ケイトはミセス・グラフの顔にスカーフを巻きつけた後、俺の方にゆっくり歩いてきた。小部屋の中に入ってきて、俺の両肩に手を乗せた。
「さあ、5000ドル稼ぐ準備はいい?」 と肩を揉みながら言う。
「もちろん」 期待がこもった声で答えた。
「よろしい。じゃあ、一緒にすごいパフォーマンスをして見せましょう。その後は大笑いしながら銀行に直行よ」
ケイトはそう言って、俺の顔からミセス・グラフのソング・パンティを外した。後ろ手の手錠を外す音が聞こえる。腕が自由になり、俺は金属の手錠が食い込んでいた手首を擦り、コリをほぐした。
次にケイトは俺の横に来て、今度は前かがみになって足首の拘束具を外し始めた。セクシーなヒップが目の前に見える。俺の頭の中は、いますぐこの場で後ろからヤリタイという思いでいっぱいだった。丸いヒップ、しかも全裸なわけで、その美しさは信じられないほど。
ケイトはもう一方の足首の拘束具も外し、気がついたら俺は完全に自由になっていた。ケイトに手を握られ、やんわりと立たせられる。それからゆっくりと俺をエスコートして小部屋から外へと向かった。
「私がリードするから、それに従って」 ケイトがちらりと俺の顔を覗きこんだので、俺は頷いた。そしてケイトに連れられながら、小部屋のガラス壁の角を回り、ステージ前面へと進んだ。
ステージに出て、俺は祭壇上のミセス・グラフの姿に目が釘づけになった。
両手両足を拘束され、大の字になっている。目隠しをしているので、俺の顔は見えていない。
ケイトは俺を祭壇の横に導いた。俺の真ん前にミセス・グラフが裸で横たわっている。肌のところどころに乾いたロウがこびりついている。熱いロウを垂らされ、赤くなった跡も残っている。
「あなたのご主人さまよ。お会いする準備はできてる?」 とケイトはミセス・グラフに訊いた。
「はい」 と落ち着いた声で答えるミセス・グラフ。
「自分のすべてを完全に、無条件に捧げるのよ。大丈夫ね?」 とケイトは爪を立てて、腹部から乳房にかけてミセス・グラフの肌を優しく掻いた。
「うぅぅぅぅ…」 ミセス・グラフは爪で乳首を引っ掻かれ、悩ましい声をあげた。
「それでは儀式を始めます」
ケイトはそう宣言し、それから俺に顔を近づけ、小声で囁き始めた。彼女の指示を聞き、俺は思わず笑みが漏れた。
俺は祭壇の上に乗った。祭壇の上に立ち、下を向いて横たわるミセス・グラフの姿を眺めた。目隠しされ、両手両足を拘束され、なされるがままになっている高校教師。美しいセクシーな裸身をさらして横たわっている。特に長い脚が美しい。ストッキングとガーターはまだ身に着けているのだが、それがかえって脚のセクシーさを増している。その二本の脚が天井から吊るされて、ピンと伸びている。