「あうっ!」
イサベラは哀調に満ちた声を上げた。逃れようともがくが、どうしようもできない。身体的な苦痛より、辱めを受けているという気持ちの方が勝っていた。そして、認めたくないのではあるが、興奮もしていた。どうか、レオンには、太ももの間に温かい湿り気ができていることが見つかりませんようにと、心の中で祈った。だが、まさにそんなことを心に浮かべたとき、彼の指がさらに下方へと忍び込んできた。
「ああ、イサベラ…」
レオンは、イサベラのその部分が湿り気で光沢を帯びているのを見つけ、呟いた。そのピンク色の谷間を彼の指が優しくなぞった。まるで動物が牧草をむさぼるかのように、彼の指先は、イサベラのその部分にある小さな突起を擦った。苦しいほどじれったい愛撫を繰り返す。
「あ、ああん……」
官能的な肉唇を優しく剥き広げられ、イサベラは悩ましい声を上げた。肉芯の内部が晒され、ひんやりとした外気に触れる。身体じゅうの全神経がレオンの次の愛撫を求め、意識が集中していた。左右の太ももが自分の意思を持っているかのように、勝手に少し開いていた。
だが次の瞬間、再び尻頬を軽く叩かれる。
「イヤッ!」 イサベラは陸に上がった魚のように身体をひきつらせ、怒った声をあげた。
しかしレオンは繰り返し叩き続けた。イサベラのもがきは次第に必死の様相を帯びてきていた。とはいえ、女芯の部分は、燃えるような痛みの快感にヒクヒクと痙攣していたのではあるが。
それを見透かしたように、レオンはいきなりイサベラの淫らな女芯の中へと指を突き入れた。それを受けてイサベラは悲鳴を上げ、身体を大きくよじった。その結果、身体ごと前につんのめり、レオンの膝から床へと落ちてしまった。熊の毛皮一枚が敷いてあるだけの石床にである。
イサベラはぎこちない動きで片肘を突いて身体を起こし、頭を振って顔にかかった髪の毛を後ろに払いのけ、レオンを睨みつけた。怒りに燃えた目で睨んだものの、レオンの瞳には面白がっている表情が浮かんでいた。