「うーん、ママ……。そういう格好のママを見たの、前にもあったかも……」
クリスティの声には絶対に笑ってる感じがこもってた。それにちょっと興奮している感じも。
もちろん、「そういう格好」というのは、クリスティが、わたしが主人と愛し合っているのを盗み見した時のことを言っているはず。娘に見られた時のいやな瞬間。あの時のことをほのめかされて、顔が赤くなってしまった。だけど、クリスティには顔を赤らめたことを見られなくて、それだけは幸い。
「ねえ、クリスティったら。ふざけてる場合じゃないの。お願いだからママを助けて」 とは言ったものの、こういう状況がわたしにもちょっと可笑しく思えていた。
音から娘が近づいてくるのが分かった。わたしのお尻の真後ろにひざまずいた様子。
その状況を想像したら、どういうわけか喉がカラカラになってきた。ちゃんとパンティは履いているけど、すごく小さいので、この姿勢だとお尻の頬の間に食い込んでしまってるはず。実際、あそこの間に深く食い込んでる感じがしていた。
ああ、イヤ! これってすごく恥ずかしいわ。実の娘に女の大事な部分を細部まで見られてしまうなんて! 恥ずかしさで心臓がドキドキしていた。
そうしたら、急に、クリスティがお尻を触れてきた。わたしはビックリして、跳ね上がり、また頭をキャビネットにぶつけてしまった。
「ママったら、今日はビックリしてばっかりね」とは言うのに、手をどけてくれない。
「クリスティ、お願いだから、ママのシャツを引っかかっているところから外して」
「ねえ、ママ? ママって素敵なお尻しているのね。知ってた? まさに完璧な形。これを見たら、誰だってスパンキングしたくなると思うわ」
突然、娘がわたしの尻頬を平手打ちした。その衝撃で、お尻の頬がぶるぶる揺れるのを感じた。軽い平手打ちで、痛みは感じず、むしろ気持ちいい感じ。どっちかと言えばだけど…。
「クリスティ!!」 ビックリして叫んだ。
「ねえ、ママ? 私が小さかった頃、ママは何度も私のお尻を叩いたわよね。その仕返しよ。いまがチャンス」
笑いながら言っている。明らかにわたしをからかって喜んでる。
またピシャリと叩かれた。一回、二回、そして三回。
わたしのお尻の頬は、叩かれるたびブルブルと震えて、お尻にもあそこにも気持ちいい振動を送り込んでくる。
わたしは自力で這い出ようと身体を後ろに引いた。だけど、結果としては、シャツがますます捲り上がって、ほとんど首のところにまで来てしまった。
ああ、なんて格好なの? もう胸が露わになっていて、垂れ下がっている。娘の目を喜ばすことになってしまってる。
「クリスティ! それをやめてママを助けなかったら、後で、お尻叩きしますからね!」 声は本気で怒っているように出していたけど、内心では、わたし自身、笑っていた。
「ふーむ、それも楽しいかも」
クリスティはそう言って、またわたしのお尻を叩いた。もうこの頃には、わたしの方もスパンキングされるのが気持ちよくなっていて、熱をもった快感が急速にあそこへと広がっていた。
「ああん…」 思わず低い溜息が唇から漏れた。
こんなふうに扱われるのを実際は楽しんでいる。それを娘に見せたいと思ってるわけじゃないのだけど、またこの時も、わたしの身体はわたしの心を裏切った。
あそこが濡れてきている! 叩かれるお尻からの熱が身体に広がって、感覚が曇ってくる。頭の中に霞がかかったみたいになってくる。ああ、こんなわたし、娘に見せてはいけないわ! 母親が自ら、この何でもない可笑しな状況を、何か性的なものに変えてしまうなんて、あってはならないこと!
「クリスティ、お願いだから、助けて」
娘はわたしを助けるために、身体を寄せてきた。だけど、そうしながらわたしの脚を広げてもきた。そうすると、お尻の左右の頬をさらに広げることにもなってしまう。ああ、ダメよ。そんなことできない。
「クリスティ!!」
「分かったわ、ママ。もう、ママったらつまんない」
つまんないって! んもう! この状態から抜け出たら、娘にたっぷりお仕置きしなきゃ。
クリスティが、引っかかったスカートを外そうと、わたしの後ろにもたれかかるのを感じた。大きな胸がお尻に押し付けられてるのを感じた。何だか、胸でわたしのあそこの割れ目を探ってるような感じ。
ふと、ほとんど露わになってる後ろの穴のところに何か固いものが当たるのを感じた。ええ? これってクリスティの乳首じゃ? ああ、なんてこと! お尻の穴に娘の乳首が触れるのを感じ、わたしは思わずぶるっと震えてしまった。クリスティに、感づかれなければいいんだけど…
「クリスティ、どうしてそんなに時間がかかってるの?」 引っかかりを解けないように感じ、娘に訊いた。
「ちょっとじっとしてて、ママ。もうちょっとで外せるから」