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誰とやったか知ってるぜ 第7章 (17) 

「僕、ちょっとトイレに行きたくなった」 階段を上がりかけたところで、俺はトリスタに言った。

夕食が出来上がりそうなのだろう。匂いがしていたし、トリスタの母親がキッチンでせっせと準備している音も聞こえた。

「私も」 とトリスタも俺を振り向きながら小声で言った。

二人でキッチンを通り抜け、テーブルの席に着いた。トリスタの母親はすでに料理の大半をテーブルに並べていた。どれもこれも美味しそうだった。

「ちょっとおトイレを借ります」 と俺はいったん席を外した。

テーブルを回る形で歩いていこうとすると、トリスタの父親が俺とすれ違う形で横を通り過ぎ、席に座った。俺はトイレに入るとすぐにズボンを降ろして、注意深く下着を降ろした。

トイレットペーパーを取り、下着についた汚れを拭い始めた。全部拭いきり、トイレに捨てた後、小便をした。その後ズボンを履き、服装を正し、トイレを流して、手を洗う。

またキッチンを通り、あの頑固オヤジの横を通って戻った。するとトリスタも立ちあがって、廊下の先のトイレに向かった。

「ちょっと着替えてから、トイレに行くわね。すぐに戻るから」 と彼女は自分の部屋へ向きを変えた。

「あ、そうだ。ジャスティン? ワインセラーに急いで戻って、あのワインを持ってきて。テーブルに置きっぱなしで忘れてきちゃったの」

「ああ、いいよ」 と俺は立ち上がった。

「それと、お前の間抜けな手で棚のワインには絶対触らないようにな」 と、俺が階段の方へ向かうと、トリスタの父親が怒鳴るような口調で言った。

ワインセラーへの行き方は分かっていたので、照明はつけなかった、階段を下り、地下室を横切り、奥の廊下へ通じるドアへと向かった。ドアの近くに来た時、俺はちょっと立ち止まった。何か変な声が聞こえたからだ。心臓をドキドキさせながら、ドアをちょっとだけ開け、その隙間から奥を覗いた。

「このドアは、確か、トリスタがちゃんと閉めたはずなんだが…」 そう独り言を言いながら、少しじっとして、聞き耳を立てた。

また、何か、か弱い泣き声のような声が聞こえた。女の声のように聞こえる。俺は静かにドアの方へ近づいた。また泣き声がした。

「こっちから聞こえる…」 と小さな声で独り言をいいながら、その古い木製のドアを引き、自分の体をすり抜けられる程度に開いた。

また泣き声が聞こえ、俺はびくっとなって凍りついた。ワインセラーの方から聞こえてくるみたいだった。そのドアを見ると、少し隙間があいている。あの湿った薄暗いセラーの中、ろうそくの光がちらちら揺らめいているのが見えた。

ドアの隙間に静かに近づいていったが、心臓がドカドカなってしかたがなかった。また、部屋の中から声が聞こえ、凍りつく。

ドアのそばまで来て位置につき、中を覗いた。薄暗い明かりに目が慣れてくる。そして俺はほとんど息がつまりそうになった。

と、同時にペニスが瞬時に勃起した。トリスタの母親が、テーブルの上に座っていたのだ。顔は向こうを向いている。スカートを腰のあたりまでめくりあげ、両脚をテーブルの上に乗せていた。テーブルの上、膝を曲げ、後ろに伸ばした片腕で上半身を支えながら座ってる。もう一方の手はスカートの中、自分で自分を慰めていたのだった。

自分の目を疑った。トリスタの母親は頭を後ろに傾け、喘いでいる。あの腕の動きから、指で股間をいじってるのは明らかだった。


[2012/03/04] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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