…ラリーは裸で地下室にいる。そして私は、真珠のネックレスを試しにつけようとしてる…
とても綺麗なネックレスだった。
シャノンとデニスがドアのところに現れた。
「それじゃなく、これをつけてみて」 とシャロンがロケットがついたネックレスを出した。
古臭そうなネックレスだったけど、そもそもネックレスをつけること自体、古臭そうになっている。
ペグはゴールドのチェーンを首につけ、私と一緒に階段を降りて一階に戻った。地下室にいるラリーのことを考えた。彼はこのことをどう思っているんだろう? どうしてラリーはシャノンをあんなふうに見つめていられたの? 私がそばにいたのに?
食卓は、圧倒的に素敵だった。何もかも完璧にセットされている。デニスも降りてきた。首に素敵なゴールドのチェーンを2本つけていた。そしてシャノンが現れた。
シャノンは素っ裸だった。いえ、真珠のジュエリーとハイヒールは身につけていたけど、その他は何もなし。指輪すらつけていない。
「やっぱり真珠をつけると素敵だわよ」 とデニスが微笑みながら言った。
シャノンは、何て身体をしてるのだろう!
「さあ、みなさん、腰かけて」
シャノンはそう言って、キッチンに行き、料理を持ってきた。
するとデニスがブラウスを脱ぎ始めた!
デニスはブラジャーをつけていなかった。あの2本のゴールド・チェーンを除いて、スカートから上は何も身につけない姿になった。そして椅子に座った。
シャロンはまたキッチンに戻っていた。ハイヒールを履いたまま、素っ裸で家の中を歩き回っている。
「する?」 とペグが私を見て言った。指をブラウスのボタンにあてながら。
ペグは私の顔に浮かんでいる表情から私の答えを読み取ったに違いない。すぐに、その考えに見切りをつけ、椅子に座り、私も同じようにするよう、仕草で示した。
まあ、何とか私はこの状況に慣れたのだと思う。ワインを飲み、ゴシップ話をして楽しんでいた。時々、私の目がシャノンの裸の胸へとさまよっていたし、階下にいる男性たちのことも頭をよぎった。でも、自分でも、よく自分がこんな状況に適応していたと、驚きだった。
食事は驚嘆すべきものだった。シャノンは1週間ずっと計画を練っていたに違いない。―デザートはまるで天国のよう。
食事が終わると、みんなが、そろそろ男性たちにもお楽しみを与える時間ね、と言った。そして、シャノンは皮紐を出したのだった。
男たちがじっと突っ立ったまま、逃げようともせず、それを受けているのを私はじっと見つめていた。その後、四人は床にうつ伏せに横たわっていた。手錠を外し、服を着るよう命令し、私たちは1階に戻った。男たちが1階に上がってきた時までには、シャノンとデニスも、服を着ていた。
ラリーと私は黙ったまま、シャノンの家を出て、車へと歩いていた。彼がしたこと! 私がしたこと!
車に乗るとすぐに、ラリーは私に襲いかかり、私にキスをした! すごく情熱的で、信じられないほど! 家に戻るまで、一言も言葉を交わさなかった。そして、その夜、私たちは何度も何度も愛し合った。一言も言葉を交わさず。
そして、これが私たちの最初の集いでの出来事だった。今は、この集いに出かける準備をするとラリーがどれだけ興奮するか、目を見張る。彼は何も言わないけど、私には分かる。そして、集いの後は、彼はいつもアレをする気が充分になっている。それは私も同じ。たとえ、ディナー後に行われる「二階で」の行為の後ですら、私は、いつも、もっとしたい気持になっている。ディナーの席でも、私はもはや恥ずかしがったりしていない。それにシャノンは私に真珠をつけるのを許してくれていた。シャノンの身体はまだだけど、あの真珠は愛している。
ディナーの後、私たちはいつもシャノンの寝室に場所を変えることから始める。ペグと私は、ふたりとも脚をハサミの形にして、お互いのあそこを一緒に擦り合わせるのが好き。これをするときはベッドに上がっても良くて、ふたりとも両ひじをベッドに突いて上半身を起こし、互いの顔を見つめあいながらしている。
シャノンはデニスの乳首を吸う。デニスはこれが本当に大好きで、これだけで達してしまう。私が思うに、シャノンは本当は下のあそこを舐めてもらいたがっているはず。でも、まだ誰もそれを思いきって切りだしてはいない。今はデニスに指でしてもらってるだけだ。
おわり