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デス・バイ・ファッキング 第15章 (10) 

「この男はテロリストと付き合っているばかりか、重婚主義者であり、売春もしている!」

「ほお、これは攻撃的な言葉だ。アドキンズさん? あなたは重婚主義者で、売春もしているのですか?」 とラリー・キングは言った。

「もしそうなら、政府は、私の子供たちを誘拐しようとなどせずとも、私を捕まえるもっと簡単な方法を見つけていたと思いますよ。公式的な妻は一人だけです。それに、お金のためにセックスをしたことはありません。今の政府が、愛国者法を適用できるチャンスがありそうなのに、それを使って私を捕まえるのをためらうと思いますか?」

「まず、最初のご発言から始めましょう。あなたは『公式的な』妻は一人だけとおっしゃった。それはどういう意味です?」

「私は女性二人と生活しています。どちらも私の妻と考えています。ですが、法律の観点からすると、ディアドラだけが私の妻です。私たちのこの関係を誰かに隠したことは一度もありませんよ。そもそも、隠す必要がないから。二人とも愛しているのです。ラリーさん、あなたも彼女たちを知ったら、両方とも愛することになるでしょう」

「実際、先ほど、あなたの奥様たちに会いました。お二人ともとてもお美しい女性です」とラリーは言った。

アンドリューが小声で「ちゃんと見る目がある」とつぶやくのが聞こえた。

ラリー・キングがステージの外に指示した。「カメラでアドキンズ一家を映してくれませんか?」

カメラマンが私たちにカメラを向けた。モニターに8人の画像が出た。子供たち6人と、私たち母親2人。全員、明るい顔をして、いかにもアメリカ人的な顔をしている(こういう顔をすることは、アンドリューが狙ったこと)。

キング氏が私たちに声をかけた。「ディアドラさんはどちら?」 

私は手を上げた。

「するとドンナさん、このショーの後、何をするおつもりですか?」 キング氏がそう言うと、観客がいっせいに笑った。

その後、キング氏はアンドリューに向き直って、言った。「お二人ともとても愛らしい女性だ。でも、あなたが彼女たち二人と一緒に生活することは正しいことなのでしょうか?」

アンドリューは本当のことを話した。

「ディアドラと付き合い始めた時、彼女は、自分とドニーは一つのパッケージなのだとはっきり言ったのです。付き合うなら、両方一緒でなければならない。片方とだけは不可能と。でも、この選択は簡単なことでした。本当に両方とも大好きなので、両方と一緒になることに同意したのです」

それからアンドリューはIAMの話しを包み隠さず話した。双子の女性たちの話し。その双子女性たちがなかなか妊娠しないこと。さらには、私とドニーが、懐妊するために必死になっている双子女性たちのことを考え、私たちの家に来るよう手配していることまで話した。

例の肥満男が口を出した。「お聞きになったでしょう? この男は自分で認めている。この男は売春をしており、不適切な館を運営しているのです」

キング氏がエマに訊いた。「エマ? その女の人たち、何のために君の家に来るか知っている?」

「もちろん。パパは赤ちゃんを作るのを助けているのよ。私には姉妹や兄弟がいっぱいいるの。パパは次の世代のそう…そう…創始者だって、そうママが言ってるわ」

キング氏は驚いた。「エマ、創始者の意味が分かるの?」

エマは笑った。「パパは新人類の父親だということ」

アンドリューは、最初から、ここまですべてを公表してしまうつもりでいたのか、私には分からなかった。でも、やはり、そのつもりでいたに違いない。と言うのも、彼は、自分の思っていた通りに物事が進んだときに見せる、特有の半笑いの顔になっていたから。彼がとてもセクシーに見えた。彼の姿を見ているだけで、あそこが濡れてくる。私は、家に帰ったら、直ちに彼を襲っちゃおう。

その時、事態がまた急展開した。アンドリューは、あの牧師のキンタマを握りつぶすと言ってたが、それが始まった。アンドリューはウォルターズ牧師に目を向けた。

「失礼ですが、リンダ・トーマスという名前の人をご存知ですか?」

ウォルターズ氏は怪訝そうな顔をした。「知人は多いのでね。その中にリンダ・トーマスという名の人がいるかどうか、分からんよ。私に質問するとは、君は何様だね?」

「でも、あなたの奥様はリンダ・トーマスのことを知っておくべきでしょう。と言うのも、あなたは5年間にわたってリンダに子供の養育費を払っているからです。それって、奇妙じゃないかな? リンダ・トーマスは今まだ18歳なのですよ。あなたが彼女を妊娠させた時、彼女は一体何歳だったのですか?」

肥満男がデスクの上を飛ぶようにしてアンドリューに襲いかかった。アンドリューはひょいと身を引き、エマの安全を確保した。

そしてラリー・キングに言った。「暴力というのは、無能な者が最後に訴えるものですよね?」

ウォルターズは舞台の警備員に二人がかりで取り押さえられ、暴れつつもセットから連れ出された。ラリー・キング氏はエマのことを心配している様子だった。でも、エマは面白いものを見たとご機嫌な顔をしていた。くすくす笑い、アンドリューの耳元に何か言っていた。

この素敵な男は、今夜、私とドニーに大サービスをされるだろう。この世で一番セクシーな男性なのは間違いない。

ラリー・キングが観客に言った。「今夜は非常に娯楽たっぷりのショーになりました。アドキンズさんには、別の機会にもう一度出演してもらい、人類向上機構という組織についてもうちょっと話してもらわなければなりません。なお、次回は、国防省の事務次官をゲストに招き、中東での戦局について話してもらいます」



[2013/03/12] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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