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デス・バイ・ファッキング 第15章 (6) 

ドニーの話し

私たちが合衆国司法長官の秘密工作員によって攻撃されたというニュースが明るみになった後、誰もが私たちのことを知りたくなったようだ。私はどうかなと思っていたけど、アンドリューは、密かに隠れているよりも、誰の目にも分かる状態でいた方が安心だと感じている様子だった。

司法長官はインタビューで、ジョー・ウィリアムズやら、ラルフ・モーリスやら、誰のことか、まったく知らない男だと主張した。それに、人類向上機構という組織もアンドリュー・アドキンズという男も知らないと言った。というわけで、今のところ、私たちとしては何もできない状態になっている。

CNNが電話してきて、アンドリューにラリー・キング・ライブ(参考)に出演してほしいと言ってきた。ある南部のバプティスト教会(参考)の牧師と一緒に出ることになるらしい。その牧師については、名前を聞いたことがなかったが、非常に重要な人物だと言う。

アンドリューは、子供も一緒に出てよいなら出演すると答えた。子供たちが焦点となっているわけなので、CNNはすぐに承諾した。

私には、これはあんまり良い考えとは思えなかった。

この時、私たちはリビング・ルームでソファに座ってくつろいでいた。娘たちは裏庭で犬と遊んでいる。息子たちはお昼寝をしていた。ディ・ディは集会に出かけていた。アンドリューは初めから、私たちは地元コミュニティの重要なメンバーになるべきだと言っていた。いまは、そのわけが分かる。友達がたくさんできている。ここは私たちの町という実感がある。

「アンドリュー? どうしてもテレビに出なきゃいけないの? 自分自身を標的にしようとしてるんじゃない?」

アンドリューは他に選択肢がないと思っているらしい。

「僕たちはもうすでに標的になってるよ。政府が僕たちは重要人物だと決めたら、そのこと自体で、僕たちは重要人物になってしまうんだ。僕たちが話題になってから、もう何日か経つだろう? 君もディアドラもインタビューの要請を断り続けている。でも、最終的には、事態を明るみにされてしまうものさ。僕は報道メディアのコントロールは嫌いだけど、でも、今回は、僕たち自身で報道メディアをコントロールするのに絶好の機会だと思うんだ。トークに出ないよりは出た方がましじゃないかと」

私は牧師が加わることを心配していた。「この、ウォルターズ牧師という人についてはどう? この人、あなたの側には立たないでしょう? この人は、今回のことを枝葉末節の問題に変えようとするんじゃない? この人、どんな行動予定がお好みなのか分からないけど、そっちに持っていこうとするんじゃないかしら?」

アンドリューはにやりと笑った。

「なぜ僕がエミーを連れて行くか分かる? エミーは僕にとって可愛い小さな秘密兵器なるだろう。まずはエミーに、その男の教会と自宅のコンピュータに侵入してもらい、何か僕たちを攻撃するようなものがあるかどうか調べてもらう。そして、この男が実際に攻撃してきたらーまあ、確実にそうしてくるだろうけどーそうなったら、エミーがそいつの頭に入ってもらって、どんな薄汚い秘密を隠してるか探ってもらう。その上で僕がそいつのキンタマを握りつぶすわけ」

「その喩え話、吐き気がしてくるわ。どうか、するにしても、言葉の上だけにしてね。私たち、マナーが悪くないお気楽な男性と結婚したと思っていたけど、今のあなた、ずっと攻撃的に見えるわ。そういうマッチョ的なことに興奮するの?」

「ドニー? 他に方法が見つからないんだよ。できることなら、この小さな隠れ家にこもって、子供たちを育てていたいんだ。でも、子供たちは守らなければならない。子供たちのために、実世界に出て、戦わなくちゃいけないんだよ。で、それで? 君の方は、こういうマッチョ的なことに興奮するの?」

正直、こんなに確信を持って行動するアンドリューを見て、私は身体が疼いていた。彼は私たちにとても優しく接してくれるので、この甘い外見の内側には本物の男性の心が潜んでいるということを簡単に忘れてしまう。

私は立ちあがって、彼の手を取り、ぐいっと引き寄せた。そして、いきなり舌を彼の喉奥へと突き刺した。


[2013/02/06] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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