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ライジング・サン&モーニング・カーム 第4章 (6:終) 

彼女のその声は、ノブにいっそう激しく舌を使わせることにしかならず、瞬く間にオーガズムの第一波がアンジェラに襲いかかった。

だが、その波から醒めやらぬ間に、アンジェラはノブがあそこから顔を離すのを感じ、思わず、もっと続けてほしいのにと泣き声を出しそうになった。しかし、次の瞬間、彼の分身を一気に根元まで突き入れられるのを感じた。声を上げずにいようとしても無理だった。凶暴ともいえる動きで貫かれ、アンジェラはオーガズムの第二波に襲われ、エクスタシーの叫び声を上げた。

ノブは激しく動きながら、ずっと彼女の顔を見つめていた。

「よし[Yosh]」 アンジェラはノブが呟くのを聞いた。「もう一度だ」

「え、何? そんなのありえない…」 

アンジェラはそう言いかけたが、最後まで言えなかった。股間の女の部分が疼き、次にヒクヒクと痙攣し始めるのを感じたからだった。オーガズムの第三波が襲いかかってくる。全身が大波に飲み込まれるようだった。

「何…、あなた、私に何をしてるの?…」 そう喘いだ。こんな状態になっていても、まともな言葉を喋れていることに我ながら驚いていたアンジェラだった。

「愛しているんだよ…」 ノブは打ち込みを続けながら、荒い息で答えた。「俺にしかできない方法で…」

彼の睾丸が彼女の濡れた陰唇を叩き続けた。その大きな音、そしてそれがもたらす甘美な快感に、アンジェラの両目はつつーっとまぶたの中に上がっていった。そして、四度目の絶頂を迎え、ほとんど啜り泣きに近いよがり声を上げた。

「…ああ、すごい…」

「よしっ!」 とノブはかすれた声で言い、アンジェラの身体を半転させ、うつ伏せにした。それから彼女の腰を抱え、その尻をぐいっと高く持ち上げた。

「俺がお前の中に出すときにも、イッてもらう」

一瞬、アンジェラの頭に、コンドームのことや無防備なセックスの危険性について話してなかったことがよぎった。だが、そんな懸念は、後ろから突き入れられ、Gスポットを攻撃された瞬間、吹き飛んでしまった。

彼の攻撃を受け止めつつ、両手の指をマットレスに食い込ませながら、アンジェラは自分から淫らに腰を彼の股間へと突き返していた。

ああ、彼、前よりも大きくなっているように感じる…、来るのはもうすぐだわ…とアンジェラは思った。左右の尻頬の柔らかい肌に彼が爪を立てるのを感じ、そして彼が唸り声を上げるのを聞いた。

「いくっ! [Ikku!]」

射精が始まり、ノブの分身が体内で脈動する。それを感じた瞬間、アンジェラもスイッチが入り、顔をマットに埋め、くぐもった叫び声を上げた。

フランス人はどうしてオーガズムのことを「小さな死」と呼ぶのだろう? アンジェラがそれを不思議に思ったことがあったかもしれない。だが、この瞬間、彼女がその意味を理解したのは確かだろう。ノブが引き続き射精をしながら出し入れをする間、彼女は彼の身体の下、死に瀕した人のようにピクピクと痙攣を続けていた。

やがて、ノブは荒い息を吐きながらアンジェラから抜け出た。そして、自分の出した白濁が彼女の内腿に流れ出るのを見て、微笑んだ。自分の身体で彼女を覆い包むようにしながら、アンジェラの身体から匂い立つセックスと汗の匂いを嗅ぎ、その後ろ首にキスをした。

しかし、アンジェラが動かないのを知り、彼は不安になり、彼女を仰向けにさせた。顔を見ると、目は開いているもののガラス玉のようになっている。意識を失っているようだった。

「アンジェラ? …アンジェラ!」

身体を揺すったが、ぐったりとしたままで、首がぐらぐらと動かされるままになっている。乱暴にしすぎてしまったかと、恐怖に襲われたが、彼女がまだ息をしているのを見て、安心した。

ノブは彼女を優しく抱き寄せ、額にキスをし、毛布を引き寄せ、一緒に横になった。

「どうかお願いだ。また私をひとりにしないでくれ」

彼はそう日本語で呟いた。そして、アンジェラの穏やかな寝息を聞きながら、やがて彼も眠りに落ちた。

つづく


[2012/04/04] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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