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ライジング・サン&モーニング・カーム 第7章 (7) 

「あなたがそばにいる限り、私は生きていける」とノボルは可笑しそうに言った。「それにしても、キモチイイナ[Kimochi-na]、あなたの身体は私のあそこに本当に良くフィットしている」

ノボルは手を二人がつながっているところへと降ろし、アンジェラの陰唇の間に指をあて、湿らし、それから彼女のクリトリスをこねるように愛撫し始めた。

「さっき私の部下たちが来たでしょう。あの時、あなたはシーツで隠していたけれど裸だった。部下たちはそんなあなたを見ていましたが、あの時、私にとってはどれだけ大変だったか、あなたには分からない。私は、部下たちが見ている前であなたを犯したくなって、大変だったのです。そうしないため、意思の力を総動員していたのですよ」

他の人たちが見ている前で彼に身体を奪われる。それを想像し、それが発火点となって、アンジェラは連続したオーガズムへ突入した。

「ああっ、ああぁぁぁ……!!」

第一波が収まっても、彼は相変わらずクリトリスをいじり続けている。逃れようと押し返しても止めてくれない。再び、快感が高まってくる。

「ああっ!! ノブ、お願いだから!」

「あなたが私の名前を言うと、かえってもっと激しくしたくなる…。あなたがイキ続けるのを止められるのは、私があなたの叫び声を聞くのに飽きた時だけ」

またも絶頂へ至る快感がアンジェラの身体の中、高まってくる。その彼女の瞳を鋭い視線でノボルは見つめ続けた。

もはやアンジェラにはこれ以上無理だとみたノボルは、彼女の身体を半転させ、うつ伏せにさせた。そして後ろから羽交い絞めにし、自分のペニスに引き寄せた。彼自身の快感も高まり続け、やがて、押し殺したようなうめき声をあげて彼は絶頂に達し、彼女の中に溢れんばかりの精子を注ぎ込んだ。

しばらく沈黙の時間が過ぎ、やがて二人の息づかいが落ち着いてきた頃、ノボルはアンジェラの声がするのが聞こえた。

「ノブ…?」

「…なあに?」

「お腹すいちゃった」

ノボルは笑いながら彼女を仰向けにさせ、そしてキスをした。「そうだね。私の子猫ちゃんに餌をやらなくちゃ」

1時間後、ふたりはガラス製のダイニングテーブルでノボルが注文しておいた寿司を食べていた。

「あなたが魚を食べないと知っていたら、寿司が好きかもとは思わなかったのに」と驚きまじりにノボルは言った。

「魚はダメ、タマゴ[tamago]は好き」

アンジェラは嬉しそうにたまご寿司を口いっぱいに頬張った。

元気よく寿司を頬張るアンジェラ見て、ノボルは測りがたいほどの幸せを感じた。

「あなたがそれを食べたくなったら、いつでも喜んで用意させますよ」

アンジェラは頭をこっくりと振り、明るい顔でウインクしてみせた。

自分の前に座っているアンジェラの姿…。先ほどの愛の行為のせいで髪の毛が乱れたまま、今は着物に身体を包んでいる…。ノボルは素晴らしい満足感に目を眩しそうにしつつも、同時に、しこりのような恐怖心が胸に生じるのを感じた。このような形で永遠に彼女といたい…。だが、それは…。

アンジェラは、水をちょっと口に含んだ後、寿司への攻撃を再開した。

「ノブ? 私、あなたの苗字を知らないわ。誕生日も、あなたがどこで生まれたかも」

微笑みながらノボルはしばし彼女を見つめ、それから返事をした。「私の名前は、実際は、ノボルです」

アンジェラはニヤリと笑った。「何だか、アジア系の訛りでnobleと言っているように聞こえるわね」

「そんなことは思ったこともなかった」とノボルは笑った。「苗字はナガモリ。名前をフルに言うと、ナガモリ・ノボル・タケオ・ツネオです」

アンジェラは名前の長さに驚いて、目をぱちくりさせた。「わーお、ずいぶん長い」 それから噛んでいた食べ物を飲みこんで、続けた。「それ、何か意味しているの?」

「大雑把に文字を訳すと、『不滅の森の、永遠に上昇する武士』を意味します」

「すごく壮大な感じね」と彼女は微笑んだ。「お会いできて嬉しいわ、ナガモリ・サマ[sama]」

アンジェラの[sama]の使い方を聞いてノボルは笑ってしまった。「いいえ、わたしこそ、あなたの忠実な召使なのですよ」

アンジェラは明るく笑った。「だって、音の感じが好きなんだもの」

「ところであなたの苗字は?」

「ベアク」

「その意味は?」

「『白』を意味するの」

アンジェラはノボルのことについていろいろ知ることも、彼が自分のことについていろいろ知ることも楽しかった。二人がすでに一生、固くつながった間柄になっていることを考え合わせると、奇妙なことではあったが。

「ということは、あなたは白い天使ということですね」 とノボルは嬉しそうに微笑んだ。

「そうみたいね。…ところで、ノブ? あっ、ノボルと言ってると思ってね?…訊きたいことがあるのだけど、あなたが私を舐めた時、一体どうしてあんなに速く傷が癒えたのかしら?」

アンジェラは食べ過ぎたと感じたのか、箸を置き、ノボルに質問した。


[2013/03/05] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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