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誰とやったか知ってるぜ 第7章 (27) 

椅子を引き、腰かけた時、ステージから男女が降りてきた。ふたりは俺の横を通り過ぎ、別の男女が座っているテーブルに腰を降ろした。俺は座りながら、これからどんなことを経験するのだろうとワクワクしていた。

突然、綺麗な女が二人、俺の横を通り過ぎ、ステージへの階段を登り始めた。燃えるような赤毛の女はマルチナだった。俺の方を見てにっこり微笑み、手を振っている。

もう一人の女も見覚えがあったが、誰だか名前を思い出せなかった。長いストレートのブロンドの髪をしていて、背中の中ごろまで伸びている。履いているスカートは超ミニで、脚がすっかり見えている。俺は、二人の姿を見ながら、ズボンの中でチンポがヒクヒクしだすのを感じた。

マルチナはステージに上がると、ブロンド女の腕を持ち上げ、その手首を天井から吊り下がっている手錠につないだ。もう一方の腕にも同じことをする。結果、ブロンド女はほとんど身動きできない状態にされていた。

俺は拘束されたブロンド女の顔を見つめた。本当に見覚えがあったからだ。ケイトがいないかと、素早くクラブの中を見回したが、どこにもいる気配がない。再び、俺はステージに目を戻した。

マルチナは、また、俺の方を見て微笑んだ。そして、身動きできないブロンド女の頬を両手で挟み、ゆっくりと顔を近づけ、キスを始めた。実にねっとりとした、熱いキスだった。

マルチナはキスをしながら、ブロンド女のブラウスのボタンを外し始めた。実に優雅で巧みな指使いで、ブラウスのボタンを全部外していく。

マルチナは、ボタンをすべて外し終えると、ブラウスの前を掴み、一気に前を開け広げた。重たそうな乳房が顔を出す。

胸を露わにされた女は、「ああ、なんてことを!」と声を上げた。

マルチナはブロンド女に何度もキスを繰り返した。二人は口をいつも閉じたままでいるわけじゃないので、俺のいる場所からだと、舌を絡ませ合う様子がよく見えた。

ステージの前には、二人のショーを見るために客が集まってきていた。俺の左手に目をやると、嬉しいことにブルネットの美女が二人、ショーを見ながらキスをしていた。互いに胸を愛撫し合っている。

またステージに目を戻すと、マルチナはブロンド女の首筋に唇を這わせているところだった。じわじわと下へ降りて行ってるところだ。女の豊満な乳房を優しく手で包み、左右から真中に押しつけ、深い胸の谷間を見せつけている。そして、唇を這わせながら、その胸の谷間へと移動して行く。

マルチナが女の乳輪に円を描くように舌を這わせると、ブロンド女は頭を後ろに倒し、喘ぎ始めた。

「ああ、許して…」

ブロンド女は頭を左右に振り、悶え、喘いだ。

俺はマルチナの愛撫が巧みなことに驚いていた。舌先を速く軽やかに動かし、乳首を弾き、舐めている。それを受けて、ブロンド女の乳首はみるみる固く勃起していった。ブロンド女は、責めを受けながら、頭を左右に振り、ああっ、ああっと喘ぎ続けた。拘束から逃れようと、両腕を引っぱってもがくものの、無駄な抵抗だ。

俺はちょっと心を落ち着かせようと、何か飲み物を飲むことにした。ケイトが言っていたビジネスの件も頭から離れず、それでなおさら落ち着かなかったのだろう。立ち上がり、バーの方に行き、カウンター席に座った。バーには二人ほどしか客がいなかったので、バーテンのポーラがすぐに俺のところにやってきた。

「ジャスティン…だったわよね?」 とポーラはカウンターに上半身を預けるような姿勢で俺の顔を覗きこんだ。その姿勢のため、乳房がカウンター・テーブルに乗っかった形になっている。

「記憶力がいいんだね」 と返事したが、俺の視線はポーラの顔と乳房の間を行ったり来たりしていたと思う。「…バカルディ(参考)のコーラ割を頼む」

ポーラは、素早く俺の注文のドリンクを作り、差し出した。

「あれ、楽しんでね」 とポーラは、ステージの方を見て言った。

「ああ、そうするよ」 と笑顔で答え、俺は元のテーブルに戻った。


[2012/08/06] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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