リビングに戻ると、アンジーがまだダンの脚の間に正座しているのが見えた。彼女は、ゆっくりとフェラチオを続けていた。吸うと言うより、ただ舐めているという感じだった。僕が来たのに最初に気づいたのはアンジーだったが、アンジーは、ダンが気づくまで、何も言わず口唇愛撫を続けた。
ダンは僕に気づくと身体を起こし、下腹部からアンジーの頭を持ち上げた。そして僕の姿を上から下まで眺めて言った。
「おお、思ったよりずっと綺麗じゃねえか。こっちに来い。お前が本当に男か確かめたい」
ダンのそばに近寄ると、彼は手を伸ばし、大きな手でパンティに包まれた僕の股間を撫でた。もちろん彼は簡単に僕のペニスを見つけた。とても勃起していて、パンティの前の部分を押し上げていたので、それは当たり前だったし、もっと言えば、亀頭がある部分に濡れたところもできていたのだから。
ダンは僕のペニスを一回ぎゅっと握って言った。
「おっ、確かに男だな。少なくとも、男だったのは確かだ。よし、それじゃあ、お前の妻の隣に座って、手伝いをしてやれ」
僕はゲイじゃないと言いかけたけれど、ダンの顔の表情を見て、言うのはやめた。ダンはノーという返事は受けつけないだろうと。
アンジーは、ダンの言葉を聞き、僕の腕をつかんだ。そして僕をぐいっと引き寄せ、隣に座らせた。そして僕の耳に顔を寄せ、小声で言った。
「彼を怒らせないで。いまのところ、ダンはとても機嫌がいいんだから。ダンのおちんちんを私のディルドだと思いこむの。そうすれば、やり過ごせるはず。目を閉じて口に入れるだけでいいのよ」
アンジーの言うとおりだと思った。ダンはいままでのところ優しく振舞ってる。僕をバカにしようと思えばいつでもできるのに、さっきは、思ったよりずっと綺麗だと言ってくれた。実際、僕のこの姿を見てダンは興奮しているようだった。
アンジーのリードに従って、僕は顔を前に傾け、ダンのペニスの頭部を唇で包んだ。
最初、アンジーのディルドのような感触なのだろうなと予想したけど、すぐに、それは間違いだと分かった。その頭部はディルドよりもずっと柔らかく、ベルベットのような感触だった。それに温かくもあった。実際、かなり熱を帯びた感じだった。
ダンのペニスは僕の吸引に何も反応しないだろうと思ったけど、それも違っていた。どこか震えるような動きをしていた。それに時々、急に跳ねたり、ヒクヒク痙攣したりするのも感じた。
さらに唇を広げ、ゆっくりと口に含んでいくと、ダンがうめき声を出すのが聞こえ、ペニスが少し収縮するのを感じた。
いや、口の中のこれをアンジーのディルドだと思いこむなどできない。ディルドに比べて、はるかに命が宿っているような存在だった。
それに、そんなに気持ち悪いことでもなかった。どういうわけか、ダンのペニスはアンジーのディルドより、しゃぶっていてずっと気持ちよかった。頭部は、ディルドよりもずっと柔らかく、舌に力を入れて擦ると、それに応じて柔軟に形を変える感じだった。プラスチック製のディルドなどより、ずっと僕の口に馴染む感じだった。男性の身体についているという事実を無視すれば、ディルドなどより本物の方が、吸っていてずっと気持ちいいと思った。
ダンの出す声やペニスのヒクヒク動く感触から、どうすればダンが喜び、どうすると嫌がるか、正確に分かるようになった。舌でペニスの下側を擦ると喜ぶようだった。それに、歯で茎をとても軽く引っ掻く感じにするのも喜んでいた。逆に、歯であまり強く引っ掻いたり、あまり長く続けたりするのは嫌がっていた。確実に言えることは、彼のペニスを根元まで飲み込むと、とても喜んでいたということだった。彼の陰毛が鼻先をくすぐるくらいに飲み込むと、ダンはとても気持ちよさそうな声を上げていた。
どのくらいの時間、ダンのペニスをしゃぶっていたか分からない。それに、その間、アンジーが何をしていたかも分からない。ただ分かったことは、その行為の終わりがあっという間に来てしまったということ。
ダンの声が聞こえた。「おお、いいぞ。お前、ずいぶん上手だな。そろそろお前に褒美をくれてやろう!」
ダンに両手で頭を押さえつけられ、一瞬、恐怖を覚えた。ダンが、アンジーにしたように、喉奥にぐいぐい抜き挿しを始めるのではないかと思ったから。
でも、それも違った。ダンは頭を押さえたままでいた。そして後ろからアンジーが言うのが聞こえた。
「飲むのよ。ダンのクリームはとても大切なの。無駄にしてはいけないの」
最初、アンジーが何のことを言ってるのか分からなかったけど、次の瞬間、ダンの熱い精液がジェットのように口の中に噴出した。これにはビックリして、思わず顔を引っ込めそうになった。たぶん、そういうわけでダンは頭を押さえつけたのだろうと思う。私が逃れようとするのを防ぐため。