ジーナが、わたしの後ろ、ちょっと横のところに近寄ってきた。両手を出してわたしの下のビキニの腰紐をつかんで、キュッと引き上げた。彼女のビキニと同じ感じに、ハイレグらしく。
でも、そのとたん、あそこにビキニが食い込むのを感じた。思わず、ああんッ! と小さな声が漏れてしまった。
目を落としてみたら、あそこの唇の片方が外にはみ出てしまってる。べロリと生地の外側に…
あっと息を飲んで、目を丸くしていた。ああん、こんなエッチな姿…。陰唇を片方だけはみ出してる姿…。なんて淫らなの?……でもセクシー…。
ジーナがわたしが下を向いてるのを見て、わたしの視線を追った。彼女、お口を開いて、舌舐めずりしている…。
「あっ、ご、ごめんなさい…。私に直させて」
ジーナは素早くわたしの股間に手を伸ばして、あそこに触れた。指を一本、ビキニの生地とわたしのあそこの唇の間に入れて、生地を伸ばして引っぱり上げ、私のあそこを隠してくれた。
すぐに手を戻してわたしの腰にあてたけど、その手の指がキラキラ輝いていた。わたしが出した湿り気が彼女の指に残ってる…。
ああ、どうしていいか分からない。何と言っていいか分からないわ。
この子はわたしのお友達の娘さんなのよ。彼女が小さな子供の時から知ってるのに。なのに、今は……。いま、彼女はわたしのあそこを触っていた。いかに他意がない行為と言っても、わたしのセックスする部分に触れたの…。
この子が欲しい気持が湧いていたけど、何とかしてそれを隠そうとした。でも、それって、とても難しいわ…。本当に難しいの……。
「これでオーケー。準備ができたわね。行きましょう。みんなをノックアウトしに!」
ジーナはそう言ってわたしの手を取り、引っぱって行った。わたしはどうしてよいか困って、小さく震えながら、彼女に連れられて階段を降りた。庭に通じるガラス戸まできて、ちょっと立ち止まった。
ジーナはわたしが迷ってるのを察したみたいで、わたしの前に来て、つま先立ちになって、わたしの頬にあのバラ色の唇で優しくキスしてくれた。この子、近くに来ると、とてもいい香りがする。
「大丈夫よ。見てれば分かるから」
ジーナは、わたしに不安を和らげる優しい言葉をかけてくれた後、ドアを開け、庭へわたしを導いた。わたしは下唇を噛みながら、後に続いて外に出た。ハイヒールを履いているので、歩くと腰が左右に揺れる。
わたしたちが外に出て、みんながわたしの方に視線を向けたとたん、おしゃべりがピタリとやんだ。男の子たちはみんな口をあんぐりと開けてわたしを見つめた。みんな、飢えた目をして、わたしの露わな身体を上から下までじろじろ見ている。
息子を見たら、信じられないといった顔でハアハア息を荒げていた。ジーナはわたしの手を離し、一足先にホットバスに入ってしまった。わたしは小さく震えながらそこ突っ立ったまま。ああ、もう…。わたし、何をしているのかしら? 息子や息子のお友達の前なのに!
「ケイト、入ったら? とても気持ちがいいわよ!」 ジーナが声をかけた。
わたしもバスタブに入り、息子とジェイソンの間に身体を沈めた。首まで水につかって、身体が見えないようにした。ジーナとスティーブ、それにもう一人の女の子はわたしの反対側に入ってる。
わたしが入るとすぐに、おしゃべりが再開し、わたしも少し気持ちを落ち着けることができた。息子がわたしの手に触れて、わたしを安心させようと手を握り、耳元に囁いた。
「ママ、とても素敵なビキニ姿だよ」
ジェイソンは、背の高いワイングラスに赤ワインを注いでわたしに渡してくれた。それをすぐに一気に飲み干し、空いたグラスを差し出して、お代わりをもらった。
ジーナは笑いながらスティーブと女の子と一緒におしゃべりをしてる。どうやら、わたしがこんな露わな格好でバスタブに入ってるのを忘れてくれたようだわ。
そうこうしてると、ジェイソンがトミーにウインクして、「ねえ、みんな。パーティをしたくない?」 と言い、近くに脱ぎ捨てられてたズボンから巻きタバコのようなものを取り出した。
「おお、いいねえ。火をつけて」 とスティーブの声。
「あんた、持っていないと言ってたと思うけど?」 とジーナが弟のジェイソンを見て言った。
「特別な機会のために取っておいたんだよ」 とジェイソンはわたしにニヤリと笑いかけながら言った。
「ああ、なるほど。いまがそれってわけ?」 ジーナは、ジェイソンが、わたしが一緒にバスタブに入ってることを言ってるのを知りながら、わざとおどけて言った。
「そうさ。でもミセス・ジョンソンがオーケーと言ってくれたらの話しだけど」
みんながいっせいにわたしを見た。
「ああ、ええ…。でも、わたしのことをミセス・ジョンソンと呼ぶのはやめてね、お願い。何だかとても年を取った気持ちになってしまうの。それにしても、みんながタバコを吸うとは知らなかったわ」
みんなはわたしを見て笑っていた。息子までも。
「ママ、これはマリファナだよ」
わたしはびっくりして、ジェイソンに近づいてマリファナをじっくり見た。
「そうしょっちゅうするわけじゃないんだけどね。特別なことがある時だけ。ケイト、あなたが僕たちと一緒になるとかといった特別な時だけ」
ジェイソンはわたしの希望を受けて、名前で呼んでくれた。