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デス・バイ・ファッキング 第13章 (4) 


アンドリューの話し

うーむ、最悪の事態だ。

僕たちはパティオでランチを食べていた。僕はPBアンドJ(参考)を、ディ・ディとドニーは何か葉っぱっぽいのを食べていた。うちの小さなマンチキン(参考)どもはテニスコートで遊んでいる。ボールを打ってネットの先まで飛ばそうとしている。時々は成功しているようだ。

ドリスは、またちょっとした遠足に出かけていて不在だ。ドリスが50年くらい前から付き合ってる老婦人が町に住んでいた。彼女は未亡人で、ドリスは彼女のことを友だちだと思っている。ジャニス・エドワーズというご婦人だ。ドリスとの契約の中に旅行をさせることも含まれていたが、僕たちはドリスをひとりで旅行に送るのは良くないと感じていた。そこで、このジャニス・エドワーズさんのことを知った僕らは、彼女におカネを払って、ドリスのお伴をしてくれないかと持ちかけたのである。というわけで、このおばあちゃん二人は国じゅうを飛び回って、楽しんでいる。今回、ふたりはアリゾナに行っている。

ちょうどチョコレートミルクを啜っていた時だった。ドニーがいきなり質問をしたのだった。

「アンドリュー? 私たちの従姉妹のひとりに子供を授けるのはどうかしら? 考えてみてくれない?」

チョコレートミルクを鼻に入れてしまったことがあるだろうか? 決して楽しい経験ではないのは確かだと言える。

ドニーの質問を受けた結果から何とか立ち直った後、僕は返事をしようとした。

「ドニー、お願いだから、何か飲んでるときにそういうことを言わないでくれよ。それで? いったい何の話しなんだ?」

そこでドニーは、従妹のダニーとやらにまつわる厄介な説明をしてくれた。そして質問を繰り返したのだった。

「するつもりはある? アンドリュー」

どうして彼女たちは、しょっちゅう、愕然とするほど難しい情報を僕の方へ投げつけ続けるのだろう? 僕は、単純なことしか求めない、単純な男なのに。僕の求める単純なことは、大半、ここにいる輝かしいほど美しくセクシーな妻たちによって満たされているのに。僕はそのようなことを伝えた後、こう言った。

「僕はディ・ディに出会った後は別の女性に目もくれたことがない。君は別だよ、ドニー。もちろん、君のことも見つめてきた。でも、他の女性にはまったく興味がないんだ。もっとセックスって、どうやって? セックスに関しては、いわば、最大値に達しているんだよ。さらにセックスって、僕のスケジュールにはそんな時間はないよ」

ディアドラも話しに加わってきた。

「アンドリュー? この話のセックスはセックスのためのセックスじゃないの。妊娠のためのセックスなの。私たちも誇りに思うのよ。あなたの能力を如実に証明することになると思うから。でも、ともかくダニーは子供が欲しいだけなの。私たちがあなたを他の女と共有するなんて、いちばんつらいのは私たちなのはあなたも分かるでしょう? でも、他に方法があるかしら? あなたのような男性を他に見つけるまでは、話しを持ちかけられる人は誰もいないんじゃない?」

ドニーは今にも笑い出しそうな顔をしていた。

「『あなたの能力を如実に証明』って。うふふ…。ディ・ディはダニーは妊娠したら私たちに嫉妬するようにさせたがっているようね。でもね、アンドリュー? たぶんダニーはあなたをひと目見た時から私たちに焼きもちを焼くと思うわ」

「でも…。だけど…」

こんなことに何と言ったらいいのだろう?

「…でも、僕は他の女性とセックスをしたくないんだよ。もう、世界中で最高レベルの性生活を送ってきているんだ。これ以上やっても、後は下方レベルへと降る方向しかないんだよ」

「でもアンドリュー? あなたは下の方へ降りるの大好きだと思っていたけど? 私たちの身体の…」

「ドニー、君は正直、この件を楽しんでいるんじゃないのか? 僕を身悶えさせて喜んでいるよ。どうやったら、こんなのうまく行くのかなあ? 場所はどこ? 僕は他の女とセックスする目的でどこかに出かけるなんてお断りだからね。本気だよ。ここでないなら、ここで君たち二人がそばにいないなら、絶対にお断りだ」

ああ、失敗した。言い方を間違えてしまった。僕の意に反して、ふたりは僕に同意させたのだった。「他に申し出があっても全部捨て去る」と言ったのもまずかった。

本当に、僕はこれっぽっちもこの件に興味がなかった。心の中のいちばん奥の秘密の部分にまで潜り込んでも、僕が他の女性について何かを思うなんてことはまったくないのに。毎日、1日につき2回セックスをしているのだ。しかも、その一回一回が極度に濃厚なヤツを。確かに休ませてもらっているときはある。周期が襲ってきて、ときどき頭痛になる時だ。でもその周期も頭痛も彼女たちの方じゃなく、僕の方なのである。それなのに、これ以上、何を求めると言うんだろう?


[2012/02/16] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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