。ジェイソンは早速バスに入った。わたしは芝生のところの椅子に腰かけた。ショーツを履いていないことを思い出して、両脚が開かないように注しながら。
みんなバスタブに浸かりながらおしゃべりをしていたけれど、誰もが、時々、チラチラとわたしの方を見ていた。男の子たちがわたしの脚の間を覗きたがるのは分かるけど、でも、どうして女の子たちまで? わたしのこと怖がっているのかしら?
しばらくしてジーナが声をかけてきた。
「ケイト?……わたしたちと一緒に入らない? とても気持ちいいわよ?」
そんなことを言われて、ちょっと驚いた。だって、わたしは水着を着ていないのよ?
「まあ、ありがとう。でも、水着も着てないし…」
「そうか…。でも、うちのママの水着なら大丈夫だと思うわ…。ママはいま家にいないし、全然気にしないと思うから」
みんながそれがいいと言った。特に男の子たちが喜んでいた。多分、わたしが小さなビキニを着た姿を想像したからだと思う。息子を見ると、期待する気持ちを目に浮かべながらわたしを見ていた。一緒にホットバスに入るのを想像して興奮しているのね。正直言って、わたしもちょっとワクワクしていた。
「じゃあ、ちょっとだけね。今日は暑いし、そのお湯、ちょうどいい感じのようだから」 と微笑んで、ジーナに答えた。
ジーナはお湯から出て、タオルを取り、両腕を広げて肩にタオルをかけた。よくよく見ると、ジーナもすっかり女らしい体つきに成長している。濃い色の長い髪の毛、若々しくて、ちゃんと成長した胸、それにビキニの生地を通してツンと固くなった乳首が輪郭を見せている。おへそのところまで露わになっているお腹は引き締まってるし、腰のところも完璧な形で、脚の間の小さな布地に包まれていた。
たぶん、あそこの毛を剃ってるんじゃないかしら。ビキニの生地はあそこの部分がやっと隠れるくらいしかなくて、左右の腰の上の方に伸びる細い紐で結えられているだけだから。
ジーナの目を見たら、何か好奇心を持ってるような表情が見えた。口元に小さく笑みを浮かべている。
「一緒に来て。着替えを手伝ってあげる」
もう一人の女の子はわたしのすぐ前にいて、わたしのことを見ていた。それに気づいて、ちょっとだけ脚を広げながら立ちあがった。多分、わたしのスカートの中がちょっと見えたはず。
その子が緑色の可愛い目を大きく見開くのが見えた。それに頬もちょっと赤くしている。だけど、目を逸らしたりせず、ジーナと歩いていくわたしのことをずっと目で追っていた。他のみんなも同じで、歩きながら、みんながわたしのお尻を見てるのを感じた。何だか、とても淫らな感じになっちゃって、興奮して背筋がゾクゾクした。