ケイトはミセス・グラフの手を取り、自分の方を向かせた。女ふたりが向き合ってる姿勢だ。それからケイトはゆっくりと顔をミセス・グラフに近づけ、唇を重ねた。ちょっと抱き合った後、いったん身体を離す。ケイトは俺の元女教師に何か伝えた。何と言ったかは、想像しかできない。
俺は手を震わせながら二人を見ていた。ミセス・グラフがケイトの両肩に手を乗せ、実にゆっくりと焦らすようにして、細いストラップをケイトの肩から押したのだった。するすると滑るようにしてドレスが床に落ちて行く。
俺は先走りを絶えず垂れ流していたし、ミセス・グラフの履いていたソング・パンティの香りでどんどん興奮が高まっていた。
ケイトとミセス・グラフは再び抱き合い、キスをしていた。ふたりの女の左右の乳首が触れ合っている。その光景に背筋がゾクゾクとした。
ミセス・グラフは、舌でケイトの口の中を探ったり、顔面をぺろぺろ舐めまわった。自分自身が分泌した愛液を舐め取ってるのだろう。二人とも両手で相手の尻頬を触り、揉んでいた。
その後、ケイトは抱擁を解き、ミセス・グラフの手を取って、向こうの方へ歩き始めた。小さな祭壇のようなものがある場所へである。ケイトはミセス・グラフに白いテーブルの上に座るよう指示し、ミセス・グラフは軽く飛ぶようにして、その上にちょこんと座った。その姿、信じられないほどセクシーだった。ストッキングとハイヒールだけの姿で座っている。脚の間も垣間見えた。ケイトから奉仕された結果だろう、女陰の部分がすっかり膨れ、唇が花開いている。
ケイトはゆっくりとミセス・グラフの身体を引き、祭壇の上に寝かせた。頭が祭壇の中央に、両脚が端からぶら下がる格好になる。
次にケイトは祭壇の反対側にまわり、ミセス・グラフの腕を優しく持ち上げた。そして、彼女の手首を天井からつり下がっている冷たい鉄製の拘束具に通し、カチャリと音を立ててロックした。その瞬間、ミセス・グラフがぶるっと身体を震わせたのが見えた。
ケイトはミセス・グラフのもう一方の腕にも同じように拘束具を装着し、それから祭壇の正面に戻った。
今度は足だった。ケイトはいったん屈みこみ、ミセス・グラフの足首を掴み、持ち上げた。やはり、同じ冷たい鉄製の拘束具に足首を通し、ロックする。そして、自由になっている最後の部分であるもう一方の足に手を伸ばした。
足を持ち上げられるミセス・グラフの顔に、一種、不安そうな表情が浮かんでいた。拘束具を装着される自分の足首から目が離せない様子だった。拘束具の革をギュッと引き、緩みを絞る。これで拘束は完了し、ミセス・グラフは完全に自由を失った。
ケイトは肩越しに振りかえり、ミラーの向こうにいる俺に目を向けた。目がギラギラと輝いている。そして邪悪そうな笑み。それを見て俺は危うく射精しそうになってしまった。ケイトはこれから俺の元女教師を犯すつもりなのだと分かる。俺もすぐに仲間に入れてくれるとよいが。俺には期待しかできない。
ケイトはミセス・グラフを見下ろしながら、祭壇を丸々一周した。それから天井を見上げ、天井から吊り下がっているスイッチ・ボックスを握った。
そこのボタンを押すと、突然、ミセス・グラフの腕が左右に広がり始めた。俺も天井を見上げてみた。ミセス・グラフの手錠と鎖にはひと組の棒がつながっているのが見えた。その棒がスイッチによって左右に動き、それによってミセス・グラフの腕も広げられているのである。
どんどん左右の腕を広げられている。これ以上、広げられないとなった時、ケイトがストップ・ボタンを押した。
次にケイトは足の方に移動し、別のスイッチボックスを手にした。それを見て、ミセス・グラフが叫んだ。
「ああ、いやあぁぁぁ……」
ケイトはにやりと笑い、ボタンを押した。それに伴って俺の元女教師の脚がじわじわと広げられていった。ミセス・グラフは多少はもがいたが、まったく無駄だった。どんどん広げられていく。そして限界まで広げられた時、ケイトは停止ボタンを押し、そのすぐ後に、今度は上昇ボタンを押した。
ケイトはまるで操り人形のようにミセス・グラフを扱っている。これには驚いた。彼女はミセス・グラフの両脚を、尻の部分がテーブルの端に来るまで持ち上げた。両脚が空中に直角に持ちあがっている姿勢だった。