トリスタが俺の肩から顔を上げ、俺は彼女の頬に優しくキスをした。見つめあい、再び唇を重ね、長い官能的なキスをした。
「もう、君は『良い子』じゃなくなったね」 と俺は微笑み、彼女の胸と尻から手を離した。
トリスタも微笑み、俺の頬へ再び顔を寄せた。
「とても気持ちよかったわ」 と俺の背中を撫でながら言う。
「ああ」 俺も彼女の背中を優しく撫でた。
「ちょっと秘密にしていたことがあるのよ」 とトリスタは顔を戻し、俺の目を覗きこんで言った。
「え、何?」 と俺はまた両手を彼女のお尻に添えた。
「ちょっと恥ずかしいんだけど…」 とシャツの中に手を入れ、乳房をブラジャーの中に戻しながら言った。
「話して」 俺は彼女の美しい緑色の瞳を覗きこんだ。
「誰にも言わないって、約束して」 と小さな声で言う。
「心臓を引き裂いて殺しても、目に針を刺してもいいよ」 と俺は小さく笑った。
「私ね、まだバージンなの」 と俺の胸板に顔を埋め、小さな声で彼女は言った。
「ああ、そんなこと、全然恥ずかしいことじゃないよ」 と俺は彼女の背中を撫でながら優しく言った。 「素敵なことじゃないか」
トリスタは顔を上げ、俺の目を覗きこんだ。「でも、自分で慰めることはしているの」
それを聞いた瞬間、息が詰まりそうになった。
彼女は再び俺の目を覗きこんで、続けた。
「こんなこと話したのは、ジャスティン、あなただけ。だって、あなたのことが本当に、本当に好きだから…」
そして彼女は再び俺の胸に顔を埋めた。
「…私ね、ときどきポルノ映画をレンタルしてきて、どういうふうにするのか勉強しているの」
「本当?」 驚きすぎて、ほとんど言葉が出せない。
「そんなことするなんて、私はダメな人間だわ」 と彼女は小さな声で言った。
「違うよ、そんなことはないよ。僕だって同じことをするさ」
それから俺とトリスタは、抱き合ったまま、何も話さず座っていた。そうしているのが、本当に自然なことのように感じられた。この感じ、いつまでも続いていてほしい。
「そろそろ行かなくちゃ。お父さんとお母さんが探しに来る前に」 とトリスタは身体を起こし、俺の膝の上から降りた。
彼女に助けられて俺も立ち上がった後、もう一度、抱き合い、最後のキスをした。そしてワイン室のドアを出た。
トリスタはドアを閉め、俺を案内しながら、暗い廊下を進み、メインの地下室に戻った。さらにそこのドアをすぎ、1階に上がる階段へと進んだ。