レオンはイサベラの片脚の足首を握り、自分の胸板へと持ち上げた。足裏が胸板につくようにさせた。その彼女の足に顔を向け、唇を押し当てた。
「俺がいないときは、こんなことをやっているのか?」
そう訊きながらも、彼は赤い縮れ毛の下に潜む小粒の宝石から目を離せなかった。
「レオン…あんっ!」 イサベラは喘ぎ声を上げた。
これは淫らで罪深いこと……。修道女たちに禁じられた場所を触りながら、裸の身体を淫らに広げている…。腰がせり上がって、お尻がベッドから浮いている……。頭を振り、髪の毛が頬を叩いてる…。はあっ、はあっ、はあっと呼吸が短くなっている……。胸が上下に波打って、太腿がぷるぷる震えてる……。
レオンは前のめりになり、滴を湛えキラキラと輝いている肉襞を舐めた。焦らすように舌でこね回した。
「い、いやーんッ…!」
イサベラは泣きそうな声を上げ、下半身を強張らせた。
「可愛いな」
そうレオンは呟き、指を1本、イサベラの中に滑り込ませた。
「ああ……!」
入れた指が熱い肉壁に捉えられ、締めつけられるのをレオンは感じた。言葉によらずに、レオンを誘っている。
イサベラの狭い入り口を指でふさいだまま、レオンは彼女の疼く突起に口をあて、吸い、そして甘噛みした。イサベラがベッドの上、のたうち回り始めるまで、それを続けた。彼女の指はレオンの髪を掴み、自分の急所へと引きつける。
間もなくイサベラはレオンの口に股間を突き上げ始めた。身体が溶けだし、そして全身を震わせながら絶頂に達した。
レオンはイサベラの脚を肩から降ろし、立ち上がった。そしてイサベラの誘惑的な姿を見下ろした。
火照った白肌。恍惚とした表情。吸ってくださいと訴えているような、柔らかそうなピンク色の陰唇とツンと尖った乳首。
レオンは苦しそうに唸りながら、後ろを向き、手をくし代りにして乱れた髪を直した。イサベラの妖しい姿態にズボンの中、分身がひくひく踊っていた。だが、イサベラもお腹の中の子も守るためには、この誘惑に負けてはいけなかった。レオンは辛い気持を抑え、イサベラを一瞥もせず部屋を出た。
イサベラは、握りこぶしを口にあて、噛みながら涙が溢れるのを堪え、レオンが出ていくのを見ていた。これからの毎日、彼は戻ってこないかもしれないと恐れながら暮らすことになるの?