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日系美肉スチュワーデス 2 (3) 

シェリーが隣人を連れて部屋に入ってきた。それを受けて、クリスは立ちあがった。

その隣人は30代後半の、ブロンド髪の美しい女性だった。プロポーションの維持に気を使っているのが分かる。シェリーに、こちら、レイチェル・ジョンソンさんよと紹介され、クリスは手を差し出し、握手した。

レイチェルは、ホワイト・ジンファンデル(参考)を1本持ってきていた。シェリーはワインオープナーを出し、みんなのグラスにワインを注いだ。

クリスは初めて会った人に自分の問題を語るのは気が進まず、ただ座ってモジモジしているだけだった。そこでシェリーが代わりにレイチェルにセント・クロイ島での出来事を話した。クリスが犯されたこと、そして、それ以来、彼女がそのことを忘れられなくなっていることを。

クリスは、レイチェルがその話を落ち着いて聞き、まったく「ショック」を受けてる様子を示さなかったのを見て驚いた。そして、レイチェルが理解できるわと言わんばかりに頷くのを見て少し気が休まるのを感じた。

「可哀想に! でも、あなたは自分を責めちゃダメ。女というのは、一度、それほどのエクスタシーの高みに登らされてしまったら、もう、自分ではどうしようもないものなのよ。一度、それほどの高みに舞い上がらせられた後は、もっと多くをいつも求めるようになるものなの! だからあなたは全然悪くないのよ…」

「…もう、レックスは何をしてるのかしら! たった2、3分だって言っていたのに! 男の人っていつも仕事を増やそうとするんだから! ……心配しないで、クリス! うちの主人なら、あなたの問題を解決できるわ。ちょっと主人に電話をかけさせてくれる? すぐにこっちに来るように言うから」

レイチェルは電話を借りにキッチンに入って行った。その間、クリスとシェリーは座ったままワインを啜っていた。

キッチンの方からレイチェルの声が聞こえた。

「レックス! すぐに終わるって言ってたでしょう! いつまでかかるのよ! 急いでこっちに来て!」

その後もレイチェルは電話を続けていたが、急に声が小さくなり、クリスやシェリーには何を話しているか聞こえなかった。

ようやくレイチェルが電話を終え、部屋に戻ってきた。「うちの主人がすぐに来るって!」 それからクリスの膝を軽く叩いて、付け加えた。「元気を出して、クリス! 主人なら、あなたの問題について、絶対、助けになるから!」

さらにワインが注がれた。クリスは、助けになる人がいると知って、気分が晴れてくるのを感じた。

2分ほどした後、再び玄関のベルが鳴った。レイチェルの夫が来たのだろう。シェリーが出迎えた。クリスはシェリーが彼を出迎える声を聞いた。

「ハイ! レックス! どうぞ入って。私の親友のクリス・ジェニングズに会って! 彼女、本当にあなたの助けを必要としているの!」

足音からシェリーとレイチェルの夫がこちらに来るのを察知し、クリスは顔を上げた。そしてレックス・ジョンソンの姿を見て、小さい声ながらも、ハッと息をのんだ。

「クリス? こちらが主人のレックス! あなた? この人がクリス。可愛い人でしょう?」

レックスは、シェリーの友人の驚いた顔を見て、満面に笑みを浮かべた。彼は、先のレイチェルからの電話で、すぐに来いと言われたのだが、同時に指示も受け、それに従い、それまで着ていた長袖のシャツを脱いで来たのだった。ズボンと靴だけの格好で、逞しい胸板も腕の筋肉も露わに、上半身は裸で来たのである。

…シェリーの友人だというこのオンナ、レイチェルがブロンド美人ということで、まさかその夫が黒人だとは思ってもみなかったのだろうな。

唖然としたまま息を詰まらせてるクリスに、レックスは手を差し出した。

「やあ、クリス! 初めまして!」

クリスは、無意識的に手を出し、握手を受けた。そして、自分の手がはるかに大きな黒い手に包まれるのを見た。

握手の後、手を放されると思っていたクリスだったが、いつの間にか、手を引かれてソファから立たされているのに気づいた。さらにレックスが自分の横に並んでいて、その片腕で抱き寄せられているのに気づいた。

唖然としていたし、何がどうなっているのか混乱もしたまま、クリスはシェリーとレイチェルの方を振り向いた。ふたりともニヤニヤして自分たちを見ている。レイチェルが言うのが聞こえた。

「大丈夫よ、クリス! レックスはあなたが抱えている問題を解決する専門家なの!」

レックスに引き連れられながら、クリスは心臓がドキドキ鳴るのを感じていた。その高鳴りは、恐怖からではなく、期待からだった。この逞しい黒人男性に導かれるまま、主寝室と思われる部屋へと連れて行かれる。彼女にはそれしかできなかった。

部屋に入ると、二つの大きな黒い手が前に出てきて、自分のスチュワーデスの制服を脱がし始めるのを見た。クリスは自分がなんら抵抗をしていないのに気づいた。その代わりに、知らぬ間に自分の両手が出てきて、ついさっき会ったばかりのこの男に裸にされるのを手伝っているのに気がづいた。

階下では、シェリーが2本目のワインを開け、レイチェルと自分のグラスに注ぎ足ししているところだった。

突然、二階の主寝室から大きなうめき声が聞こえてきた。クリスが上げる大きなよがり声だった。

「ああぁぁぁ……、すごい……。いいッ、いいッ……。ううっ………。すごく、大きいぃぃぃ……。か、感じるぅぅぅッ……。あっ、あっ、あっ、あっ、あっ!……… ヤッテ……、ヤッテ……、もっと、もっと……、もっとヤッテ…!」

声に混じって、ベッドのスプリングがギシギシと鳴る音が聞こえる。ベッドのヘッドボードががんがんと壁にぶつかる音も聞こえた。シェリーもレイチェルも、その声と音に耳を傾けながら、くすくす笑った。


[2012/04/06] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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