「ジャッキー」 第15章
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これまでのあらすじ
ジャックは妻アンジーの浮気現場を見てショックを受け、彼女と知り合った頃を回想する。彼は法律事務所のバイト、アンジーはそこの上司。仕事を通じ親密になった二人は交際を始め、その過程でジャックは女装の手ほどきを受け、ジャッキーと名付けられる。ジャッキーはアナル開発され、オーガズムに狂う。やがて二人は同棲を始め、そして結婚した。最初は幸せな結婚生活だったが次第にアンジーの変調が目立ってきた。尾行したジャッキーはアンジーが他の男に性奴隷のように扱われているのを目撃する。その事実をアンジーに暴露すると、彼女は泣き崩れた。アンジーはそのダンという男を憎しみつつも、手荒に扱われる衝動から逃れられないのだという。ジャックはその性癖を容認した。そして、とうとう、そのダンが家にくる。
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「私が玄関に出迎えるので、あなたはリビングで待っていて」 アンジーはそう言って、玄関へ向かった。
ドアが開く音がし、そのすぐ後にダンがリビング・ルームに入ってきた。アンジーの髪の毛を掴んで、引きずるようにして連れてくる。ダンは、あのあばら家の窓から覗いた時よりも、はるかに大きく見えた。それに顔つきも常人なら恐怖心を抱くような顔だった。
「ほお、お前が俺の淫乱女と結婚したやつか。思った通り、弱そうなウインプ(
参考)だな。まあ、自分の妻を他の男にヤラせるようなやつは、みんなウインプだが。お前はそこに座って、本物の男がこういう淫乱女をどう扱うか、しっかり見てろ」
ダンはアンジーの髪を掴んだまま、そう言い、ソファを指差した。
言われたとおりにソファに座ると、ダンは、乱暴にアンジーを押し、床にひざまずかせた。
「俺のブーツを脱がせろ」
アンジーが彼のブーツを脱がすと、今度はこう言った。
「靴下も脱がせろ。歯を使ってやれ」
ダンはまったく気にしていないだろうが、その匂いは決して良いものではないだろう。
アンジーは靴下を脱がせ、きちんと畳んだ後、それをブーツに入れ、今度はダンのズボンを脱がし始めた。それもきちんと畳み、コーヒーテーブルの上に置いた。
次はトランクスだった。これも歯を使って脱がさなければならなかった。アンジーは左右交互に布地を噛んでは、少しずつ降ろしていき、最後に彼の足元へと落とさせた。シャツはダン自身で脱ぎ、アンジーに投げつけた。アンジーはいそいそとシャツを畳み、やはりコーヒーテーブルの上に置いた。
ダンが完全に裸になり、改めて、彼のペニスをよく見ることができた。あの窓から見た時より、はるかに大きく見えた。まだ完全には勃起していなかったが、徐々に大きくなってきているのが分かる。あんな大きなものをアンジーが扱えること自体、僕には驚きだった。
ダンはアームチェアに座り、ふんぞり返った。
「今日は仕事がハードな日だったから、まずはタマ舐めから始めろ。そこの汗をきれいにするんだ。俺が止めろと言うまでやるんだぞ」
アンジーは素早くダンの脚の間に座り、毛むくじゃらの睾丸を舐めはじめた。舌を伸ばして、丁寧に陰嚢を舐めるのが見える。ダンは気持ちよかったのだろう。ペニスがみるみる大きくなり、やがて自慢げにそびえ立っていた。
2分ほど続いただろうか、ダンは僕に顔を向け、言った。
「お前も使えねえウインプだな。少しは気を効かせろ。ビールでも持ってこい。ぐずぐずするんじゃねえぞ。お前にはしっかり見せつけておく必要があるからな」
僕はすぐに立ち上がり、キッチンに向かった。だが、部屋を出る時、ダンに呼び止められた。
「おい、ウインプ! これからはな、命令されたら、ちゃんと、かしこまりましたと言うんだ。もしそう言わなかったら、このエロ女をバンバンひっぱたくからな。お前がちゃんとわきまえるまで、殴り続けてやる」
「はい、かしこまりました」 とそう言い、僕は部屋を出た。
急いでビールを出し、念のためグラスも用意した。ただ、グラスを用意しても使われないだろう。あの男はグラスでビールを飲むようなタイプには見えない。
ビールを持ってリビングに戻ると、アンジーは睾丸を舐める行為から、睾丸を口に含む行為に移っていた。今は、すでに毛むくじゃらの睾丸をひとつ口に含んでいて、ボール・ガムを噛むように口を動かしていた。
ダンはグラスは無視し、瓶ビールだけをひったくった。僕はソファに戻ろうとしたが、ダンはそれを止めた。
「お前はここにいろ、ウインプ。俺が両手を使いたくなった時、ビールを持っているやつが要るだろう? えぇ?」
僕は二人の横に立ち、自分の愛する女性が野蛮な男の睾丸をひとつひとつ口に含み、愛撫する様子を見続けた。だが、それも長く続いたわけではなかった。突然、ダンがアンジーの髪の毛を鷲づかみにし、ぐいっと顔を引っぱり上げ、ペニスの先端が彼女の唇に触れるようにさせたからだ。
「タマ舐めはもう十分だ、エロ女。そろそろ、お前の情けない旦那に、お前のおしゃぶり好きぶりを見せてやろうな。俺をがっかりさせるんじゃねえぞ」
そう言うと共に、ダンは亀頭をアンジーの口に突き入れた。
アンジーは直ちに吸い始めた。まるで自分の命がそれにかかっているかのような、必死の吸茎だった。自分から顔を押し出し、最初の10センチくらいを飲みこみ、ちょっと引きさがる。それを繰り返し、徐々に多くの部分を口に入れていった。
ときどき、息がつまり、咽る声が聞こえたが、それでもアンジーはまったく止めようとせず、1分もしないうちに、25センチはある全長を口の中に入れてしまった。彼女の唇が根元の肌にぴったりとくっついている。アンジーはそうなったところで、ダンを見上げた。目には、自慢しているような表情が浮かんでいた。
「ちゃんと見たか、ウインプ? こういう女どもはちゃんと躾けて、適当に褒めてやれば、簡単にどうにでもなるもんなんだ」 とダンはアンジーの頭をいい子いい子と軽く叩いて見せた。
ダンは僕にビール瓶を渡し、両手でアンジーの髪の毛を掴み、彼女の顔を引き離した。亀頭だけが口の中に収まった状態まで引き離す。アンジーはその頭部をちゅうちゅうと吸い続けた。
「だが、もちろん、誰がボスかしっかり教え込む必要もある」
その言葉とともに、ダンはアンジーの頭を強引に引き寄せ、一気に、再び彼女の唇が根元の肌に触れるまでにさせた。