濡れたソング・パンティを脇に蹴り、ケイトはミセス・グラフの上に覆いかぶさった。ミセス・グラフの足の方に顔を向けた、逆向きの姿勢だ。
肩越しに振りかえり、ハイヒールのスパイクがミセス・グラフの顔に当たらないように気をつけながら、両脚を広げ、脚でミセス・グラフの頭を挟みこむような形になる。
おお、すごい! ケイトはミセス・グラフとシックス・ナインの態勢になろうとしている。
俺のいる角度からだと、ミセス・グラフがケイトの陰部を舐める様子は見えなかったが、ケイトの方は見える。ケイトの顔とミセス・グラフの陰部は、まさに俺の目の前に来ているからだ。ケイトはちょっと俺に微笑んでから、身体を傾け、俺の元教師の脚の間に顔を埋めた。
だが、突然、ケイトは目を閉じ、頭を後ろに振り上げた。多分、ミセス・グラフが、この支配的な女王様にご奉仕を始めたのだろう。ケイトはうっとりとした顔で目を開けた。純粋な淫楽の表情になっている。
ケイトは手を出し、ミセス・グラフの陰唇を左右に大きく広げた。愛のトンネルがぱっくりを口を開けている。ピンク色の肉ひだばかりか、トンネル内部のしわも全部見える。ケイトは俺にウインクをし、ニヤリと笑って、顔を降ろした。
死ぬほど手足を自由にしたかったが、手首足首の拘束具のため全然できない。ペニスがヒクヒクしていたし、先走りも出つづけていて、尻の下に溜まってる感じだった。今ペニスに何かが触れたら、とたんに発射してしまうだろうと思った。顔面にはミセス・グラフのパンティが被されている。祭壇の上での行為を見ながら、俺は知らぬうちに、そのパンティの股間部の布地を舐めていた。
いま俺はケイトの舌を見ていた。ミセス・グラフの割れ目を上下に舐めまわっている。ミセス・グラフは腰をゆっくり突き上げる運動を始めていた。それを抑えこむかのように、ケイトは彼女の両太ももに手をあてている。
ぱっくり口を開けた女陰。ケイトはミセス・グラフの太ももの裏側、ガーターのホックに指をかけながら、舐め続けている。ときおり顔を上げては俺の方を見て、陰唇に滴る愛液を啜って見せる。
相舐めはさらに続いた。いつしかケイトも腰を上下に振り始めていた。オーガズムに近づいているのだろう。ケイトはミセス・グラフの陰唇を広げ、そこに指を2本挿入し、同時にクリトリスを舌でチロチロいたぶった。それを受けて、ミセス・グラフは激しく腰を突き上げ始めた。指を突っ込まれるたびに、ぐいっと腰をせり上げる。
こんな妖艶な美女が互いに愛撫し合い、悶えている。この光景は圧倒的だった。俺は、どうしても拘束から逃れたかったが、できない。
いつしかケイトは、ミセス・グラフの顔面に本格的に股間を擦りつける動きになっていた。ミセス・グラフの方もケイトの顔と指に激しく腰を突き上げている。二人とも絶頂の間際にきているのは確かだ。ハイヒールを履いているものの、ミセス・グラフのつま先が内側に反りかえりだしている。冷たい金属の手錠に拘束された両手は、ギリギリと動き、握りこぶしを作っている。
ケイトが最後に顔をあげ、俺の方を見た。顔面はミセス・グラフの愛液で覆われていた。眼は三白眼になっている。この顔、ステージに据えられたカメラにちゃんと捉えられていればいいと思った。この時のケイトの顔は、まさに純粋のエクスタシーに浸った最高の顔だから。