「そうねえ…どんなふうにしているの? ひょっとすると、間違ったやり方をしてるかも…」 と娘の瞳を見つめながら囁いた。
「ううぅぅ…これって、恥ずかしい…。でも、ママは私のママなんだから、どんなことでも言っていいわよね」
クリスティは、また頭をわたしの胸の上に乗せた。今度は唇がちょうど乳首のところに来ている。娘の熱い息が感じられる。ああ、神様! 乳首があんまり固くなっていなければいいんだけど…
「そうね、普通は脚を大きく広げて、指でクリのところを擦るの。何か…セクシーなことを考えながら。このまえ見た映画みたいなこと…。男の子が友だちもいる前で、自分のガールフレンドに他の女の子のあそこを舐めさせるところとか…」
セクシーって? これがクリスティにとってセクシー? この子、ちょっと奇妙な性的嗜好があるのかしら? ひょっとしてちょっと露出好きなところもあるの?
ともかく、頭の中いっぱいに、女の子が別の女の子のあそこを舐めてる光景が出てきた。自分でも白状しなくちゃいけないけど、そんなことを頭に浮かべていたら、心臓がドキドキしてきたし、呼吸も乱れてきてしまった。気がついたら脚をピッタリくっつけて、擦り合わせるような動きをしていた。脚の間のあそこの唇が擦れ合うのを感じてる。
「そう…。それはスタートとしてはいいわ。でも、彼氏と一緒の時はどう? その時のことを思うとかは?」
「ママ? 私、これまで付きあった彼氏は二人だけなの。それに信じてほしいんだけど、どっちもすぐ終わって、あまり良くなかったの」
わたしは横たわったままだけど、唖然としていた。クリスティは一度もオーガズムを味わっていないの?! もう19歳になるのに!
「ママ? ママがパパとしてるところ、私、見たのね…。その時、ママのことが羨ましくて仕方なかったわ。ママのアレの姿を見た時…。ママがイクところ…。あーあ…。ママ、とても嬉しそうな顔をしていた…。なのに…」 とクリスティは大きな溜息をついた。
「ああ、可哀想に…。ママ、知らなかったの。ホントごめんね」
そう言ってクリスティをギュッと抱き寄せた。その時、偶然にわたしに押し付けられていた娘の乳房のところに手がいってしまった。
普通だったら、そういうことになったら緊張して、娘も身体を離すと思うけど、その時はクリスティはたじろぎもしなかった。その代わりに、片脚をわたしの身体の上に回して、胎児のように身体を丸めた姿勢になった。わたしの手は娘の胸の下に挟まったまま。軽く触れ続けている。
頭の中は、この後どうしたらよいかでいっぱい。クリスティはパンティを履いていないのは知っている。それに、この姿勢だと、もうちょっとでもわたしに近づいて来たら、わたしの脚にあそこを押しつけることになるし、じかに娘のあそこが触れてくることになる。身体を離すにはどうしたらいいの? このまま身体をくっつけていてはいけないわ。でも、話している内容が内容だけに、そう簡単に身体を離すわけにもいかない…。
「いいのママ。大丈夫。ただ、どうやったらいいか知りたいだけなの…。ねえ、ママ…。あの…。何と言ったらいいか、ママが私にして見せてくれるといいんだけど…?」
最後の言葉は、思わず口に出てしまったことのように聞こえた。言ってしまって緊張しているのが分かる。
それにわたしもそれを聞いた瞬間、ビクッと身体が緊張した感じがした。いや、本当にビクッとなっていた。
これにはどう答えたらいいの? もし、ここでダメと言って娘を押しのけたら、娘は、あの一番素敵な感覚、つまりオーガズムを経験せずに一生を終えてしまうことになってしまうかもしれない! そんなのダメ。娘にはそんな人生歩んでほしくないわ。わたしの可愛いクリスティには幸せになってほしいの!
「ああ、クリスティ? ママは本当にあなたを助けてあげたいのよ。でも、どうしたらよいか…」
クリスティはまた元通りにリラックスした。そして大きな目をしてわたしを見上げた。本当に大きな目をして見てる。興奮しているのが分かる。
「ただ…。ただ、して見せてくれるだけでいいの。見ることさえできたら…私もできると思うから…。ああ、本当に自分でイケる方法が分かればいいのに!」