レオンは残念そうに瞬間、目を閉じた。まるで苦痛を感じたような表情で。
「俺の部下たちが外で待っているんだ」
「だったら、行けばいいわ」 イサベラはいらいらしてそう言い、ベッドの反対側に這い、端に座り、脚を床に降ろした。「自分を楽しませる他の方法を見つけるから」
緊張感がある沈黙の後、「説明せよ」とのレオンの声。
「部下が待っているんじゃないの?」
イサベラは興味なさそうに、足でベッド下のスリッパを探しながら、そう言った。
レオンは大股で、イサベラが座る側に周り、彼女の前に立った。
「誰と楽しむつもりだ? 俺の衛兵はこの城に誰も入れるなとの命令を受けている」
イサベラは片眉を吊り上げてレオンを見上げた。「まだここにいたの?」
「イサベラ、お前は危険な遊びをしている。俺の質問に答えろ」
「多分…」 とイサベラは固唾を飲み、何か良い答えがないかを視線を踊らせた。「多分…自分で自分を楽しませるつもり」
イサベラはレオンが自分を鋭い眼で見降ろしながら口元を動かすのを見た。
「俺に見せてみろ」
その声にイサベラは背筋に何かが走るのを感じた。自分が言った言葉をレオンがどう解釈したかを、その時になって気づき、彼女は頬を赤らめた。
私にできる?
イサベラはレオンを見上げ、それから伏せ目がちになって、ためらいがちに両手を胸の前に添えた。
手のひらをお椀のような形にし、左右の小さな乳房を覆った。指の間からつぼみのような先端が顔を出してる。伏せ目にした長いまつげの先、ちらりとレオンを盗み見すると、自分を見つめ、立ちすくんでいる姿が見えた。
次第に大胆な気持ちになり、イサベラは両手を下へと滑り降ろした。膨らんだお腹から左右の太腿へと擦り降ろし、再び胸へと擦り上げる。
レオンならこうしたいだろうと、親指と人差し指で優しく乳首をつまんで、つねり、こねてみた。何か熱いものが太腿の間に湧いてくるのを感じた。
レオンに見られているのを知りながら、こうして両手で乳房をいじっている。その自分の両手を見ながら、イサベラは、この行為の放縦さに思わず口を半開きにして、小さな声を漏らした。
「その可愛い太腿の間を触ってみろ」
彼の命令に従い、お腹の先へと片手を滑り降ろした。心臓が高鳴るのを感じる。その部分を手のひらで覆い、頬がかっと熱くなるのを感じた。
さらに勇気をかき集め、その部分の薄い縮れ毛に指を通した。このようなことをしているのは何のためか、目的を見失うことはできなかったから。
「脚を広げろ。俺にお前の大事なところを見せるんだ」
彼の言葉に、花弁にしずくが溢れた。両手を使って、脚を開いていく。熱を帯びた肉襞に冷たい空気が触れるのを感じる。
レオンはイサベラの前にひざまずいていた。脚の間をさまようイサベラの手から、一度たりとも視線を外さない。イサベラは固唾を飲んだ。
「つぼみに触ってみろ」
思わず、ああんと小さな喘ぎ声が漏れた。人差し指を伸ばし、その指先で疼き始めた突起を優しく押した。すでに熱く濡れきっていた。その刺激は強烈だった。イサベラは、ゆっくりと小さく円を描く動きになっていった。