ウィルは、ニヤニヤしながらさらに顔を近づけてきた。彼の顔を見ながら、無意識的に、赤い口紅を塗った唇を軽く舐めた。そして、この窮地から脱出するためなら、キスくらいならかまわないかもと思った。「何のことはないわ、キスすればいいのよ」と頭の中で声がした。
私は突然立ち上がり、ウィルに抱きついた。彼の顔を両手で挟んで、ディープなキスをした。
彼は目を閉じ、片手で私のあらわになっている乳房を握りしめ、もう一方の手を私の背中からお尻へと這わせた。彼は、手を私のお尻へと降ろしながら、私の体を強く引き寄せた。お腹を彼のものが突いているのを感じる。
彼に抱きすくめられている形になっていたので、私の両手は簡単には動かせず、彼の下半身の辺りに囚われたままになっていた。そのうちの片方の手を何とか動かしたが、結果として、彼の股間の近くをもぞもぞと動きまわる形になっていた。その間も、私たちは頭を傾ける向きを変えながらキスを続けていた。舌が絡まりあい、唾液が混ざり合う。
ウィルの手は私のお尻からさらに下に降り、片方の脚の太ももを押えていた。突然、彼は力強く、その私の太ももを持ち上げ、私の長い脚で彼の腰を包むようにさせた。同時に彼は股間を私に向けて突き出してきた。
「うぐぅぅぅぅ・・・」
私は小さくうめき声を上げていた。彼の固い勃起がお腹を突くのを感じたから。しかも、かなり大きそうに感じられたから。
ウィルの仲間たちは、突然起きたこの出来事に驚き、口をあんぐり開けたままになっていた。そしてようやく私はウィルから離れた。半開きになったままの私の口からは、2人の出した涎れがたらたら流れたままだったし、今は両方の乳房があらわになっていた。私は、今の強烈なキスに、少し頭に霧がかかったように呆然としていた。うつむいてウィルの視線を避けた。落ち着いて自分を取り戻そうとした。
少し間を置いて、ウィルに言った。うつむいて、彼とは視線を避けたままだった。
「さあ、今のでいいでしょ。あなたが求めていたキスをしてあげたんだから・・・だから、もう、私をここから出て行かせて」
「いやダメだな・・・今のは、お前がやりたがったキスだろ」
何を言っているのか分からず、私は彼の顔を見た。
するとウィルはズボンのベルトを外した。だぶだぶのバギー・パンツが床に落ちた。中から、非常に大きなペニスが出てきた。長く、太いペニス。びくんびくんと脈動してプレカムを出している。丸太のような黒肉の塊。
それを見つめていると口の中に涎れがでてきた。私の視線から、私がその怪物を体の中に入れたがっていることが、見ている者たちにも明らかになっていたと思う。
ウィルはその巨大なペニスを手で反り返らせて見せながら言った。
「確かに俺はキスをしてもらいたがったぜ。だが、やって欲しかったキスは今のとはちょっと違うんだよなあ・・・エリカ」
確かにすでに私はものすごくエッチな気分になっていた。だが、その気分に身を任せるのには恐れを感じていた。この男たちは私の秘密を知ったら怒り狂うに違いない。その恐れだった。
「ご・・・ごめんなさい・・・私・・・」 切り抜ける方法を考えながら、私はうつむいて床を見つめていた。
「わ・・・私・・・できないの。ここから帰して欲しいの。お願い・・・」
突然ウィルが私の腕をつかんだ。ぐいと引き寄せられた。彼のペニスがビタリと重々しい音を立てて私の太ももに当たった。
「ああ・・・やめて!」
「何を怖がってるんだよ? 俺たちには、お前がやりたがってるってのがお見通しなんだぜ? 俺のコイツが欲しいってお前の顔にありありとでてるじゃねえか。ええ?! 何にも困ることはねえんだぜ?」
私は下を向いたままウィルに腕をつかまれ振り回されていた。私の周りをいきり立ったペニスをした男たちが取り囲んでいる。この車両には、私たちのほかには誰もいない。そして、自分でもよく分からずに、気がついたら、私は、自分のことを告白していたのだった。
「わ・・・私・・・本当の女じゃないの」 恐怖におののきつつ告白していた。
ウィルが私の顔を見た。 「ああ?! なんだと?!」
「ご、ごめんなさい・・・あなたをだますつもりは・・・いや、他のみんなもだますつもりは全然なかったのよ・・・今日は大変な一日だったし・・・ただ黙っているのが一番いいと思ってて・・・」
最後まで言おうとしたが、突然、体を抱え上げられ、またもや、電車の壁へと体を強く叩きつけられた。
「ああ・・・」
背中に痛みを感じ、私は声をあげた。例の巨漢の黒人がまたしても私を投げ飛ばし、私を壁に押しつけたのだった。今回は、彼は私の両手首を握って壁に押し付けていた。私は壁に大の字に張り付けにされていた。その私の前にウィルがやって来た。
「ほう・・・お前、本当に女じゃねえのか?」
「・・・違うの・・・」 私は恥ずかしさにうつむいた。
ウィルは私の赤いドレスをめくり上げ、中の黒レースのソング・パンティをあらわにした。そこには小さな盛り上がりがあり、それは電車の中にいた7人の男たちの誰にも簡単に見て取ることができた。ウィルはさらにそのソングを横にずらし、私のペニスを外に出した。私は女性がするように脚を交差させ、できるだけ隠そうとした。
ウィルは私のペニスを見て、それから私の瞳を覗き込んだ。
「おい、タイニイ!」 彼は私から視線を外さず、仲間の1人を呼んだ。
「こっちに来て、エリカに教えてやれ。俺たちが、この男の・・・っていうか、この女の・・・ここら辺にくっついている代物にどんなことをしてやるか、実地で教えてやれや!」
男たちの1人が前に出てきて、私の前にひざまずいた。・・・私のペニスをつかむ・・・そして舐め始めたのだった。
「あああん・・・・」
タイニイにペニスを吸われ、私は思わず悩ましい声をあげていた。私の声を聞いたとたん、他の男たちが一斉に服を脱ぎ始めた。
「んんんん・・・ああん・・」
私は目を閉じ、声をあげ続けた。さらにタイニイの口に少しだけ腰を突き出していた。
私の手首をつかみ壁に張り付けにしていた巨漢も、手を離した。私は手を降ろし、タイニイの頭をつかんで、彼の口にペニスを突き入れ始めていた。わがままに腰を突きたてながら、快感を告げる悩ましい声をあげ続けていた。
「ああん・・・あなたのことをみんながタイニイって呼ぶわけが分かるわ・・・あなたのお口ってとてもきつくて気持ちいいのね・・・」
私は彼の口を犯しながら喘ぎ叫んでいた。両方の乳房をあらわにし、赤いドレスもおへその辺りまでめくり上げながら。
やがて私はクライマックスに達しようとしていた。だが、その瞬間、体を乱暴に引っ張られ、タイニイから離された。私の周りを素っ裸になった男たちが取り囲んだ。無理やり頭を下げられ、床にひざまずかされた。床に膝をついて座った私の周りを、様々な大きさの7本のペニスが取り囲んでいた。そのどれもが私の顔を狙っている。私を輪姦の天国に送り込もうと、狙いを定めている。