男性にアヌスを舐められ、あっ、あっと声を上げて快感に浸っている私…。
ふと気がつくと、ダンが私の脚の間に手を入れ、小さな陰嚢を優しく揉んでいるのを感じた。さらには私の勃起した小さなおちんちんも優しくしごいてくれている。
すでに興奮がとても高まっていて、普通だったらベッドに射精してしまっていてもおかしくなかったのだけど、ダンは、イキそうになると巧妙に私の睾丸を引っぱり、そのためにオーガズムに達するのを防いでいた。
私はいつしかアンジーのあそこから顔を上げていた。彼女の広げた脚の間にいつつも、両ひじをついて顔をあげ、ダンの口唇愛撫を受けながら、ああっ、ああんと喘ぎ、悩ましい溜息をついて快楽に浸っていた。
すると突然、ダンがアヌスから舌を引き抜き、私の真後ろの位置に膝立ちになった。そして、そのすぐ後にローションをつけた指がアヌスに触れるのを感じた。それが滑るようにして中に入ってくる。その瞬間、私は思わず、ああ、いいぃぃ…と快感の声を出していた。
ダンは最初は1本指で、その後、2本指で私のアヌスに出し入れを続けた。数分間続いたと思う。彼は指で私のアヌスを犯しながら、もう一方の手では睾丸を包み、優しく揉んだ。私がイキそうになると、毎回、すぐに睾丸の根元をギュッと引っぱり、オーガズムに達するのを遅らせた。ダンの巧みな愛撫のもたらす快感に私はすっかり翻弄され、ひっきりなしによがり声を上げていた。
3本目の指も入れられた時、私はもう我慢ができなくなっていた。小さな声だったけど、「お願い、私を犯して」とねだる言葉を繰り返し吐くようになっていた。腰が勝手にダンの手へと突き返すように動いていた。指で与えられるもの以上のものが欲しくなっていた。
そして、とうとう淫欲の情熱に駆られ、私は大きな声で叫んだ。
「お願い、ダン! おちんちんで犯して! 中に入れてほしいの。私に本物の男のおちんちんを感じさせて!」
そのすぐ後に、ダンのペニスの頭部がアヌスに入ってくるのを感じた。生れて初めての経験。ディルドを入れられるのは慣れていたけど、彼のはそれより太く感じたし、気持ちよさの点でも勝っていた。温かく柔らかなのにもかかわらず、芯があって固くも感じられる。
頭部が入った後、ダンはさらに数センチ中に入れ、私に「大丈夫か?」と訊いた。
「いやっ! もっと入れて欲しいの! ダン、お願い。やって!」 そう言いながら、お尻を彼に向けて突きあげた。
するとダンは背中に覆いかぶさり、私を持ち上げ、四つん這いの姿勢にさせた。首筋や背中の肌に唇を這わせながら、さらにもう数センチ入れてきた。あそこの中にみっちりと埋め込まれる充満感に、再び、溜め息が漏れる。
ダンはそこまで入れた後、ゆっくりと出し入れの動きを始め、また少し奥へと入ってきた。
その間アンジーが何をしていたか、私には分からない。四つん這いにされた後、まるで犯される私を見ているかのように目の前に彼女の陰部があったのは覚えていたけど、次の瞬間には、彼女はどこかへ行ってしまっていた。でも、本当に正直にいえば、ダンが出し入れを始めた後は、アンジーが何をしているかは全然気にしなくなっていた。
ダンは何分かゆっくり出し入れを繰り返した後、次第に深々とえぐる動きに変わってきた。突き入れるたびに、少しずつ深度を増していく。一度にたくさんではないけど、徐々に奥へと入ってきているのは確かだった。そして、いつしかダンの太ももがお尻に当たるまでになっていた。
この時までにすでに私は常時よがり声を出している状態になっていた。ああん、ああんと声を出し、もっと強くやってとよがり、ねだる。
男性にされるのは初めてだったけど、バージンであると言うのは間違いだ。その時までに1年以上はアンジーにアナルセックスをされていたので、アヌスを貫かれることには充分慣れていたし、その快感も教え込まれていた。それに実際、ダンのペニスはアンジーのディルドなどとは比べ物にならないほど気持ち良かった。いくらされても満足できず、もっと、もっと欲しくなるようになっていた。
ダンは、私が充分対応できるのを知ると、本格的にピストン運動を始めた。力強い出し入れを受け、私はさらに快感の渦に翻弄されていった。
それまでは四つん這いだったけれど、今度は上半身を持ち上げられ、両膝をついた姿勢にさせられた。後ろから彼の両腕に包まれ、抱きしめられた。胸元、胸、脇、お腹と身体じゅうの肌に彼の手が這いまわり、優しく擦られた。
ダンは私のあそこに力強くペニスを突き入れつつ、睾丸を撫でてくれたし、私の胸にたまった贅肉もいじってくれた。どうしてか分からなかったけれど、胸の贅肉を揉まれ、とても気持ち良かった。
さらには、首筋や耳、そして肩の肌にキスされ、甘噛みされた。これも本当に気持ち良く、私はうっとりと陶酔しながら、その愛撫を受けとめた。理由は分からないけれど、これが、本当の男性が女性を愛するやりかたなのだろうなと感じていた。
ダンの愛撫やキスを受け続け、私はオーガズムの直前にまで高められていた。いつでも爆発的にイッテしまいそうと感じていた。でも、ダンは私を絶頂のがけっぷち状態に保ち続け、決してその先に行かせてくれなかった。
ダンは様々な体位で私にセックスを続けたけれど、私が一番好きな体位は終盤に差し掛かった時にしてくれた体位だった。ダンはいったんペニスを引き抜き、私の身体を半転させ、仰向けにさせた。そして素早く私の両脚を大きく広げ、押し曲げ、胸に膝がつくほどにさせた。その姿勢にさせた瞬間、再び私の中に戻り、今度は全力を使って激しいピストン運動を始めたのだった。
この体位だとダンの顔が見えるので、私は大好きだった。ちょっと白髪が混じっている茶色の髪の毛。顔にはしわも浮かんでいるけど、渋い男らしい顔。胸は逞しい筋肉がついていて、お腹は引き締まり、腹筋が何筋か浮かんで見える。なかなかのハンサムで、とても素敵に見えた。その素敵な男性が、険しい顔をしながら私を見つめ、激しく動き、快感を与えてくれている。
彼を見つめていると、顔に限界に差し掛かっている兆しが浮かんでいるのが見えた。そう長くはもたない様子だった。そう気づいたのと同時に、私はアヌスをきゅきゅっと締めつけ始めた。
「おおっ! そいつは効くな。もうすぐイキそうだぞ。お前のまんこにいっぱい出してやる!」
その1秒後、身体の中、ダンのペニスがさらに大きくなるのを感じ、そのさらに1秒後、私の中で彼が爆発するのを感じた。熱いものが直腸を満たし、それとほぼ同時に私の小さなペニスが噴射を始めた。こんな激しい射精は初めてで、いつまでも噴出が収まらないのではないかとすら思った。まるで、ダンのペニスが体内で噴射するたびに、それとシンクロして私のペニスも噴射しているような感じだった。こんな素晴らしい感覚は、それまで味わったことがなかった。
彼のペニスは私の中で依然として射出を繰り返していたけれど、ダンは私の顔の左右に両ひじをついて覆いかぶさり、唇を重ねてきた。私も両腕を彼の背中に回し、彼を包み込むようにして抱きしめた。ふたりとも互いに舌を出しあい、口の中、絡み合わせた。
そして、それがその夜のことで私が覚えている最後のこととなった。