その頃には、私は、根元を握った自分の手に唇がつくまで飲みこんでいた。その握った手を離し、彼のお尻の頬に添えた。両手で彼のお尻を自分に引きつけ、深く吸い込んだ。私の鼻先が彼の陰毛に触れるまで。
すでにロブはいつも先走りが出ている状態になっている。私は再び手を彼のペニスに添え、口に咥えた肉棒の横から中指を口に入れた。そして自分の唾液とロブの先走りを使って、指を充分に湿らせた。
それから、その指を彼のお尻の穴へと近づけた。そして、爪でデリケートな組織を傷つけないよう、苦しいくらい慎重に注意しながら、指をそこに入れていった。
その途端、ロブは爆発的に射精を始めた。私の口の奥、喉の先へと、熱い体液を噴射した。
男性は射精した後、とても敏感になるのを私は知っている。私は再び亀頭の底辺を舌先で軽く弾いて愛撫を続けた。逃げられないように両手でお尻を抱き寄せたまま。
正直、ロブはこれで終わりになるかもしれないと思った。だけど、実際は、彼の勃起は1センチも衰えなかった。
寝室の方から、うめき声や悲鳴が聞こえた。向こうでは、かなり激しい行為が繰り広げられていると思った。でも、そっちはそっちで構わない。私は私でいっぱいに頬張っていたから。
何分間だったか、何十分だったか、それとも1時間以上だったか? すでに時間と場所の感覚がなくなっていた。私の全宇宙は、喉奥まで頬張っているモノだけになっていた。この不思議な代物の何から何までを探索し続けた。
やがて、その私の全宇宙の持ち主は私の身体を抱き上げ、近くのソファに運んでいった。肘掛の部分を枕にさせ、背中には柔らかいクッションが置かれた。そして腰を持ち上げられた。KYゼリー(
参考)を出すと、彼は快く受けてくれた。
彼はすんなりと私の中に入ってきた。まるで私はこれまでの人生でずっとペニスを受け入れてきて、慣れきっているかのようだった。事実は、たった11日間だというのに。
私は両脚で彼の腰を包み、彼の動きにあわせて自分からも腰を動かした。目を閉じて、背中を反らせ、意識のすべてをそのことだけに集中させていた。
そんな私の手に何かが触れた。温かいものを擦りつけられている。目を開けると、そこには、もうひとつ、猛り狂った男性の肉棒があった。
そのとき納得したことがある。それはつまり、情熱が高まっている時には、「ゲイ」とか「ストレート」とかいった、ぬるぬるしてつかみどころのない概念は、濡れた唇とかびちゃびちゃの肉穴といったヌルヌルしたものの前では、意味を失うということ。
私は、こんなに明白なヒントにも気づかずに、商品取引市場で数百万ドルのトレードをする立場に達したわけではない。すぐに口を開き、ジム・グラントの分身を根元まで受け入れた。
私は上と下の両方から激しく突きまくられていた。頭の中が真っ白になっていく。
自然と、激しくよがり狂わされている女性のような声を上げていた。そういう声を上げることがとても自然に感じていた。だけど、私の叫び声はどうしてもくぐもった声にしかならない。ジムの太いペニスで喉を塞がれていたから。一方の愛の蕾は、ロブの怒涛の攻撃で極限まで広げられ、火がついたよう。
そして私自身のクリトリスはというと、パンティとスカートの裾の間の隙間を見つけ、抜け目なく、そこからそそり立っていた。
喉奥を突かれる感覚とアヌスを突かれる感覚。その二つに揉まれ、嬉しい翻弄に浸っていたら、急に優しく頬を撫でられ、意識がそちらに向いた。
目を開くと、頭の上の方にアンジーの顔がきていた。逆さまになった彼女の顔。ソファの端に寄りかかって私を見ている。嬉しそうに笑っていた。その笑顔は、彼女の名前にふさわしく、まるでエンジェルのような笑顔だった。
「このくらいの荒々しさで充分なの? もっと荒くされたいんじゃないの? もう、イキそうになっているのよね? でも、スエードのスカートにエッチな染みを作るなんて、イケナイ女の子がすることよ?…」
彼女の顔が視界から消えた。でも、次の瞬間、スカートをさらに捲り上げられるのを感じた。おへそのあたりまで捲り上げられた。そして、私のクリトリスを柔らかく吸われるのを感じた。ぬるりとした唇で先のところを包まれ、その後、濡れた口が茎を下っていく…。